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講演会感想録


冨永さん,本日はご指導頂きありがとうございました。

僕達情報学部生は,「日本語表現法」という授業を必修で受講することに
なっています。僕は確か「優」で通っていたと思います。が,今回の講座では
ボロボロでした。
以下,今日のメニューに沿って,3つの感想を書きます。

1.記述文の書き方について
 僕の場合,レポートを書く時など,どうしても小手先の文章表現で
 誤魔化してしまう傾向があったので,今後の反省材料にしたいと思います。
 まずは,文章の骨格である「論理性」を組み立てる,必要十分な情報とは何
 か,判断できるようにしようと思います。
 (演習では「素材」に気づかなかった1人です)

2.わかりにくい文章について
 わかりやすい文章に1歩でも近づくために,まずは,結論→総論→各論という
 流れを自分のものにしようと思いました。

 テクニックだけではなく,相手(読み手)のことを考えて伝えるという心構えも
 重要,というお話がありました。これは,わかっているつもりでも,実際は
 自分にとって既知であるという事実が邪魔になり,徹底するのが難しい
 ですね。これはもう経験値の差だと思いました。

3.プレゼンテーションについて
 「グラフは多弁であり,出せばいいというものではない」という言葉にドキッと
 しました。具体的な数字さえ出せば,割と説得材料になるのではないかと
 思っていたのですが,甘かったです。その数字を出したことで何を言わんと
 しているのか,はっきり提示しなければいけませんね。

今日の講座は,文章を書く理論から具体的なテクニックまで,充実した内容
だったと思います。ありがとうございました。

(静岡大学堀田研究室3年・山田智之)


冨永さん、ご指導をありがとうございました。

書くことが難しいということは、
卒論を書いている中で身にしみて実感しています。
もしかしたら書くことの打開策を教えていただけるのではないかと思って参加しまし
た。
耳が痛いお話、とても役立つお話をいただきまして、大変感動しました。
「わかりやすい文章」は訓練して書けるようになるもの、と認識しましたので
卒論、Web日記を書くときに常に気をつけて実践していこうと思います。

また、書くことのテクニック的なお話以外で
特に心に残ったことは、次の2点です。

1.「何を伝えることが必要かを知るためには経験が必要」との説明
2.NECソフトウェアで働いていらした時の話

1.「何を伝えることが必要かを知るためには経験が必要」との説明
 『分かりやすく説明するためには、話すことに優先順位をつけなければならない。
  相手に分かりやすく伝える時
  何を伝えることか必要なのか、ということを知るには経験が必要。
  テクニカルライターはフロッピーディスクを説明するときに
  必要十分な情報が何かが分かる。』
 という説明を受けて、なるほど!!と納得しました。
 そして、
 『そういう経験は今日のような表を書きながら
  繰り返し練習することでも身につけることができる。』
 という話を聞いて、自分にもできるのだ!!と感動。
 先日、ローマは一日にしてならずの例え話を聞きました。
 書くことも、地道な練習の成果だと再認識しました。

2.NECソフトウェアで働いていらした時の話
 4月からの就職を控え、働くことについて考えていましたので
 現場でのお話を聞くことができて大変うれしく思いました。

(静岡大学堀田研究室4年・具志堅映)


冨永さん、ご指導ありがとうございました。

今日の講義で特に心に残ったことは、
次の2つです。
(おっしゃったこととイコールではありません。)

1.文書は、必ず読み手と目的が決まっている
「相手がだれかによって、説明する内容が異なってくる」
その通りです。
読み手を意識することはわかっていても、
読み手について理解する努力が足りないと思っていたのです。
冨永さんのこの言葉はとても心に響きました。
「目的を果たしていない文章は、わかりにくい文章」
書き方を注意するだけではだめだということに、
気づくことができました。
何のためにこの文書を書いているのか、なぜこのプレゼンをするのか、
常にこの言葉を念頭において作業したいと思います。

2.文章の骨格が大事。きっちりした骨格をまず作る。
「ここが重要、肝心・要」だということはよ〜くわかっているつもりです。
しかし、いつもできないで悩むのもこの骨格作りです。
村上さんの質問に対して冨永さんが答えてくれたことが
とてもいいアドバイスになりそうです。
この作業について、もっと詳しい話を聞きたいと思いました。
「ものをよく観察すれば、何が必要か見えてくる」
この言葉をしっかり頭に刻んで、骨格作りに取り組みたいと思います。
「骨格がきちんとできていれば、接続詞はいらない」は、
現在進行中で感じていることでした。

最後に、自分への課題をもう1つ。 基礎と応用を帯グラフのように表現するというような発想、 概念を図であらわす力を、ぜひ身につけたい思いました。

(静岡大学堀田研究室大学院2年・齋藤智世)


昨日の充実した研修の成果がいつかでることを願って
メールでも、わかりやすく書くことをつとめます。

講座の反省
 (1)記述式の書き方について
 (2)わかりにくい文章について
 (3)プレゼンテーションについて

 (1)記述式の書き方について
   実際に自分の書いた文章には  
   ・整理する段階で必要な要素が抜けていた
   ・話す順序を意識していなかった
   ・実践は書けるけど、論理性に欠ける
   ことがわかりました。
   富永さんの「頭の中で絵がかけるように説明する」という言葉に納得しまし た。

 (2)わかりにくい文章について
   演習を通して、長文になっても気付かない自分がいました。自分の文章に
   いかに長文が多く、分かりにくかったのかに気付きました。
   (「〜し」「〜して」とか接続詞を自分はよく使います!)
   ”一文は50文字以内””読み手の知りたいことを先に伝える”ことを心しま す。

 (3)プレゼンテーションについて
   自分に一番欠けているものです。
   「プレゼンもコミュニケーションだ」ということを自分の中で理解していませ んでした。
   ”相手の中にイメージとして残っているか”が大切で、そのために、概念図に表したり
   具体例を出すのだと教えていただきました。
   自分が伝えたい→相手に分かりやすい→相手が知りたい
   と思えるプレゼンを”やりたい”と思っています。
   授業の中でも、取り入れていこうと思いました。
   (子どもにやれ、と言って自分ができないのでは、子どもに力がつかないです から) 

 できている”つもり”が一番だめだと思いました。
 できない自分を向上させるよう、日々の授業で気を付けたいと思います。
 
 富永先生には、体調不良の中を2時間以上の講義・演習をしていただき
 本当にうれしく感じています。自分を磨いて、また、2回目の研修に参加
 させていただきたいと思います。
 堀田先生、このような機会を設定していただきありがとうございました。

(久留女木小学校教諭・工藤幸徳)


富永先生,楽しいお話をありがとうございました
富永先生,楽しいお話をありがとうございました。

「わかりやすい文章の書き方」
は,1日にしてならず!!

演習は難しかったです。
自分の力不足を痛感しました,
・読みとる力がなく,分かりにくい点を気づけないこと
・語彙が少なく,言い換えたり相手の望む言葉を考えたりできないこと

私の場合,
理論的に学び,技術を習得するのには,
相当の訓練が必要なようです。

学校現場ですぐに使える内容でした。
総合の時間にねらっている「表現力」を具体的に明らかにしていただけたように思い
ます。

子どもたちに合わせてフォーマットを考え, 実践していこうと思いました。
努力目標ができ,うれしく思います。

堀田先生,お誘いいただきまして,本当にありがとうございました。

(名古屋市立大和小学校教諭・小栗 ちず子)


 講座ありがとうございました。

 受講しての私の感想です。
 
 常に,何が言いたいのと指摘される  私にとって,昨日の悪い例として挙げられる文章は,  すべてズシスジと響いてくるものばかりでした。

 その中で特に,
 ・論を通し,文章のねじれが無いようにすること。
 ・意味の無い接続詞で文章を並列につなげず,短い分で
  簡潔に述べること。
 ・相手を意識した論の展開を図ること。
 の3点にまずは絞って取り組みたいと思いました。

 私は今,ちょうど書きかけの原稿があります。その原稿が,論が通った文になるようにまずは見直したいと思います。

 ありがとうございました。
 次回を楽しみにしています。

(浜松市博物館指導主事・小川雅弘)


昨日は、「わかりやすい文章の書き方」講座に 参加させていただき、ありがとうございました。 明日締め切りの論文を書いている最中ですので、 非常に参考になりました。

印象に残ったことが三つありました。

一つ目は、「記述ということは、統一ある絵を
描くことと同じである」ということです。
  確かに、すばらしい文章には、美しい絵を
  見たときと同じような感動を覚えます。少し
  でも、それに近付きたいものです。

二つ目は、「相手を意識して書く」ということです。
  今までは、意識しているつもりでもあいまいに
  なっていたことが多かったようです。便りを書く
  際にも、子供相手の文章になったり、保護者
  相手の文章になったりしていました。もっと、
  しっかりと意識していきたいと思います。

三つ目は、「論理性が一番大切」だということです。
  確かに、分かりやすい文章は、論理がしっかり
  しています。表を作るなどして、テクニックを磨い
  ていきたいと思います。

これからは、この三つを意識して、文章を書いたり、 作文指導に臨んだりしたいと思います。本当に、 ありがとうございました。

(浜松市立上島小学校教諭・間宮年弘)


講座に参加して,自分が,いかにいい加減に文章を書いていたかがよく分かりまし た。

自分は,正直言って,この講座のようにまじめに文章の書き方を勉強したことはな かったです。相手にきちんと伝えるためには,きちんとした技術をもたなければいけ ないのですね。

自分の文は,長くて,言いたいことが伝わりにくいと言われてきました。1文50文字以内でシンプルに書くことをこれから心掛けたいと思います。 他にも,次のようなことを今後意識していけば,自分の書く技術も進歩すると思いま
す。

○目的によって書き方が違うこと
○リズム感のある書き方の工夫をすること
○構成がしっかりとしていれば,接続詞は不必要であるということ
○プレゼンが相手とコミュニケーションを図る手段として使われるべきこと

また,最後に言われた「相手を意識して伝えることが,心の教育となる」という考え が,とても印象的でした。情報教育を行うときに,常に心に留めて指導していくべき ことだと思いました。

学んだことが生かせず,添削されそうな文となりましたが,とてもよい刺激となった ことが伝われば幸いです。 近い将来に,パラグラフライティングの講座も開かれることを楽しみにしています。 このようなよい機会を提供していただき,ありがとうございました。

(浜松市立浅間小学校教諭・坂口幸広)


先日は講座ありがとうございました。

6つほど感想を書きます。

1 イメージとしてとらえる

 「頭の中で絵が描けるように」というのが
 絵かきうたみたいだな,と思いました。
 言葉だけで説明されていたことを図にして説明されると
 すごくわかりやすくなるのを実感しました。
 同時に,的確に文章を図で表すというのは簡単にできるものではないことも
 感じましたので,修行したいと思います。


2 対象物の特性を取り出す力

 「対象物の特性を取り出す力を出せるかは経験値による」
 というようなことをおっしゃっていましたよね。
 自分ならどう説明するかを考えながら
 これからものを見ていきたいと思います。


3 論理性

 今日,卒論を見直していたら,いかに変な論理,
 変な順番で書いているかを実感しました。
 今回の講座のおかげで,すこしは論理の通った文章になりそうです。


4 接続詞はあまり使わない

 「『そして』はあまり使わないんですよ」という
 富永さんのお言葉を聞いたとき,執筆中の卒論のことが頭に浮かびました。
 その序論には,「そして」「その後」で
 つなぎまくっている部分があったのです。
 しっくりこないのはわかっていたのですが,
 どうすることもできないままでした。

 「論理が通っていれば接続詞なんて要らない」というのは
 その通りだと思いました。
 接続詞のない文章を目指していきます。


5 一文が長い/修飾語,被修飾語が離れている

 僕の文章は,気づくと2,3行にまたがった文章になっていることがあります。
 主語と述語,副詞と動詞が離れていたりということも,
 このメールを書きながら何度もありました。
 あとで気づくのではなくて,
 書きながら短くまとめていけるようにならないといけないと思いました。


6 ユーザー中心のデザイン

 文章を書くことも,「ユーザー中心のデザイン」なんだなと思いました。
 「読み手や目的に合わせて書く事柄を選択する」というのも,
 Web制作と一緒だなと思ってしまいました。

「『レポートをとにかく出せば授業の単位が出る』というのがよくないんだよ」
 ある大学の先生のお言葉です。
 極端に言えば,今までただ書き散らしていただけだったのです。
 どういう文が良くて,どういうのが悪文なのか。
 自分の文のどこがおかしいのか把握する力のないまま,
 卒論を執筆する学年になってしまいました。

 文章を書くたびに,一応推敲のようなことをしてはいました。
 しかし,どう書けば相手にうまく情報が伝わる文になるのか。
 それをはっきりと自分で意識して書いてこなかったのが
 よくなかったんだなと認識しました。

わざわざ浜松まで来ていただき,ためになる講座をしていただいて
ありがとうございました。
また今度,パラグラフライティングの講座が開かれることを
期待しています。

(静岡大学堀田研究室4年・宮崎議弘)


先日は、「わかりやすい文章の書き方」についての講習会を
ありがとうございました。
最近、ソフトのマニュアルやカタログ等で校正をすることが
ありまして、こちらの講習会に参加させていただきました。

講習と実習という形で退屈することもなく、内容の濃い講習会で
とてもためになりました。
久しぶりに頭を使いきったという感じで、文章をまとめるということは
思ったより大変でした。
解答の方も、全然、うまくできませんでした。
先生の解答を聞いて、納得するばかりでした。
いかに今までの校正が適当であったかと感じました。
プレゼンが一番難しく、どこがまずいのか、なかなか修正できません
でした。

日常でも、私は説明するのが下手で、簡単にまとめようとすると
返って何が言いたいのか分からないことが多いです。
自分ではなく、「相手の立場になって」というのが、思っているよりも
難しいことだが、とても大切なことだと実感しました。

また、まとめた資料が用意されていたので、書き留める必要もなく
聞く方に集中できました。
こちらの資料を見直して、次回の校正時に役立てたいと思います。
すぐには、出来ないかもしれませんが、経験を積んで慣らしていき、
分かりやすい表現になったのか常に心がけていきたいと思います。
あと、時間どおりに進められたことが、さすがプロだと思いました。

このような講習会がありましたら、是非、また参加させてください。
今後もよろしくお願い致します。ありがとうございました。

(スズキ教育ソフト技術・開発部第2開発課・野本直子)


 今回、わかりやすい文章の書き方の講習会でご指導いただき
ありがとうございました。この講座で私は文章を書くことを恐れる
気持ちがずいぶん薄まりました。私の言う「文章を書くことを恐れ
る気持ち」は、文章を上手く書けないから書きたくないと感じる気
持ちです。

 いつも、私は文章を上手く書こうと表現力や演出力にこだわり、
こだわるためにますます書けなくなります。表現力や演出力のあ
る文章が良い文章だという思いこみが私にはありました。けれど
も、冨永先生が論理がしっかりしている文章がわかりやすく良い
文章だと指導してくださり、それまでの思いこみが誤りだとわかり
ました。表現力不足などによる苦手意識をとることができました。
 また、論理的な文章を書くための手順として情報を整理する表も
教えていただき、演習もしました。情報を意識して整理することは
ほとんど経験していなかったので、とても貴重でした。表にすること
で何を書くべきか明確になり、文章を書きやすくなったと感じていま
す。情報を整理してから書いた文章は読んでもわかりやすい良い
文章と私にも感じられました。

 私は会社で、カタログやマニュアルを作成する部署に所属していま
す。ただ文章を書くことではなく、わかりやすい文章を書くことが最も
求められる部署です。それなのに、これまでは、文章を書くことだけで
恐れがあり、読む人にわかりやすいかということまで頭が回らなかった
ことが多々あったと反省しています。
 今後は、今回おこなった演習のような訓練を繰り返すことで情報を整
理することに慣れ、書くことに対する恐れを無くしたいです。また、読む
人にとってわかりやすいかという視点をいつも忘れず、わかりやすい文
章を書いていきたいと思います。

(スズキ教育ソフト開発部・竹内真理)


テクニカル・ライティング講座に参加して
     スズキ教育ソフト株式会社 技術・開発部 菊池典子

講座において学べたことは、
生の情報から効果的な文章を作り出すのに最も必要な技法は何か?
ということだったと思います。
これらは文章構成力であり、文章作成力でした。
わかりやすく正確に、そして効果的に表現することがいかに難しいのか、
日頃何気なく書き綴っている自分の文章が、
いかに目的を達していなかったかがわかりました。
また、単に文章を書く手法にとどまらず、全体の内容・構成を検討する方法や、
図・表によるビジュアルな表現方法も含めて、
教えていただけたことは大変勉強になりました。

今までは、思うように自分の考えを文章に表現出来ずにいました。
しかし、今回この講座に参加させていただき、
効果的に書き表す方法を掴む事が出来た気がします。
文章を書く際、相手をきちんと意識すること、
そして読み手が必要としてる情報の特定をしなければならないということは、
何気に忘れがちでした。
最後に教えていただいたように、
考え、話し、読み、聞き、そして書くこと、確かにどれが欠けていても、
人と人とのコミュニケーションは上手くいかないものです。
顔を合わせずに文字だけで気持ちを伝えあわなければならない分
『書くこと』は非常に重要な部分でしょう。情報を整理し相手を知り、
より効果的な表現方法で伝えなければならないと強く感じました。

私も、組織の一員として製品(商品)に関わっている以上、
文書作成に無縁ではありません。
マニュアルのみならず企画書・仕様書や、報告書、
社内外へのプレゼンテーションなど
文書作成の機会は今後も多々あることと思います。
特に、受講しながら、社内業務でマニュアルを書く際には、
読み手にとってわかりやすく使いやすいものにするとともに、
製作工程を効率化出来ることにも繋がることと感じました。
もちろん日常生活においても
効果的に自分の考えを伝えることにも繋がると考えます。
仕事や生活の中で、今回学んだことをいかし、
より効果的な文章を作り出せるように心がけていきたいと思います。

(スズキ教育ソフト株式会W社 技術・開発部 菊池典子 )



分かりやすい文章の書くことは、
自分にとって、最も足りない力の一つだと感じていました。
正直言って、受講する前は、どんな講座なのだろうと
少しびくびくしていました。

いつも、くどくど書いてしまうので、
すっきりとした文章を書きたいと思っていました。

冨永先生の講義から感じたことは、

・テンポがとても心地よい
・時間ぴったりで計算し尽くされている
・講義の準備にたくさんの時間をかけ緻密な組み立てがされている。
・講義の発問の全てが、考えられている。
・受講者をやってみようという気持ちにさせる。
・内容が分かりやすいだけでなく、確実にスキルを身につけさせている。

など、授業のテクニックということにおいても、すごさを感じました。

文章の書き方のテクニックだけでなく、
書いた文章を読む相手をしっかり意識して書くことが大切なんだと
強く思いました。

(浜松市砂丘小学校教諭・宮本朋典)


テクニカルライティング講座を受講して、
特に次の2点が印象に残りました。

1.書くことと話すことは同じ
プレゼンテーションや輪講のときは、
相手のことを考えるように心がけていました。
しかし、文章を書くということについては、
レジュメ以外はほとんど相手のことを考えずに書いていました。
特にレポートを書くときは、書き上げるのに精一杯でした。
レポートを完成させることで、自己満足をしていただけだったと思います。
書くときも相手のことを考えて、相手によってどのように
変えたらいいのかを学習していこうと思いました。

2.「そして」は上級者向け接続詞
幼い頃から文章を書くことが嫌いで、
意味もなく「そして」を多用していました。
冨永さんのこの言葉を聞いて、ドキッとさせられました。
私が文章で使っている接続詞には
ほとんど意味がないと気付きました。
もっと文章を構造的に考えて、書くという訓練が必要ですね。

講座後も相変わらず文章が下手ですm(_)m
努力あるのみです!

(堀田研究室3年・清水智子)


「わかりやすい文章の書き方」講座に参加して

この度は、当講座に参加させていただきましてありがとうございました。
私が管理する部署は、当社ソフトウェアのマニュアル作成、カタログ作成等、
この講座の趣旨と合致する文章作成業務がメインとなっており、社内教育が
滞っている所へ、このような内容の講座を紹介していただいた事は、
大変タイムリーでした。

弊社の製品は学校教育用の為、特に注意しなければならない事が多々
あります。
例えば以下のような名詞があります。
「センサーorセンサ?」「ユーザーorユーザ?」
理科ではセンサー、技術家庭科ではセンサと表記されていますが、
単語ひとつとってみても、どのように表記しなければならないか留意する
必要があります。
また、「子ども」なのか「子供」なのか。
このような表記は編集スタンスで決めれば良いかと思いますが、名詞の
扱いに関しては部員へ指導することが比較的簡単です。
しかしながら、文章表現の指導となるとなかなか難しいと感じていました。
説明をする文章を書く場合の考え方の手順、プライオリティの置き方、
それらの留意点など、日頃悩んでいる所ではありますが、ともすると
時間(〆切)に流されてしまって、納得がいく物が作れないでいました。
講座の内容は、日頃悩んでいる者にとっては灯りをともしてくれるような
感覚を持ちました。

また、社内教育の事ばかりではなく、自分自身の文章に対する見方も
改めて反省することが多々あり、自分を見直すよい機会にもなりました。

講座内容は講義を聴くだけに留まらず、演習も含み、短い時間では
ありましたが実に内容の濃い講座になっており、体調がすぐれない中、
熱心に講義していただきまして大変感謝しております。

これからは、紹介していただいた文献等を揃え、文章表現に対する評価を
高くし、品質の良いマニュアル、カタログ、プレゼンテーションの作成に
心がけていきたいと思います。

懇親会の席では、日頃悩んでいる事の相談にのって頂けたらと思って
おりましたが大変残念でした。
またの機会を楽しみにしております。

(スズキ教育ソフト(株)技術開発部部長 有谷仁志)


富永先生の講義の中での、悪い文章例が、
全て自分に当てはまっているのと思いながら、聞かせていただきました。

その中でも特に、印象に残ったのは以下の2点です。

1.読み手(聞き手)を意識したな文章   
  
  相手が、イメージしやすいように、文章を整理して
  伝えることが大切なのですね。   

  ゼミでも、堀田先生からも
   「森を見せつつ木を見せつつ・・」(全体をみせつつ部分を見せる)
  と、プレゼンに対してのご指導をよく受けます。            
      


2.無駄な接続飼はつかわない!
 
 「きっちりと骨格ができていると、接続飼がいらない」
  この言葉の通り、今までの僕の文章(レポート)は、
  接続飼によって、強引につなげていました。。
  やはり理論立てて、骨格をつくること大切なんですね。 
 
 
 演習形式の講義で、実際に行ってみると、自分ができないことを
 改めて感じさせられました。

 今日は、浜松まで来て、講義していただいてありがとうございまいた。

(堀田研究室3年・仲林裕一)


先日は,「わかりやすい文章の書き方」講座に参加させていただき,
ありがとうございました。
冨永先生の体調が優れなかったようですが,それでも歯切れのよい
お話に聞き入っていました。

大変テンポの速い講座で,私の能力では付いていくのがやっとでした。
しかし,講座から2日経った今,「充実した時間を送ることができた」
という気持ちでいっぱいです。
参加しなければ「わかりやすい文章」とはどんな文章なのか一生分か
らなかったのでは…,と思っています。

では,冨永先生のお話から感じたことを書かせていただきます。


○ 相手を意識することが大切
  深く考えないと書けない…絶えず相手のことを意識する=「心」
  
  冨永先生のこれらの言葉は,当たり前にもかかわらずつい忘れがちで
  あると思いました。教師である私がこの意識を持たなければ,子ども
  にこの力が付きません。今一度この言葉の意味を熟考し,相手を意識
  して話をしたり書いたりしていきたいと思います。
  

○ 「しかし」「また」ぐらいしか接続詞は要らない

  このことは,まさに「目から鱗」でした。接続詞を使うことで,くどい
  文になってしまうことがしばしばあります。使わなくても相手に文意が
  伝わるよう,話の骨格を精選してから書くように心掛けたいと思います。
  

○ より記憶に残るのは,文字+グラフィック情報

  これは,自分の実践発表のプレゼンでも使えることですし,子どもたち
  の発表指導にも使えることです。早速子どもたちにも伝えていきたいと
  思います。

(浜松市立追分小学校教諭・村松一彦)



先日の講座は、演習など楽しく学ぶことができました。
もちろん内容も大変ためになりました。
講師の富永さん、ありがとうございました。

以下感想です。

講義を受けた後、まず思うことがありました。
「もっと書かないとねぇ・・・」ということです。
わかりやすい文章を書こうと思う前に、
日常書いている量が少ないんだよ!
と、深く実感しました。
せっかく有用な講義を受けて、勉強だけしても
文章を書かないことには何の意味もないですしね。

講義の中にはわかっている「つもり」でわかっていない
ことがたくさんあり、さすがプロ!と思わされました。
「わかってはいるけど、実際書くとどうもうまくいかない」
ような事が、はっきりさせることができて、
私の難点が焙り出せたような気がします。

私が普段、レポートやWeb日記で文章を書くときの
悩みといえば、
@「とにかく筆が進まない(机にもつかないのも問題)」
  ・・・これは文章の書き方以前の問題?
A「書き進めば進むで、まとまらない(だらだら時間もかかる)」
  ・・・書き進むスピードも遅いし、推敲も時間がかかるので
    いいかげんになってしまいます。

と、いうことでした。
どちらも本当に悩ましい問題です。

講義を受けて、悩みに対しての
解決のヒントも得られました。

@について
 自分の意識を改めるしかないな、と思いました。
 今回の講義で、富永さんがここまでに至るには、
 相当数の文章を仕事として書いてこられたんだな、
 ということを感じ、
 「スキルを高めようと思う前に、まずは実践だねぇ・・・」
 と反省しました。

Aについて
 今回の講義を聴いて、
 私には、文章の論理性を保つため必要な工程が
 不十分だったな、と思いました。
 例えば、講義で教わった
 「情報の整理」「項目の吟味」「順序だて」
 といったようなことです。
 
 文章を書くときは、「木を見、枝葉を見」
 などということは頭の中にあるんですが、
 木だけでなく森をも見ないといけないな、
 と思いました。
 これからは、執筆にかかる前にまず、項目や
 その順序を意識するようにします。
 
 それから忘れてはいけないのは「相手を意識すること」
 ということですね。
 「相手に分かるかどうか,相手が見てどう思うかが大切」
 プレゼンの話では、 
 「相手に理解してもらって,判断・意志決定をして
 もらうところまでがプレゼン」
 これも忘れないようにします。

めったにない機会で、教えていただいたものですから
ちゃんと実践していきたいと思います。
本当にありがとうございました。 

 #余談ですが、このメールを書くにも、ゼミをはさんで
  10時間かかってしまいました・・。もっと生かさないと・・・。
  余談その2ですが、「わかりにくい文章例」にでてきた
  「ケナフパウダー」とは何に使うのでしょうか?
  懇親会で話題になりました。

(堀田研究室4年・平田光英)


今回の講座で印象深かったのは,接続詞の使用に関する部分と,プレゼンテー
ションに関する部分です。

私は大学生なので,講義のレポートを書く機会が多くあります。「接続詞の多
用は文章が下手な証拠」と言うことを聞き,これまでに提出したレポートを見
直す作業をしました。私の文章は,まさに講義中に指摘された「悪い文章例」
そのもので,非常に反省されられます。締め切りが迫ったレポートほど,文章
がわかりにくくなる傾向が強いので,安易な文章がいかに目的を果たせないか
を思い知りました。

プレゼンテーションに関して,私は「相手に伝える」ということにのみに視点
がありました。「相手に判断や意思決定をしてもらう」という視点でプレゼン
テーションを行ったことは一度もありませんでした。今回,プレゼンテーショ
ンの目的が明確に定義されたことで,今後のプレゼンテーション作成の場面で
,非常に有益だと感じています。

貴重なお時間をいただきありがとうございました。
今回の講座の成果が出るように意識して文章を書きたいと思います。

(堀田研究室3年・森下誠太)


今回の講座で「相手意識」ということを自分が
忘れかけていることに気づきました。僕は毎日
ある程度きまった量,日記という形で記録を
取り続けています。自分のためにはよいことなの
ですが,相手のことを意識した文章を書くための
訓練になっていないのではないかな,とハタと気づ
かされました。

今,卒業論文を書いていますが,論理立てからし
てかなり無理のある構成になっています。「書かな
ければいけない!」という気持ちに押されて,冷静
に論理立てすることを忘れていました。〆切りまで
残りわずかですが,目次から考え直してみることにします。

プレゼンテーションというのも,自分の言いたいことが
伝われば,それで十分だと考えていました。相手が
自分の言ったことに対して反応してくれるところまでで
プレゼンテーションだ,というのはすごく新鮮でした。(そ
ういえば,刺激のある話というのは,聞いた後に「自分
もやってみよう!」と思うものです。)

これから,よく見て・よく聞いて・よく観察する力を養いた
いと思います。

(堀田研究室4年・村上守)


遅くなりました。テクニカルライティングの感想です。
ちょっと、長めになります。
成果が現れているかどうか・・・???


講座を通して強く思ったことは、
  伝えるべき事柄を、分かりやすく伝えるためには、
  「相手を意識すること」・「的確に表現する技術」
  の両方が大切である
ということです。
それは、話をうかがったり、演習をしたりして、
  ・相手を意識する気持ちがなければ、ひとりよがりな文章になってしまう。
  ・的確に表現する技術がなければ、正確に伝えられない。
というふうに感じたからです。

講義の始めに
文書を書いたり、プレゼンテーションをしたりするとき、
自分中心になってしまいがちだ
ということをお聞きして、
日常生活の中で、伝えるべき事柄がうまく伝わらない
理由の一つがよくわかりました。
わたし自身の話したり、書いたり、プレゼンテーションしたり
していたときのことを振り返ると、
やはり自分中心の表現で、
わりと押し付けがましいことが多かったと
反省しました。

「相手を意識した表現」は、すぐに習得というわけには、
いかないかもしれません。
でも、講義を受けたからには、これからは、
「相手を意識する」
ことを常に念頭において話したり、書いたりしたいと思いました。
そして、これを身に付けるためには、
「相手を思う気持ち」=「優しさ」
が必要で、決して、一方通行ではなく、
双方向のやり取りができるような
表現をしていきたいと感じました。

また、「的確に表現する技術」というのは、
たくさん記述文を書いたり、たくさんプレゼンテーションをしたりして
経験を積みながら、身に付けていきたいと思いました。
冨永さんがおっしゃったように
プレゼンは、時間を計りながら、声に出して練習をする
というのは、必ず実行します。

今回の講座を受けて、ある勉強会でうかがった
次のような言葉を思い出しました。
 
 「技術を知っていれば、よりよく表現することができる」

今回の冨永さんから学んだことを生かし、
自分も自分の伝えるべき事柄を
相手を意識して的確に表現していくように
修行していきたいと思いました。

貴重な機会をありがとうございました。

これ以下は、メモです!

「的確に表現する技術」のキーワード
 ☆全体から部分へ
    読み手の思考を導くように事柄を並べたり、説明の順を考えたりする
 ☆言葉と言葉の位置関係
    「主語と述語」、「修飾語と被修飾語」などは、特に留意
 ☆文は、簡潔に
    一文50文字、一段落5〜6文章・・・250から300文字
 ☆論理的な骨格作り 
    情報を整理し、重要度を考えて書く
    前文→主題文→支持文→結文
 ☆グラフィック+文字
    =最も記憶に残りやすい=プレゼンテーションに有効
    
「相手を意識すること」のキーワード
 ☆文書には、必ず読み手と目的がある
  (プレゼンテーションには、必ず、聞き手と目的がある)
    相手の状況を把握する
    対照となる人のニーズを考慮する
 ☆コミュニケーション!!

(浜松市立佐藤小学校教諭・五十川直子)


今回、たくさんのことを教えてくださった冨永さん、
すばらしい講座を企画してくださった堀田先生、
笑顔でいろいろな仕事をこなしてくださったゼミの学生さん、
出会った皆様に感謝いたします。

(感想)

私は、自分の思いを他者に十分に伝えることができず、いつももどかしく思っていま したが、今回の講座を受けて、自分は「伝える」ことを抽象的にとらていたのだと思いまし た。

伝えるには、「書く」「話す」「考える」それぞれのプロセスをきちんと踏むこと、 そして常に「読み手(聞き手)」と「目的」を意識することが大切だとわかりまし た。  また、「書き方」「話し方」には、「無意識」にやっていることや「くせ」があると 思うので、 自分のくせを一度、客観的に見てみることも大切だと思いました。 (他者からのフィードバックを受けながら)

「ほう・れん・そう」(報告・連絡・相談)は、仕事の基本と言われますが、
「いかに的確に報告するか」が私の課題です。
常に相手のことを考え、目的を果たさなくてはならない、という点で
報告はプレゼンテーションなんですね。
「相手に何か行動を起こさせるまでがプレゼンテーション」
「絵を描くように全体像を伝える」「全体から部分へ」などは特に参考になりました。

日本語での講義でしたが、
「これがスペイン語だったら、英語だったら、どうだろう?」
ということが、常に頭に浮かんできました。
外国語の文章の作り方や表現方法を意識すると、
日本語だけで考えているときよりも、
より明確な構成の文章を考えられるのではないかと思いました。
「理論展開」をきちんとする上で、
「パラグラフ・ライティング」の有効性・必要性も再確認できました。
書く機会・話す機会を今よりもっと増やして、勉強したいです。


講座を受けて、言葉によって伝えることができることのすばらしさを、改めて感じま
した。
今回学んだ具体的な方法を、今後の活動の中で生かしていきたいです。
本当にありがとうございました。

(理論的な展開ではなく、徒然なる文章になってしまいました。精進します。)

(浜松NPOネットワークセンター・伊豆田朋子)




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