堀田龍也

tatsuya-horitaほりた・たつや / Tatsuya HORITA (Curriculum Vitae in English)
博士(工学)(東京工業大学)。東京学芸大学教職大学院・教授,学長特別補佐。2024年3月まで東北大学大学院情報科学研究科・教授(人間社会情報科学専攻メディア情報学講座情報リテラシー論分野)。文部科学省初等中等教育局・視学委員。国立教育政策研究所・上席フェロー。信州大学・特任教授。

略歴

1964年熊本県天草生まれ。1986年東京学芸大学教育学部初等教育教員養成課程数学選修卒業,教育学士(東京学芸大学)。1995年電気通信大学大学院電気通信学研究科情報工学専攻博士前期課程修了,修士(工学)(電気通信大学)。2009年東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻博士後期課程修了,博士(工学)(東京工業大学)。

1987年東京都公立小学校・教諭,1992年西東京科学大学(現・帝京科学大学)理工学部経営工学科・助手,1996年富山大学教育学部附属教育実践研究指導センター・講師,1998年同・助教授,2000年静岡大学情報学部情報社会学科・助教授,2005年独立行政法人メディア教育開発センター研究開発部・准教授,2009年玉川大学学術研究所・准教授,2010年玉川大学教職大学院・教授を経て,2014年東北大学大学院情報科学研究科人間社会情報科学専攻・教授,2024年東京学芸大学教職大学院・教授,同・学長特別補佐(現職)。

この間,文部省・在外研究員(英国・カナダ)(2000),東京大学社会情報研究所・客員助教授(併任)(2001),東京大学大学院情報学環・客員助教授(併任)(2005),文部科学省・参与(併任)(2006-2010),国立大学法人総合研究大学院大学文化科学研究科博士後期課程・准教授(兼担)(2008-2009),北海道教育大学・招聘教授(併任)(2013-2015),文部科学省初等中等教育局・視学委員(併任)(2022-),国立教育政策研究所・上席フェロー(併任)(2021-)/フェロー(2019-2020),信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター・特任教授(併任)(2021-),静岡大学STEAM教育研究所・客員教授(併任)(2021-2022)。日本学術会議・連携会員(2023-)。

中央教育審議会・委員(2019-)/臨時委員(2015-2019),同 初等中等教育分科会・分科会長代理(2021-),同 教育課程部会・委員(2019-),同 個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会・部会長代理(2022-),同 デジタル学習基盤特別委員会・委員長(2023-),同 次期ICT環境整備方針の在り方WG・主査代理(2023-),同 義務教育の在り方WG・委員(2022−),同 教科書・教材・ソフトウェアの在り方WG・主査(2022−2023),同 教育振興基本計画部会・委員(2022-2023),同 幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会・委員(2021-2023),同 新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会・委員(2019-2021),同 情報WG・主査(2015-2017),同 教員養成部会・臨時委員(2015-2019),同 教員養成のフラッグシップ大学検討WG・委員(2019)。

文部科学省 学校教育情報化推進専門家会議・委員(2021−),同 高等学校DX加速化推進事業委員会・委員(2023-),同 学校におけるICT環境整備の在り方に関する有識者会議・座長(2016-2017,2022),同 GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議・座長(2021− 2023),同 教育データの利活用に関する有識者会議・座長(2020-),同「教育の情報化に関する手引」作成検討会・座長(2019),同「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議・座長(2015-2016),同「デジタル教科書」の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン検討会議・座長(2018),同 デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議・座長(2020-2021),同 小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議・主査(2016)ほか多数歴任。

内閣官房 教育再生実行会議初等中等教育WG・有識者(2020-2021),同 デジタル化タスクフォース・構成員(2020-2021)。独立行政法人大学入試センター情報関係基礎問題作成部会・委員(2004-2006)。

日本教育工学会・会長(2021-)/副会長(2017-2020)。日本教育工学協会・評議員議長(2022-)/会長(2012-2015)/常任理事(2016−2021)。日本教育メディア学会・理事(2006-),日本教育情報学会・理事(2011-)。
特定非営利活動法人全国初等教育研究会(JEES)・理事長(2016-)/理事(2012-),一般社団法人日本図書教材協会・ 理事(2021-),特定非営利活動法人Educe Technologies・理事(2003-),一般財団法人LINEみらい財団・評議員(2019-2022)。

NHK学校放送番組「Why? プログラミング」「しまった!」「メディアのめ」「伝える極意」等の番組企画委員。1997年日本教育工学会・研究奨励賞,2009年同 論文賞受賞。2011年文部科学大臣表彰(情報化促進部門・個人)などを受賞。

これまで審査を担当した博士学位論文

  • 高橋 薫(2010)作文過程における内省を促す支援の効果(お茶の水女子大学)(主査:内田伸子) ※現在,創価大学学士課程教育機構・准教授
  • 脇本健弘(2013)初任教師を対象とした先輩教師による授業のメンタリング行為に関する研究(東京大学)(主査:中原淳) ※現在,横浜国立大学教職大学院・准教授
  • 神野美智男(2015)ケータイメール利用が現代青年の友人関係構築に及ぼす心理的影響(東北大学)(主査:和田裕一) ※現在,学校法人有朋学園有朋高等学院・校長
  • 橋本智明(2015)F.シューベルトの交響曲第1番 -初期交響曲におけるその独自性(東北大学)(主査:窪俊一) ※現在,仙台大学体育学部・准教授
  • 中尾教子(2016)小学校の教科指導におけるICT機器活用の受容過程に関する研究(総合研究大学院大学)(主査:近藤喜美夫) ※現在,神奈川工科大学情報教育センター・准教授
  • 佐々木加奈子(2016)ライフストーリーの生成継承性に関する研究:協働の場の実践を通して(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,東北大学大学院情報科学研究科・特任助教
  • 塚田 純(2016)Mediated Citizenship: The Tokyo Big Three Newspaper’s Depiction of the Normative Role of the Citizen in the Wake of Japan’s Postwar Independence(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,神奈川大学国際日本学部・助教
  • SIHOMBING FEBRIANI(2016)Discourse of Indonesian Comics Manifestation of National Identity in Comics Exhibition in Indonesia circa 2005 – 2011(東北大学)(主査:窪俊一)
  • 小林博志(2017)雑誌『家の光』に見る農村女性における自意識の変化 -高度経済成長期における兼業化の進展を背景として-(東北大学)(主査:小林一穂)
  • 村岡哲至(2017)井上ひさしの音楽劇作品に関する研究 -歌とドラマの関係から見る特質とその変遷-(東北大学)(主査:窪俊一)
  • 登本洋子(2017)中学生に情報リテラシーを育成するための支援に関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,東京学芸大学教職大学院・准教授
  • 田中理紗(2018)おとぎ話による女子教育の観点からみたルプランス・ド・ボーモン夫人「美女と野獣」(東北大学)(主査:森田直子)
  • 三村泰一(2018)原稿用紙の時代──出版への定着まで(東北大学)(主査:堀田龍也)
  • 佐藤和紀(2018)小学校教師によるメディア・リテラシーの授業実践の支援に関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,信州大学教育学部・准教授
  • 板垣翔大(2018)携帯情報端末により取得したセンシングデータに基づいた運動技能の学習支援に関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,宮城教育大学教育学部・准教授
  • 槇 誠司(2018)児童生徒の統計的データの読解力に関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,東京理科大学教育支援機構教職教育センター・特任教授
  • 臼井昭子(2019)美術科教育における鑑賞の学習を支援するデジタルコンテンツの提示手法に関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,山形大学・産学連携准教授
  • 齋藤 玲(2019)学習におけるRetrieval Practiceに関する教育認知科学研究(東北大学)(主査:邑本俊亮) ※現在,東北大学災害科学国際研究所・助教
  • 橋本純次(2019)人口減少社会と視聴者の流動性を背景とした民放構造規制の展望(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,社会構想大学院大学コミュニケーションデザイン研究科・准教授
  • 庄司知記(2019)フランツ・カフカの遠近法 -『審判』と『城』における「視点」の問題-(東北大学)(主査:窪俊一)
  • 佐々木徹雄(2019)劇づくりにおける子どもの内的ルール形成過程の教育的意義について(東北大学)(主査:窪俊一) ※現在,神戸医療福祉大学人間社会学部・准教授
  • 後藤心平(2019)ラジオ局による高校生のメディア・リテラシー育成プログラムに関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,広島経済大学メディアビジネス学部・准教授
  • 荒木貴之(2020)非同期型eラーニング環境における中高生による調整学習の支援に関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,社会構想大学院大学実務教育研究科・教授
  • 詫摩京未(2020)数学教育における創造的学習態度の育成を目指した国際遠隔協同学習に関する研究(東北大学)(主査:和田裕一) ※現在,立命館宇治中学校・高等学校・教諭
  • 大久保紀一朗(2020)小学校高学年児童のマンガの読書実態と読解プロセスに関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,京都教育大学教職キャリア高度化センター・専任講師
  • 山本朋弘(2020)小学校段階におけるプログラミング教育の授業デザインに関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也)(短縮修了) ※現在,中村学園大学教育学部・教授
  • 河村和徳(2021)情報通信技術活用による投票弱者の投票環境改善に関する総合的考察 -実質的な投票権保障を意識して-(論文博士)(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,東北大学大学院情報科学研究科・准教授
  • 高橋光輝(2021)コンテンツ産業と人材育成 ―デジタルコンテンツ分野における実践型教育の事例研究―(論文博士)(東北大学)(主査:堀田龍也・窪俊一) ※現在,デジタルハリウッド大学・教授
  • 大高誠二(2021)音楽の拍節とフレーズ -時間構造の認知理論-(東北大学)(主査:窪俊一)
  • 八木澤史子(2021)児童が情報端末を活用する授業における教師の授業力量に関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,千葉大学教育学部・助教
  • 桑木道子(2021)高校生による教育用SNSを活用した協調的議論に関する研究(東北大学)(主査:和田裕一) ※現在,福島学院大学福祉学部・専任講師
  • 川田 拓(2021)教授学習場面におけるICTおよび生体指標を活用した学習者の実態把握に関する研究(東北大学)(主査:川崎聡大) ※現在,仙台白百合学園小学校・教諭
  • 竹本石樹(2021)Webベースの小学校STEM授業デザイン検討会における教師と研究者,技術者との関わりに関する特徴 -発話データを用いたネットワーク分析を通して-(静岡大学)(主査:熊野善介) ※現在,浜松学院大学現代コミュニケーション学部・教授
  • 稲垣俊介(2022)高校生のインターネット依存傾向に関連する心理・行動特性の研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,東京都立神代高等学校・主任教諭
  • 村井明日香(2022)テレビ・ドキュメンタリーの制作者との意識・態度の違いに着目した大学生のメディア・リテラシーに関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,昭和女子大学人間社会学部・准教授
  • 小田理代(2022)Research on Curriculum Design in Computer Science for Primary Education(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,麗澤大学外国語学部・准教授
  • 中川 哲(2023)初等中等教育における教師によるテスト採点の支援システムに関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,愛知教育大学・客員教授,立命館大学・客員教授。EdLog・代表取締役社長
  • 山口恭正(2023)スマートグラスを用いた音程情報フィードバックによる楽器演奏支援に関する研究(東北大学)(主査:邑本俊亮) ※現在,仙台大学体育学部・助教
  • 渡邉光浩(2024)情報端末を活用した学習に必要な児童の操作スキルの習得の支援に関する研究(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,南九州大学人間発達学部・准教授
  • MAAS ALEXANDER CHRISTIAN(2024)An Empirical Study on Training Generative AI to Create Appropriate Questions for English Reading Comprehension(東北大学)(主査:堀田龍也) ※現在,東北学院大学・研究補助員/東京学芸大学・個人研究員
  • 李 昕翮(2024)Voices of Representation from Local Assembly Members within the Context of Representative Democracy: Focusing on Changes in Areas Affected by the Great East Japan Earthquake(東北大学)(主査:河村和徳)

研究業績

科研費

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