使いやすさについて考えるようになった歴史的背景
高橋
今みたいに使いやすさをどうして考えないといけなくなったか,という歴史的背景。使いやすさというのは社会の底流に「人間優先」の考え方が浸透しているということです。昔はたくさんの機能をたくさんつけたらいいという考え方が中心だった。年をおうごとにユーザー中心にいっているということです。昔は人間工学(古典的な)というのはイスの大きさ,サイズ,肌触りというような身体に直接触れる部分での使いやすさが検討されていた時期です。UIがだんだん高度になってきてGUIやマウスによる操作がある。そうすると身体と接触する以外のことが重要になってくると。さらに80年代後半から感性工学という言葉が出てきました。身体に接触している部分が使いやすいという話と,情報提供とかで使いやすい部分だけじゃなくて,感性ですから豪華だとか,気持ちいい,心地いいところも配慮しないといけないと。「癒し」という言葉も商品の機能にプラスして求められているのも感性だと思います。最近言われるのはUDということで誰にも使いやすい装置。基本的な考え方は人間優先ということです。
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高橋
社会の流れの言葉を僕なりにまとめたものです。今日の話のまとめになるか分かりませんが,今ユーザビリティやアクセシビリティとかUDとありますが,人間中心という世の中の流れ。機器操作が複雑になっていると。非常に複雑な状況が生まれていると。高齢者の人口が増加していると。高齢者は軽い障がいをもったジャンルの人に入ると。あとは多様性の認識の高まり。ハンディキャップをもった人も社会に出るし,外国人も使えないといけないと。
高橋
この辺どう並べたらいいかということで,アクセシビリティという使えるようにするということは,使いやすさを目指すユーザビリティの一部分だと思っている。それは,ある視覚障害を持った人にアクセシビリティを持たせるとか,使いやすさも大人と子供で違う。そういう要求をすべてかなえるのがUDではないかなと。UDはかなり応用問題です。誰でも使いやすいことを目指している。国際標準化機構。ISOでもユーザビリティについては定義されています。ISO13407ユーザビリティに関するプロセス規格として定義されている。ユーザビリティの規格というのは「このようなプロセスで作ったら使いやすいものになりますよ」と定義している。反対にUDの方ではガイド71というのが有名で高齢者等の配慮というのがあります。これは日本語訳があまりなくて,先ほどのようなタスク分析の表のようなチェックリストがたくさんあります。ただこれは,国際規格の格まであがっていない。今日は,券売機を例に使いやすさを考えてきて実習してもらいましたが,現実には最後に言ったように人間中心設計でそっちから設計すると。機能は当然だけど,機能をどう使うかで設計が進んでいるのが現実です。その中でアクセシビリティやユーザビリティという言葉が出てきていて,国際的に使いやすさを考えるというのが世界の流れになっています。こういうことで時間がきたので使いやすいインタフェイス,分かりやすいインタフェイスの話を終わります。
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