1.気楽な情報教育の実践を知ろう |
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「気楽な情報教育の実践を知ろう」(実践報告) 実践1:浜松市と石川県松任市との交流学習 堀田 すごい実践ではなくちょっとした工夫でこんなことしているという実践の紹介。それを元にヒントを得て,今すぐできること,少し先にできること #ごあいさつ 実践1:浜松市と石川県松任市との交流学習 (中條敏江@石川県松任市立東明小・教諭)中條 私は教員であると同時に教育工学の研究部に入っていて,交流プロデュースをしている。内山先生からふっていただいたテレビ会議の交流はすごくよかった。成功の理由は2つある。 1つめは,テレビ会議をイベント的ではなく,子どもの意識の流れを大事にした交流。 2つめは,指導者同士のコミュニケーションがよくとれていた。 遠いのでメーリングリスト。打ち合わせのテレビ会議をした。
相手に伝えようとする メディアを通すからとにかく反応が大事。聞かれても,わからなかったらわからないですぐに応える。そのために最初は子どもの意識にそうためにもきっかけづくり。まずは仲良しテレビ会議。皆が関われる工夫。それが配布した資料。「テレビ会議って楽しいなぁ」とする。最後のガイドブックのために少人数テレビ会議。そのためには人間関係ができていないといけない。テレビ会議にも慣れていなければならない。そのために昼休みなどにじゃんけんゲーム。仲良し感を出す。最後にガイドブックを送る。そこでコミュニケーション能力がつくようにする。 #テレビ会議の様子の写真 向こうのガイドブックをみせてもらってこちらで質問をする。こちらのほうでは学校インターネット3で実物提示機で送るとやりやすいように。ひとりひとり関われるように。グループでガイドブックをよりよいものにする。テレビ会議でよりよいものにする仕組み。 成功の理由2. #発言:レス=50:50 メールを出すと,返信した場合レスがつく。黄色がレスと普通。レスが多い。お互いに深め合っている。発言の中でも引用があるものが多い。教師自身がコミュニケーションしないとこどもたちにコミュニケーションの力はつけさせられない。芳川北小の先生はTV会議が初めてだったので私たちの話も真摯に聞いて頂けた。お互いに深め合ったなあと思う。こどもたちがコミュニケーションするならまず私たちが。 成功の理由は,TV会議の特性と学習方法がマッチした。イベントだけではなく,ねらい・つけたい力を明確にした継続的な交流学習だった。指導者同士のコミュニケーションがよくとれた。指導者同士がよき授業にむけてコミュニケーションすることが本当に大事だと思った。 堀田 伊藤先生 堀田 伊藤 堀田 伊藤 堀田 実践2:毎日更新の学校ホームページ (笹原克彦@富山県富山市立寒江小・教諭) 笹原 最初にHP紹介したいんですが,これ最近よく見ているHP。富山のローカル情報。中にはどんなものがあるかというと…。スマップっていう飲料。こういうふうに情報が出ていたり,ローカルネタ。こういう店が新しくできるよ,とか。それを見ながら「そうそう同じだよね」と思ったりする。 実は更新ってのは非常に大事。私が学校のHP担当なのでまかされていますが,どう更新していくかを常に考えている。今日はだいたいこんな3つの流れでお話したい。 1.寒江小のWebは? 最初に寒江小のWeb。カラーで表紙部分だけ印刷してもってきた。昨年度はこんな感じのページでした。よくありがちな。校区の様子だったり,行事が書いてあったり。これ4月に公開してこれっきりなんですね。そのうちこの存在に気づいた地域の人が「次いつ更新するの?」とくる。これじゃまずいんじゃないのということで,全面リニューアル。これは昨年度はとりあえず。今年度は学校の学習活動を地域の人に伝えることを一番に考えてある。 学校のトップは校長ですから,校長が考えていることをこちらに出していく。うちの校長は事前に山にのぼりに行って写真を撮ってきてレポートしてくれる。という具合に出している。1学期の間に15号まで出してきた。これを読んでもらうと校長の学校づくりの方針が分かる。 堀田 笹原 学習に役立つリンク集。このHPにつなぐと学校で使っているリンク集がみられる。 地域に対して,活動を見せる。更新することで地域の人が何回も見てくれるし,学校の姿勢が伝わっていく。毎日更新するのは大変ですが,大変すぎたらムリなので10分でつくれる写真1枚とちょっとした文章にする。特別なことをするんじゃなくて休み時間の様子とか,ぱっと撮ったものを出す。簡単に言っていますが,毎日更新するのは大変。10分なので自分に対するノルマだと思ってやってる。こういうことすると先生自身が学校内の活動をよく見るようになる。更新する意味ですが,保護者に対して学習活動を公開。先生たちのがんばりがアピールできる。保護者とのコミュニケーションツール。それによって保護者と私たちの間に親近感が生まれ,信頼感が高まっている。HPを使った学校の情報公開は見てくださる人が増えれば増えるほどいい。1500アクセスあるけれど,子どもは150人くらい。校区全体で400。各家庭が3回,4回と見てくれている。 堀田 五十川 堀田 笹原 堀田 笹原 堀田 笹原 堀田 新村 堀田 笹原 堀田 笹原 堀田 実践3:ちょっとしたお手伝いでみんなが動く情報主任の支援 (渡辺純恵@富山県富山市立熊野小・教諭) 渡辺 4月3日に職員室に島がありますが,その島の中で各島にハブを置いた。大元のハブはプリンタの近く。各島にハブを置いて300円のケーブルを先生方に買ってもらって,先生方のコンピュータをつなげるようにした。元にあるハブと違うのは,やっぱりすぐ目の前にハブがあってぱっとつなげるのがいい。これによって4月から先生方のパソコン利用率がアップ。はじめの挨拶したときに,先生方の机の上にはワープロのほうが多かった。今はパソコンが多い。新しくマシンを買った人も居る。 #再現図。会場爆笑。 もうひとつは,私が行ったときにはデジカメがこんな状態。どれをどれに入れればいいのか分からない状態。100円ショップで箱買ってきて整理した。箱の中にデジカメと記録メディアと電池,テレビで写すケーブルをセットにした。たったこれだけのことだったがデジタルカメラの使用頻度がアップした。校外学習でこどもたちにわたすときも箱ごとでいい。生活科の観察記録や,活動記録でこどもたちがどんどん使うようになってくれた。 先生方に動いて頂くミソはどこにあるのか? まずひとつは,使いやすい,便利だなと思えるように環境を整える。 自分の机から職員室のプリンタに印刷できる。パソコン室で共有フォルダを入れておく。デジタルカメラの画像を閲覧できるようにVixが入っているとか。それによって先生方がこどもたちに使わせてくれる。 堀田 正來 パソコン室編 これはこどもたちが自分で進められる環境づくり,ということです。 パソコン室は,左側は去年のもの。右側は新しいもの。ミソは真ん中をあけたこと。理想はコの字型。ワークスペースが大事。 ノートPCを教室で使う。どうやってみんなに使ってもらったらいいか。市販品のKOKUYOか何かのノートPCをトートバックのように入れて運べる環境にした。常に充電状態でぱっと持っていけるようにする。こどもたちは電源,マウス,ごったまぜにしてもっていくので,トートバックになっているのがミソ。これは職員から見て,こどもたちに安心して使ってもらえる工夫だと思う。 最近,2005年の教室の目玉,というのがありますが,その目玉のひとつがプロジェクタ。ホワイトボードに貼って使えるスクリーン。ホワイトボード兼スクリーン。こうやって使っていると周りの先生にも広がっていく。 プロジェクタは持ち運びが不便なのでOHPの入っていた機械の中身を出して,教室の中を移動できるようにする。 電源ケーブルもめんどうなので,私のほうでホームセンターで1本500円で延長ケーブルを買って各教室に配っている。思いたったときにすぐ使えるセッティング。 ということで,気兼ねなくいつでも使える環境を,ということです。 堀田 中村 堀田 |