ゼミ記録(109件)

第91回ゼミ(オンライン開催):2024/06/02(日)09:00-10:40

第91回メディア教育論ゼミがオンラインで開催され、堀田先生、長濱先生、OB・OGの6名,計8名が参加しました。各自が取り組んでいる研究や業務について報告があり、内容は家庭内での体調管理、研究者との交流、学内DXの取り組み、査読論文の対応など多岐にわたりました。
堀田先生は、試行錯誤しながら研究や業務に取り組んでいるメンバーに対して丁寧にコメントを寄せられました。「レビュー研究では時代背景を踏まえて考察すること」、「自分の研究をマッピングすることで研究のアイデンティティが明確になること」、「記事を書く際には研究者として求められるバックボーンを意識すること」など、具体的なアドバイスがありました。個々の相談内容を自分の立場に置き換えて考えることで、社会人としての学び方が鍛えられています。
今回のゼミでは、限られた時間や体力の中で研究や業務を進める厳しさについても話題になりました。
研究や業務が多岐にわたる中で、両立の難しさや成果へのプレッシャーも大きくなってきます。それを乗り越える手立ては状況や人、内容によって異なりますが、同じ学びを共有する仲間の存在が大きな支えとなっています。
前回からゼミの運営はすべてOBOGが行っていますが、社会人の社会人による社会人のためのゼミとして、持続可能性を模索しながら今後も取り組んでいきます。
次回は恒例の夏合宿が予定されています。
(報告:メディア教育論ゼミOG・八木澤)

オンラインゼミの様子

第90回ゼミ(オンライン開催):2024/04/07(日)09:00-11:15

新年度1回目のメディア教育論ゼミが行われました.
堀田先生は東京学芸大学にご異動されましたが,メディア教育論ゼミは継続して行われています.本日は,堀田先生,長濱先生(東北大学情報科学研究科),OB・OG9名の合計11名が参加して,オンラインでゼミが行われました.
それぞれの立場や業務は異なるものの,博士号や修士号の取得後も交流をし,支え合う文化が育まれています.このような繋がりの中で,新たな研究が生まれることや,業務についての相談ができることが大変ありがたいことです.
今回のゼミの中では,期待と焦りを感じながら,それぞれの研究や業務に当たっていることを報告し合いました.堀田先生からは,焦りは必要なことである一方,安易に他者と比べるのではなく,焦りを前向きな力に変換するというお話をいただきました.
メディア教育論ゼミでは,各自の周囲の出来事がSlackで日常的に共有されています.場所や立場は異なっていても,同じ研究室出身の仲間として,これからも学び合っていきます.このような学習環境を作ってくださっている堀田先生に,改めて感謝の意を表したいと思います.
みなさま,ありがとうございました.今年度もよろしくお願いします.
(報告:メディア教育論ゼミOG・遠藤)

ゼミの様子

第89回ゼミ(オンライン開催):2024/02/11(日祝)09:00-10:55

今回もオンライン開催で,堀田先生,長濱先生,渡邉,OGが6名の合計9名の参加者が集いました。
わたしは,1/25に行われた最終審査を駆け抜けることができ,3月に修了する目処が立ったので,そのことを報告させていただきました。また,論文採録決定時に恒例のHORI BUDDHAの参拝が久しぶりに行われ,わたしの国際ジャーナル2本と国際学会発表1本で,HORI BUDDHAへの階段を一気に3段駆け上がりました。
ゼミは,今年度の4月から現役ゼミ生がわたし一人だけだったのですが,毎回OG・OBの皆さんが参加して,近況や研究の進捗を報告してくださるのが刺激になっていました。
最後の現役ゼミ生であるわたしが修了するので,このメディア教育論ゼミもここでひと区切りということになります。開始当初から参加されていた登本さんと,最後にメンバーに加わっていただいた長濱先生の想いを聞き,胸が熱くなりました。とは言え,このゼミがなくなるわけではなく,新年度からはOG・OBが集うゼミが定期的に行われます。来年度の予定はすでにOG・OBの間で公表されています。
皆さま,ありがとうございました。そして,これからもよろしくお願いいたします!
(報告:D3渡邉)

ひと区切りとなったゼミの様子
久々のHORI BUDDHA

第88回ゼミ(オンライン開催):2024/01/07(日)09:00-11:20

新年を迎えて最初のゼミは,堀田先生,長濱先生,現役ゼミ生の渡邉と,OG・OBの8名の計11名がオンラインで集いました。
現役ゼミ生が1人となった今は,OG・OBの近況報告が恒例となっていますが,今回は8名の参加があり,様々な話を聞くことができました。OG・OBの皆さんは修了後も,それまでの研究を発展させたり,新しいテーマに取り組んだりしていて,毎回刺激を受けます。また,堀田先生からは,大学教員としての事務の方々との仕事の進め方やゼミの運営の仕方など,研究以外についてのご指導もありました。特に「ゼミ運営は…」の例えは,確かに!と思うところがありました。
私は1/25の最終審査に向けての博論修正の進捗などを報告しました。次回2月のゼミの時には,最終審査が終わっていることなります。最終コーナーをしっかり駆け抜けたいと思います。
(報告:D3渡邉)

新年最初のゼミの様子

第87回ゼミ(オンライン開催):2023/12/03(日)09:00-10:30

今回もオンライン開催でした。参加は堀田先生,長濱先生,現役ゼミ生の渡邉と,OG・OBの5名の計8名でした。
OG・OBの皆さんからは,近況や現在進めている研究についての報告がありました。その内容と関連して,堀田先生からは,このゼミの運営で配慮していることや,研究コミュニティでうまくやっていくためのコツなどの話がありました。メディア教育論ゼミでは,普段からコミュニケーションツールのSlackを使って情報交換を行っていますが,学校の教員になっているストレートマスター修了生の一人が,仕事のことや研究のことを毎日のように報告しています。このことに対して堀田先生が,今日のゼミで「よく頑張っている」と褒められると共に,現状を報告することが大切であること,完璧ではない状態であっても報告できる場にしたいことなどを話されました。その方がハードルが下がり気楽になるからです。わたしは仕上げてからでないと報告しないことが多いので,途中でも報告するように努めたいと思いました。
11/24(金)に,私の博士論文の予備審査が行われ,無事に最終審査に進むことができることになりました。審査員の先生方からは貴重なご意見をいただき,そのご意見を整理した上で修正方針も決定しました。これから最終審査に向け,ゼミの先輩方のアドバイスもいただきながら,博士論文をしっかりと仕上げるようにします。
(報告:D3渡邉)

オンラインゼミの様子

第86回ゼミ(オンライン開催):2023/10/15(日)09:00-11:00

今回もオンライン開催で,堀田先生,長濱先生,現役ゼミ生の渡邉と,OG・OB7名の計10名の参加でした。前回9/3のゼミで2週間後に出産を予定していたOGは,無事出産されて,今回のゼミにも参加してくださいました。そして少しだけですが,生まれたばかりのお子さんもオンラインで登場しました。
わたしの博論については,先週のうちに博士論文作成計画書を専攻会議で承認していただきました。今日のゼミでそのことについて報告しましたが,ちょうど1年前に博論を書いていたOBが,1年前のことや,それから今までのことを感慨深く振り返っていらっしゃいました。わたしも後に続くことができるよう,計画的に作成を進めていきます。
OG・OBの相談に関連して,個別の研究についてはもちろん,共同研究の進め方や教師の指導技術,リスキリング,仕事術,読書術,子育てなど,堀田先生のご指導は多岐にわたり,今回も学びの多いゼミとなりました。
(報告:D3渡邉)

新生児も登場
研究と仕事,両方のご指導

第85回ゼミ(オンライン開催):2023/09/03(日)09:00-11:00

合宿は対面で行いましたが,ゼミは引き続きオンライン開催です。
堀田先生と現役ゼミ生の渡邉,OG・OBが7名の計9名の参加でした。OGのうち1名は2週間後に出産を予定しているとのこと。そんな中でも参加してくださったので,久しぶりにお顔を拝見できて嬉しかったです。
OG・OBからの相談に,堀田先生からは研究についてのアドバイスに留まらず,科研費の申請のポイントや,違う分野の研究者や研究者以外の人とどう協働していくか,学内でのプロジェクトや学会の運営の仕方など多岐にわたりました。更に「人生は自由進度。個別最適な人生。それがウェルビーイング」という名言まで飛び出すなど,生き方についてまで考えさせられるお話もありました。
わたしからは,研究の進捗状況を報告させていただきました。10月からは後期が始まり,わたしの博論も佳境を迎えます。昨日行われた情報リテラシー連続セミナーは自由進度学習についてでしたが,先進的に進められていらっしゃる方がポイントとして「子供たちに必ず振り返りをさせて,選択して良かったなと感じることができるように」ということをおっしゃっていました。大人の自由進度学習である博士課程。選択して良かったと自分自身で感じられるように,やり遂げたいと思います。
(報告:D3渡邉)

ゼミは真剣に,和やかに

山形県河北町夏合宿(第84回ゼミ):2023/08/05(土)- 2023/08/06(日)

第84回ゼミは,今年で9回目となるメディア教育論ゼミの夏合宿。ここ数年は新型コロナの影響を受け,オンラインで開催していましたが,今回は4年ぶりに夏合宿を対面で開催することができました。
山形県の河北町にある「ひなの宿」を貸切り,そこに堀田先生,長濱先生,立花さんと現役ゼミ生1名,OG・OB14名,講師の高橋先生@東京学芸大,柴田先生@東海大,田島先生@東海大,泰山先生@鳴門教育大,小島先生@奈良教育大,村上先生@横浜国立大,特別参加の高橋研ゼミ生1名と実践研究に取り組む学校現場の先生や指導主事の4名に加え,OG・OBのパートナーやお子さんたち4名が集いました。
昨年の夏合宿から,OG・OBが中心となって運営する形になっています。幹事団としてご尽力いただいたOG・OBの皆さん,ありがとうございました。
夏合宿の内容も,OG・OBを中心とした研究交流にシフトしました。1日目には,講師の先生方を含む多くの参加者が各自の最近の研究を紹介するポスターセッション,2日目にはOG・OBを中心に大学教員・研究者としての近年の取り組みを紹介し,それを受けてディスカッションを行いました。最後に高橋先生から,宇宙の誕生から現在までを辿る壮大なスケールで,今後の自分や取り組むべき研究について考える機会をいただきました。講師の先生方や特別参加の皆さん,ゼミに外部からの良い刺激を与えていただき,ありがとうございました。
堀田先生は,合宿の冒頭で「OB・OGが集まり続けることが大切」「社会人OB・OGでサスティナブルにできる仕組みを作っていく」「仲良く厳しく議論する,つながり続ける」ということを話されました。合宿の最後に堀田先生から,来年も同じ場所で夏合宿を実施することがアナウンスされました。夏合宿の運営の仕方や内容は変化してきましたが,これからも「ゼミ夏合宿で集う」ということは続きます!
(報告:D3渡邉)

ポスターセッションの様子
来年もやります
集合写真

第83回ゼミ(オンライン開催):2023/07/02(日)09:00-10:30

今回もオンライン開催のゼミ。堀田先生と現役のゼミ生の渡邉,OG・OBが5名の,計7名の参加でした。
わたしからは,IJLTLEに採録決定していた論文が公開されたことや,最近の研究の進捗状況を報告させていただきました。その後,OG・OBの皆さんが,近況や現在進めている研究について報告されました。
大学の授業の話になり,堀田先生はずっと以前,システムについて学生に教えるために「システムキッチンの何がシステムなのか」を考えさせたり,「『システム』をいう言葉を3回使ってスピーチ」といった学習活動をしたりしていたとのこと。「面白い!」と感じるとともに,自分の授業について考えさせられました。
お忙しいスケジュールの中,6月の1カ月間に堀田先生に3回も随行した八木澤さんによるご報告では,目の前のことに一喜一憂せず,先のことを線や面で考えるという話が印象的でした。八木澤さんからは,夏合宿についての案内もありました。およそ1カ月後,今年こそは対面での夏合宿開催が復活することができそうで,とても楽しみです。
(報告:D3渡邉)

オンラインゼミの様子

第82回ゼミ(オンライン開催):2023/05/28(日)09:00-11:10

今回もオンライン開催のゼミ。堀田先生・長濱先生と現役の渡邉,OG・OBの6名,計9名の参加でした。
わたしの研究の進捗状況の報告の後,OG・OBの皆さんが,近況や現在進めている研究について報告されました。博士課程修了後に大学の教員になった方も多く,学内外の方や企業等との共同研究の進め方や,科研費や企業からの外部資金の運用,特許取得の話など,話題は多岐にわたりました。
博士号は単なる通過点に過ぎず,取得後もゼミに参加して学び続けられている先輩方に大いに刺激を受けます。一方,わたしの拙い報告でも刺激になると言ってくださる方もいらっしゃいました。とにかく博士号を取得できるように,頑張り続けます。
(報告:D3渡邉)

オンラインゼミの様子

第81回ゼミ(オンライン開催):2023/04/23(日)09:00-11:00

新年度になって初めてのゼミ。3月で中川さんが修了され,現役ゼミ生は渡邉1人となりました。
それでも定期的なゼミは今後も続きます。今回,堀田先生と渡邉以外に,7名のOG・OBの参加がありました。このメディア教育論ゼミは,OG・OBの交流の場としての大きな役割も果たしています。
OG・OBの皆さんからは,現在進めている研究内容や進捗の報告だけでなく,この4月から大学教員になった方々の授業や業務に関することや,科研費やその他の外部資金に関する報告もありました。堀田先生は「これまでのゼミでは研究の指導が中心だったけれども,皆さんに次の世代を担う研究者として伝えたいことはたくさんある。学び取ってもらいたい」と話され,研究者としての具体的なご指導やアドバイスもいただきました。
ゼミは新しいフェイズに入りました。わたしもOG・OBの皆さんに続くことができるよう,まずは確実に博論を進めていきます。
(報告:D3渡邉)

オンラインゼミの様子

第80回ゼミ:2023/03/21(火祝)14:00-16:30

今回のゼミは1年ぶりの対面開催となりました。3月ゼミは毎年,東京開催が恒例です。今回はOGの八木澤さんが着任された千葉大学が会場でした。
堀田先生,長濱先生,川田先生と現役ゼミ生に加え,OG・OBが8名,ゲストが3名参加。さらに,それぞれの事情でオンライン参加も4名で,その中には地元大学との連携協議のために出張中のインドから参加したOBもいました。会場に15人が集い,オンラインも合わせると19名の参加と,活気に満ちていました。
現役ゼミ生2名はそれぞれ,博士後期課程の修了報告と,現在の研究の進捗報告でした。その後はOG・OBの近況報告。現在取り組んでいる研究や,交付を受けた科研費にまつわる話,業績を積まれて昇任されるというご報告,研究者としての悩みや苦労など,バラエティに富んだもので,あっという間の2時間半でした。
この3月で中川さんが修了するので,次回から現役のゼミ生はわたし1人になります。ただ,これからのゼミもOG・OBの方々が参加してくださって,様々な情報提供をしていただけるものと思います。先輩方,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
終了後は対面参加のみんなで,千葉駅近くで久しぶりの懇親会をしました。
(報告:D3渡邉)

千葉大でのゼミの様子
Zoomの画面
堀田先生の誕生祝

第79回ゼミ(オンライン開催):2023/02/19(日)09:00-11:00

毎回,日曜日のゼミ開催ですが,本日は午後から東北大学大学院情報科学研究科の30周年記念シンポジウムがあり,堀田先生と長濱先生の講演等があり,あわただしい1日となります。
そんな本日の午前中ゼミは,堀田先生と川田先生のご指導のもとオンラインで実施され,現役ゼミ生として中川,渡邉さん,OB・OGとして八木澤さん,中尾さん,阿部さん,遠藤さん,小田さん,村井さん,槇さんが参加しました。年度末の時期ということもあり,OB・OGの異動等のおめでたい情報共有がいくつかありました。
ゼミの内容は,現役生の人数が減りOB・OGの人数が増えていることもあり,個々の研究に対する指導に加えて,各自が推進する研究に関する情報共有が多くなってきています。ゼミが研究のペースメーカーとしての役割に変化しているように感じています。OB・OGの報告を聞きながら,自分も研究のペースを保つ「研究者としての自己調整」が重要だと感じました。堀田先生からは「どんなに能力があっても,努力しない人,毎日努力を続けている人には結局敵わない」とのお言葉をいただきました.
次回ゼミは千葉大学で対面での開催を予定しており,ゼミの皆さんとお会いできるのをとても楽しみにしております。
(報告:D3中川)

オンラインゼミの様子
お疲れ気味の堀田先生

第78回ゼミ(オンライン開催):2023/01/08(日)09:00-11:45

2023年になって初めてのゼミもオンライン。現役ゼミ生2人とOG・OBが6人,堀田先生,長濱先生,川田先生と合わせて11名の参加でした。
現役ゼミ生のうち1名はもうすぐ博論提出。修了後に残る一人,つまりわたしのために細かなことまでアドバイスをくださいました。OG・OBの皆さんが一人ずつ修了されることは嬉しい一方で,寂しくもあります。しかし,先輩方が有形・無形で修了までの道程を残してくださることは本当にありがたいことだと思っています。
また,OG・OBの皆さんがゼミに参加してくださることにも感謝します。単に参加してくださるだけでなく,それぞれが取り組まれている研究について,報告してくださいます。今回のご報告も盛りだくさんの内容で,現役の身も引き締まりました。
そして,ゼミの最後には「HORI BUDDHA」に3段目と4段目の階段が追加されました。
干支の兎のような大きな飛躍はできないかもしれませんが,今年も研究の歩みを確実に進めていきたいと思います。
(報告:D3渡邉)

オンラインゼミの様子
おでこが光るHORI BUDDHA

OGの村井さんが日本教育メディア学会論文賞を受賞

OGの村井明日香さん(現・桜美林大学・非常勤講師)が,日本教育メディア学会で論文賞を受賞しました。
この賞は、論文誌『教育メディア研究』に掲載された論文の中から,優秀な論文の執筆者に授与される学会の賞です。
以下の研究発表が受賞の対象となりました。

村井明日香,浅井亜紀子,宇治橋祐之,齋藤玲,堀田龍也(2021)
テレビ・ドキュメンタリーに対する番組制作者と大学生の意識・態度の違いに関する調査研究
教育メディア研究 28巻1号 pp.13-31

受賞関係記事:
https://www.is.tohoku.ac.jp/jp/activity/award/detail—id-1268.html

第77回ゼミ(オンライン開催):2022/11/13(日)09:00-11:00

第77回ゼミが開催されました。
ゼミはオンラインで行われ,堀田先生,長濱先生からご指導をいただき,参加者は,D3中川,D3渡邉さん,OB・OG 阿部さん,遠藤さん,安里さん,小田さん,八木澤さん,中尾さんでした(発表順)。

まずはじめに,堀田先生より,ゼミ参加者が関係する学会や講演会等の情報共有が行われました。2022/12/03にはJSET22-4@鹿児島女子短大(渡邉さん勤務校),2023/03/18にはJEAMS第2回研究会@広島経済大(後藤さん勤務校)が計画されており,堀田研関係者が自分の研究だけでなく,学会運営に協力・参画している様子を共有いただきました。

その後,現役ゼミ生の研究進捗報告とOB・OGの活動報告が行われました。ゼミ生の報告では,方針が決まらなくて悩む時間を多くとるより,いったん「たたき台」を書いてしまって,ブレストを行ったり,指導をもらったりすることの重要性をご指導いただきました。特に,完成度が高まっていない状態で,情報共有し,厳しいフィードバックをもらうのは心理的にもつらいことではあるが,そのほうが,最終的にはダメージが少なくなる”Fail First”についてお教えいただきました。

また,いつも,OBOGの皆様がご参加いただき,研究の様子をお教えいただけることは,研究の効率的な進め方を知れるだけでなく,われわれゼミ生の研究の励みとなっております。ありがとうございます。
(記録:D3中川)

オンラインゼミの様子
指導する堀田先生

第76回ゼミ(オンライン開催):2022/10/16(日)09:00-11:00

9月に博士後期課程1名が修了し,現役ゼミ生は2人となりました。ただし,修了したばかりの方をはじめとして4名がオブザーバーとして参観してくださり,堀田先生,長濱先生,川田先生と合わせて9名の参加となりました。

ゼミは今回もオンライン。ただ,今後のスケジュールの確認では,大学のイベントやメディア教育論ゼミの対面開催が計画されているとのこと。青葉山キャンパスに行くことや,ゼミの皆さんと直接会えることを,心待ちにしています。

現役ゼミ生のうち1名は予備審査への追い込みとなっていて,これからタイトなスケジュールへと突入です。オブザーバーの皆さんも,各自の本務を果たしつつ,研究を進めていらっしゃいます。大学教員の仕事についての話題では,堀田先生が教育工学に関わることになったきっかけに話が及び,ビックリでした。

自分としては,研究に関するディスカッションが十分とは言えません。Slackで情報発信するなどして,堀田研の皆さんとコミュニケーションを取りながら,前進したいと思います。
(報告:D3渡邉)

ゼミの様子

第75回ゼミ(オンライン開催):2022/09/04(日)09:00-11:30

第75回メディア教育論ゼミは,堀田先生,長濱先生,川田先生,現役ゼミ生3名,OB・OGの合計12名が参加しました。

残り少ない現役ゼミ生も学位取得を間近に控え,博士論文の具体的な進め方や,博士論文の先行研究に何を引用し,それを,これまで取り組んできた研究にどのように結びつけるかといった,博士論文における理論の位置付けに関するアドバイスが行われました。

私は8月に博士学位論文の最終審査を終え,今回が現役としては最後のゼミの参加となります。堀田先生からは研究者としてのアイデンティティの確立が必要であるとのアドバイスをいただきました。博士課程修了後も,継続して社会における自分の役割を見定めながら,自分自身の研究者としてのアイデンティティを模索していきたいと思います。

最後に「HORI BUDDHA」に2階目の階段が追加されました。階段が追加されるたびに選ばれる今回のほりたん語録は,「ゼミは,強い個の集まりであるべきです」でした。堀田先生からはその意味として,研究は共同で行うとしても誰かが責任を持つといった強い個が必要であるとともに,強い個だけでは研究が広がらない。メディア教育論ゼミでは一人ひとりが強い個の集まりであると思いたい,ということをお話しいただきました。

(報告:D3小田)

ゼミの様子
HORIBUDDAに搭載された語録

OBの板垣君が学会賞をダブル受賞

OBの板垣翔大君(現・宮城教育大学・専任講師)が,2つの論文賞を立て続けに受賞しました。

○日本産業技術教育学会学会賞 論文賞
 この賞は、特に優れた研究をなし、その業績を日本産業技術教育学会会誌に発表した者に与えられるものです。

板垣翔大,千田優花,阿部博政,安藤明伸,堀田龍也(2021)
スマートデバイスとAIの骨格検出を用いたのこぎり引き動作の学習の実践と評価
日本産業技術教育学会誌,第63巻,第3号,pp.371-378

受賞関係記事:
https://www.is.tohoku.ac.jp/jp/news/award_p/detail—id-1230.html

○コンピュータ利用教育学会学会賞 論文賞
 この賞は,コンピュータ利用教育学会の会誌に論文を発表し,コンピュータ利用教育の発展に独創性および将来性をもって寄与したと認められる者に与えられるものです。

板垣翔大, 浅水智也, 佐藤和紀, 中川哲, 三井一希, 泰山裕, 安藤明伸, 堀田龍也(2021)
AIを活用したプログラミングを取り入れた授業が中学生のAIに対する意識に与える効果
コンピュータ&エデュケーション Vol.51 pp.58-63

受賞関係記事:
https://www.is.tohoku.ac.jp/jp/news/award_p/detail—id-1232.html

オンライン夏合宿(第74回ゼミ):2022/08/06(土)~2021/08/07(日)

第74回ゼミは,今年で8回目となる恒例の夏合宿でした。今回は,当初,山形・河北町で宿を貸し切っての対面開催を計画していましたが,新型コロナ感染拡大(第7波)の影響で,オンライン開催に変更しての実施となりました。
合宿参加者は,堀田先生,長濱先生,川田先生と立花さん,現役ゼミ生3名,OBOG13名,講師として小柳先生@関西大,高橋先生@学芸大,柴田・田島先生@東海大,泰山先生@鳴門教育大,小島先生@奈良教大,三井先生@山梨大,小柳研@関西大ゼミ生2名,佐藤研@信州大ゼミ生3名,板垣研@宮教大ゼミ生1名,長濱先生の出身研究室(森田研@早稲田大)ゼミ生1名,彦田先生@興南中高の総勢35名でした。

現在の堀田研は,OBOGが多く,D3学生が3名(うち1名は,博論予備審査と博士論文提出を終えて,最終審査直前)という構成に変化しています。そこで,夏合宿の企画運営については,前回までのようにゼミ生を中心としたものではなく,今回からOBOGが中心になって進める形に変化しました。ご担当OBOG各位,ありがとうございました。
夏合宿の内容についても,これまでの夏合宿で中心的に行われてきた堀田研ゼミ生の博論研究に対する討議に加え,関係研究室ゼミ生の研究討議やOBOGの現在取り組んでいる研究報告が行われました。さらに,大学教員になられたOBOGから,大学教員として様々に取り組んでいる事柄についても情報共有いただきました。
講師の小柳先生からは,研究者,かつ,大学教員として取り組むべき内容や構えについてのご指導をいただきました。また,高橋先生からは,総括として,堀田研という基盤の上に,堀田研で博士号を取得した研究者が,自分らしさをどのように確立していくのかについてのヒントをいただきました。講師の先生方,ありがとうございました。

堀田研夏合宿の実施形態や内容は変化しましたが,目的は変わりません。堀田先生から冒頭で,夏合宿の目的(1.各自の研究を説明し,2.自分の研究がどのように見え,何が伝わらないかを知り,3.他者の意見を取り入れ,4.研究内容/方法/新規性/社会的価値を確認,5.研究のセオリー習得,6.先人の努力に学ぶ,7.縦横のコミュニティ形成)をお示しいただきました。今,夏合宿を終えて,それぞれの参加者が目的を達成できたかを振り返りつつ,今後の研究につなげてまいります。
(報告:D3中川)

Slackでの情報共有
夏合宿の記念写真

第73回ゼミ(オンライン開催):2022/07/10(日)09:00-10:40

第73回のメディア教育論ゼミは,現役3名と,堀田先生,長濱先生,川田先生,OG・OBなどオブザーバー4名の計10名の参加で実施されました。
博士論文の予備審査を終えたゼミ生と,これから本格的に博士論文を執筆するゼミ生の報告を受けて,堀田先生から「まず何も見ずに頭の中にある情報だけでプレゼンを作ってみること」というご指導がありました。プレゼンを一から作ることで,ロジックを通すことができたり,自分でできていないところが分かったりすることや,プレゼンを先に作ることで,結果を見通すことができることなどを説かれました。博士論文も予備審査も,一つ一つの研究とその発表も,「こういうことが言いたい」と見通しをもって進めることができるようにしたいと思いました。
ゼミ生の進捗状況の報告だけでなく,オブザーバーの皆さんの近況や研究の報告,今後の計画も刺激になりました。
次回のゼミである夏合宿の予告もありました。久しぶりに対面で開催できることを切に願っています。
(報告:D3渡邉)

オンラインでのゼミの様子

第72回ゼミ(オンライン開催):2022/05/15(日)09:00-11:00

第72回メディア教育論ゼミは,堀田先生,川田先生,現役ゼミ生3名,OG・OBなどオブザーバー6名の計9名がオンラインで参加しました。現役ゼミ生からは,それぞれの進捗に応じた研究相談を行いました。学術的な知見に寄与するために,どのように博士論文を骨太にするかという点や,研究における自分のブランディングの重要さに関して堀田先生からアドバイスをいただきました。

ここ数ヶ月は,現役ゼミ生よりもOG・OBの参加の方が多くなり,メディア教育論ゼミの在り方も変化しつつあるように感じています。これまでは現役ゼミ生が中心となり研究の進捗を報告して,堀田先生のご指導を受けながら学ぶことが中心でした。一方,現在では多くのOG・OBの参加により,現在だけでなく少し先の未来を見ながら,研究を進めることができるようになりました。今回参加した6名のOG・OBのうち3名は,今年の4月から大学の教員として新たなスタートを切っています。大きな環境変化があった中でも研究を続けている姿勢に刺激を受けました。大変ありがとうございました。

最後に,第68回ゼミで30本目のリボンを結び役割を終えた「ほりたん神社」に代わり,今回から次世代の「HORI BUDDHA」が始動しました。「HORI BUDDHA」は,足場となる板に論文名を記載し,足場と垂直な面にほりたん語録を印字した板を追加していくことで,階段が1段ずつ増えていく仕組みになっています。もちろん板垣さんの作品です。
今回のほりたん語録は『大事なことは「不言実行」ではなく「有言実行」』でした。堀田先生からは,その意味として,目標を立てるという点で意味があること,実行したいことを仲間に話すことで周囲に手伝ってもらいやすいということをお話しいただきました。
(報告:D3小田)

オンラインでのゼミの様子
新しいHORI BUDDA

第71回ゼミ(オンライン開催):2022/04/10(日)09:00-10:35

3月に院生2名と研究生1名が修了し,4月から現役ゼミ生が3名になりました。第71回のメディア教育論ゼミは,現役3名と,堀田先生,長濱先生,川田先生,OG・OBなどオブザーバー4名の計10名の参加で実施されました。
この4月にゼミのOG・OBの皆さんで大きく立場の変わった方も多く,その紹介からスタート。ゼミ生の研究の進捗報告では,査読論文と博士論文の関係や統計処理のトレンドなどが話題になりました。また,オブザーバーからも,研究生の修了報告や最近の取り組んでいることなどの近況報告がありました。
これからのゼミでも,堀田先生・長濱先生・川田先生からはもちろん,OG・OBの皆さんからも学び続けていきたいです。
(報告:D3渡邉)

オンラインでのゼミの様子

第70回ゼミ:2022/03/28(日)09:00-12:45

第70回メディア教育論ゼミは,感染症対策を行ったうえで,久しぶりの対面実施となりました。参加者は,堀田先生,長濱先生,現役ゼミ生4名,OG・OBなどオブザーバー5名の計11名でした。前回対面で実施された第50回ゼミ以来,約2年ぶりの対面ゼミでした。
毎年,3月ゼミは東京実施ということで,今回のゼミ会場にOB荒木先輩が校長をお勤めになっているドルトン東京学園をお借りしました。また,OGの安里さんは,沖縄からご夫婦で東京にいらして,ゼミにご参加されました。

ゼミの最初の1時間,ドルトン東京学園 校長の荒木先輩が引率くださり,一同が学校内を見学させていただきました。ドルトンプランに基づく教育を支える学校設備について,多くの学びの機会をいただきました。荒木先輩,ありがとうございました。

ゼミは,堀田先生のご指導,ご報告からスタートしました。堀田先生より,今後の学会・研究会でも対面とオンラインのハイブリットが計画されているとの情報をいただきました。続いて,ゼミ生発表では,博士号を取得され,3月末で博士課程後期を終了される村井さんと稲垣さんより,今後の研究について報告がありました。そして,現在,博士号取得に向けて研究を進めているゼミから発表が行われました。堀田先生からは,博論審査日に向けて研究を進めるのではなく,博論準備が整った後に審査を受けるという姿勢で臨むようにとご指導をいただきました。次に,OB・OGから近況報告がありました。堀田先生からは,忙しい時ほど近況を報告し,コミュニティの力を自分の力に変える重要性をお教えいただきました。
ゼミが終わり,オンラインよりも対面ゼミで得られる情報量の多さを実感しながら,ゼミ後恒例の鰻を黙食いたしました。

最後になりましたが,堀田先生,長濱先生におかれましては,先般の東北での地震の影響により東北新幹線が止まっている状況で,移動が大変な中,東京ゼミをご実施いただきました。OB・OGならびにゼミ生一同感謝の気持ちでいっぱいでした。堀田先生,長濱先生,このような学びの機会をご用意くださり,誠にありがとうございました。
(報告:D3中川)

ドルトン東京学園でのゼミの様子

久しぶりの鰻

第69回ゼミ(オンライン開催):2022/02/20(日)09:00-12:05

第69回のメディア教育論ゼミは,オンラインで開催され,堀田先生,長濱先生,川田先生,現役ゼミ生6名,OG・OBなどオブザーバー4名の計13名の方が参加いたしました。
堀田先生のご指導,ご報告からスタートしました。ウィルス蔓延の影響から各学会の対面やオンライン,さらにハイブリッドでの開催についての解説をいただき,さらに,学会発表の今後についてのお話をいただきました。
ゼミ生からの発表は,博士論文の最終審査が終わったゼミ生の報告の後に,博士論文の提出のゴールが近づきつつあるゼミ生の報告等が続きました。堀田先生からは,具体的な博士論文の提出に向けた戦略についてのご指導が多くなされておりました。
また,メディア教育論ゼミの恒例の夏合宿の案内もありました。現役の学生,多くの先生方,さらにOBOGの皆さんが参加のできる,学びがあり,そして楽しい夏合宿となるための準備が始まっています。通常のゼミがオンラインだからこそ,夏合宿では対面で皆さんにお会いできることを願っています。
(報告:D3稲垣)

ゼミの様子

発表の様子

第68回ゼミ(オンライン開催):2022/01/09(日)09:00-11:55

第68回のメディア教育論ゼミは,堀田先生,長濱先生,川田先生,現役ゼミ生6名,OG・OBなどオブザーバー4名の計13名の参加となりました。もう少しすると対面での開催も可能になってくるのではないかと思いつつ,今回もオンライン開催でした。
3月修了に向けたお二人の先輩方が,予備審査での気付きや博士論文提出の準備の過程を報告してくださいました。堀田先生曰く「8割はこれまでの先輩が報告してきたことと同じ」とのことですが,繰り返し報告していただくことは,後に続く者にとって,大変ありがたいことです。
また,研究生の報告は,長濱先生・川田先生とキャンパスでのディスカッションで練り上げられたものでした。対面だからこそ議論が進んだということが伝わってきて,対面でのゼミ再開が一日千秋の思いで待ち遠しいです。
ゼミの最後,論文採録記念で「ほりたん神社」にリボンを結びつける儀式がありました。今回で神社のリボンが30本となり,ひと区切り。第1弾の「ほりたん危機一髪」の50本と合わせて,現役のメディア教育論ゼミ生で80本が採録されたことになります。さらなる積み重ねができるように,精進します。
(報告:D3渡邉)

ゼミの様子

ほりたん神社に30本目のリボン

第67回ゼミ(オンライン開催):2021/11/14(日)09:00-11:45

オンラインで開催された第67回のメディア教育論ゼミは,11月に東北大学のメディア情報学講座に着任された長濱澄先生が初めて参加されました。
長濱先生は「学会などでの人との関わりが楽しくて足を運んでいて,それが研究実績につながった」というお話をされていらっしゃいました。これから長濱先生とのつながりによる研究が生まれそうで楽しみです。
今月末には,来春博士号取得を目指す院生の博士論文の予備審査が行われます。
堀田先生から,予備審査に向けた心構えとして,「自分としては完成に近い原稿が書けています。先生方にご指導いただいてよくしていきたい。という姿勢で臨むのがよい」というご指導をいただきました.
堀田先生およびゼミ生から予備審査用の論文の印刷や製本に関する情報共有も行われました。
私自身も予備審査に臨みますが,ゼミのSlack上でも,ゼミ生の皆さんが毎日のように論文チェックをしてくださり,心強い思いでいます。皆様へのご恩に応えられるよう,しっかり準備をしたいと思います。
メディア教育論ゼミは,コロナにより1年半以上オンラインで実施されていますが,緊急事態宣言が明けたことを受け,対面に向けた検討も始まりました。皆さんとの再会を楽しみに待ちたいと思います。
(報告:D3村井)

ゼミの様子
研究生の阿部先生の発表

第66回ゼミ(オンライン開催):2021/10/10(日)09:00-11:40

第66回のメディア教育論ゼミはオンラインで開催され,堀田先生,川田先生,現役ゼミ生5名,OG・OB4名の計9名が参加しました。
まずは現役ゼミ生から各自の研究の進捗報告が行われました。今年度や次年度の学位取得を目指す現役ゼミ生が多くを占めるようになり、例えば、個々の特徴にあった業績一覧の示し方を戦略的に行なっていくことや、論文の了解性の重要さなどを再認識する機会となりました。
次にOB・OGからの近況報告や研究の進捗報告が行われました。研究以外の仕事を持つ中で、研究を継続するためのタイム・マネジメントの工夫や、実践者コミュニティ運営に関する取り組みなどの共有がありました。このようにOB・OGがゼミに参加し続けていただけることに大変刺激を受けるとともに、現役ゼミ生にとって、OB・OGは博士課程修了後の研究への向き合い方に対するロールモデルであると感じました。
(報告:D3小田)

オンラインゼミの様子
発表の様子

第65回ゼミ(オンライン開催):2021/09/05(日)09:00-12:20

第65回のメディア教育論ゼミもオンライン開催で,堀田先生,川田先生,現役ゼミ生6名,OG・OB5名の計13名の参加となりました。
各自の報告を通して,先行研究のレビューには時間がかかることや,研究には旬があることなど,大事なことを繰り返しご指導いただきました。また,OB・OGの皆さんからも,ゼミ生の各自の報告にSlackでアドバイスをいただいたり,ご自分が現在進めている研究の報告をいただいたりと,大いに刺激をいただき,ありがたかったです。
ゼミでは,論文採択の記念としてオブジェにリボンを結びつける儀式があります。第1弾の「ほりたん危機一髪」が50本でした。第2弾の「ほりたん神社」が30本中,今回で29本になりました。そして,もうすぐ神社が終わるということで,板垣先輩と川田先生による第3弾のオブジェのお披露目もありました。早く次世代のものの出番が来るように頑張ります。
(報告:D3渡邉)

オンラインでのゼミの様子
ほりたん神社に29本目の参拝
第3弾の装置の裏側

オンライン夏合宿(第64回ゼミ):2021/08/07(土)~2021/08/08(日)

毎年恒例のメディア教育論ゼミの夏合宿が行われました。
新型コロナウィルス感染症の拡大のため,今年もオンラインでの実施となり,各自リモートからの参加で実施されました。外部から講師の先生方8名,オブザーバー3名の方々をお招きし,さらにOBOG9名,ゼミ生5名(博士課程後期)+1名(研究生),特任助教の川田先生,そして堀田先生の合計28名による合宿となりました。
堀田先生の挨拶からスタートし,ゼミ生の意気が高揚するとともに,より良い合宿にする決意をもって今年の夏合宿が始まりました。まず,博論検討第1ラウンドです。3グループに分かれて自分の研究を発表し,講師の先生方からたくさんのご指導とアドバイスをいただきました。続いてOG八木澤さんの講話「私の博士論文」では,「4つの壁と3つの装備」という博論を書く際の壁と装備についてのお話をいただきました。続いてOB荒木さん,OG登本さんから,博論を書き上げた研究者としての近況報告をいただきました。1日目の総評として小柳先生(関西大学)からは,これからの時代の教育実践研究における研究倫理に関するご助言をいただきました。最後に堀田先生のまとめで1日目が終わりました。
夜の部「懇親会」では,各自の近況報告のほか,グループに分かれての博論に対する熱い議論,情報交換,交流が行われました。楽しい夜のコミュニケーションが行われて,濃く深い学びの1日が終わりました。
2日目は,最初に博論検討第2ラウンドが行われ,先日とは違う先生方に自分の研究の発表をしました。続いてOB佐藤さんによる「私の教育工学実践」の講話がありました。佐藤さんの教育工学者として生き様,継続する力の強さをゼミ生は受け取りました。続いて総評として高橋純先生(東京学芸大学)による,これからの変化の激しい時代に生きるとともに,教育工学に関わる者として,さらに堀田研のゼミ生としての心構えのお話をいただきました。グループによるディスカッションと発表の後,最後に堀田先生から「野望に戻る」という研究者としての生き方のお話をいただきました。
メディア教育論ゼミというチームは,この夏にまた一歩大きく前に進みました。
(記録:D3稲垣)

オンライン夏合宿の様子
村井さんの発表

院生が学会賞を受賞しました(2021/07/15)

オンラインで開催された国際会議 IAAI 10th International Congress on Advanced Applied Informatics (AAI2021) にて,渡邉光浩君が「Best Paper Award」を受賞しました。

情報科学研究科のWebサイトへの掲載記事

メディア教育論ゼミの院生の研究がこのような形で学術的に認められることはたいへん嬉しいことです。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

第63回ゼミ(オンライン開催):2021/07/11(日)09:00-11:40

第63回のメディア教育論ゼミは,これまでに引き続きオンラインで実施されました。堀田先生,現役ゼミ生,OB・OG合わせて11名が参加しました。オンラインでの開催に慣れてきて,そのメリットを感じる反面,いつかまた対面で堀田先生やゼミ生の皆さんとしっかりと話し合う時間も持てたらと感じました。
今年度の学位取得を目指すゼミ生に対しては,博士論文の題目や構造についての具体的なアドバイスが行われました。しっかりと構造を通すことで,序章や先行研究に何を含めるのかが定まってきます。また,論文のフォーマットなど見えないところにも多くの時間が必要なので,想定の3倍以上の時間がかかることを見込んで進めなければならないことを学びました。また,個別の研究についても具体的な指導が行われました。研究は個別の事象を対象としていたとしても,そこから教育的価値へと結びつけることが大切であることも学びました。
次回のゼミはオンラインでの夏合宿となります。本日のゼミ終了後には,夏合宿に向けて幹事の打ち合わせをオンラインで行い,当日の流れや,システム面,今後のスケジュールなどの確認を行いました。有意義な合宿となるよう幹事一同で引き続き,合宿に向けて準備を進めていきたいと思います。
(報告:D3小田)

オンラインゼミの様子

第62回ゼミ(オンライン開催):2021/05/30(日)09:00-11:40

第62回のメディア教育論ゼミがオンラインで行われ,堀田先生,現役ゼミ生,OBを合わせて12名が参加しました。
現役ゼミ生の中には,本年度中の学位取得を目指すゼミ生も複数おり,博論の進め方や組み立て方に関する具体的な指導が行われました。
ゼミでは,論文が採択されるたびに,「ほりたん神社」と名づけられたオブジェにリボンが結び付けられています。今日のゼミ終了後に,特任助教の川田先生が,採択された本人に代わってリボンを結びつける「代理参拝」を行ってくださいました。今回結びつけられたリボンは,この3か月に採択された6本です。
今回のリボンで,リボンを結ぶスペースがいっぱいになり,堀田先生から,新たなオブジェを制作したらどうかという提案が出されました。論文採択を記念するオブジェとしては,「ほりたん神社」は,第1弾の「危機一髪」に続く第2弾でした。いずれも木材加工が得意なOBの板垣さんが手作りしてくださっています。
第3弾がどのようなものになるのか,楽しみにしたいと思います。
(報告:D3村井)

オンラインゼミの様子
ほりたん神社のリボンが一杯に

第61回ゼミ(オンライン開催):2021/04/18(日)09:00-12:00

第61回のメディア教育論ゼミが,今回もオンラインで行われました。
3月で院生1名とマスター2名が修了し,4月からは院生6名と研究生1名のゼミになりました。
今回のゼミには,3月修了の3名と,OB・オブザーバーの2名の参加もあり,堀田先生と,情報リテラシー論分野に特任助教として着任された川田先生を合わせて14名での開催となりました。
ゼミの冒頭,OBOGやオブザーバーの皆さんの近況報告がありました。それぞれの博士論文・修士論文を発展させようとする研究・実践についてご紹介いただき,修了後のご姿勢からも学ばせていただくことができました。
論文執筆・投稿や博士論文の見通しについて,それぞれの研究の進捗状況に応じたご指導がありました。特に今回は,共著者の方々と共同で研究していくときに気を付けておくべきことや,統計についてしっかり理解した上で各手法を用いることなどが,何名かの院生へのご指導の中で繰り返し話題になりました。
繰り返し話題になることは,これまでのゼミの中でも話題になってきたこと。繰り返されることは大事なことである証拠ですが,その一方で,大事なことであるにも関わらず,これまで自分事として捉えることができていなかったということでもあります。そのことを肝に銘じ,ゼミからの学びを自分のものにしながら研究を前に進めていきたいと思います。
(報告:D3渡邉)

ゼミの様子
川田特任助教のコメント

第60回ゼミ(オンライン開催):2021/03/14(日)09:00-12:40

3月14日(日)に,第60回のメディア教育論ゼミが行われました。今回もオンラインでの開催です。6名のOB・OGをはじめ,合計18名の参加となり,年度の区切りの会にふさわしい参加人数となりました。
最初に,オブザーバーの自己紹介とOB・OGの近況報告がありました。現在取り組んでいる研究だけではなく,新しい道への挑戦や新年度から新しい環境でのご勤務といった報告もありました。アクティブなOB・OGの姿は今後もゼミ生の道標です。
今回は八木澤さんから博士論文最終審査について報告がありました。準備から審査当日に至るプロセスについて資料をもとに具体的に聞かせていただきました。今後の研究計画についても報告され,研究を続けることの大切さを学びました。続いて,安里さんと遠藤さんからは修士論文審査会と大学院の2年間の報告がありました。二人のゼミへの貢献ぶりに,ゼミ生からは感謝の声が出ていました。
その後の一人一人の研究の進捗状況の報告をしました。早めに自分の研究の価値を考えることの大切さ,剽窃チェックの対応,先行研究のレビューの必要,時機を逃さずに研究を進めること等,今後留意しなければいけないことを学びました。堀田先生からは,今回も熱くご指導をいただきました。
ゼミ終了後には,三人の修了のお祝いの会をしました。温かい雰囲気の中で節目の会が終了しました。
(報告:D3佐藤)

ゼミの様子
御祝い会の様子

院生が学会賞を受賞しました(2021/03/07)

このたび情報コミュニケーション学会にて,村井さん(D3)が「優秀発表賞」を受賞しました。
この賞は,同大会の研究発表のうち,最も優れた1件に贈られるものです。
年会がオンライン開催だったため賞状が届きました。

東北大学大学院情報科学研究科Webサイトへの掲載

メディア教育論ゼミの院生たちの研究がこのような形で学術的に認められることはたいへん嬉しいことです。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

いただいた賞状

修士論文審査会:2021/02/15(月)09:00-12:00

メディア情報学講座の修士論文審査会がオンラインで行われました。メディア教育論ゼミからは,安里さんと遠藤さんが審査対象となりました。2人とも2年間の研究成果を全力で発表しました。審査委員からは厳しい質問も出されましたが,いずれも精一杯回答しました。

安里基子:小学校教科書で用いられているグラフからの情報の取り出しに関する基礎的研究
遠藤みなみ:小学校の若手教師によるICT活用の力量形成に関する研究

3月の教授会を経て,修士(情報科学)が授与される予定です。御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

安里発表
遠藤発表

第59回ゼミ(オンライン開催):2021/01/10(日)09:00-12:00

第59回のメディア教育論ゼミがオンラインで行われました。
堀田先生とゼミ生,OBやオブザーバーの参加もあり,12名での開催でした。
論文執筆・投稿や博論作成・提出について,それぞれの研究の進捗状況に応じた的確なご指導がありました。
また,博士号を取得した後の研究者としての在り方についてのアドバイスもありました。単に研究指導に留まらず,修了後の研究者としての生き方まで指南していただくことのできるゼミ。本当に有難いです。
コロナが心配されはじめた頃,ゼミで青葉山に集まったのは昨年2月。それから,ゼミはオンライン開催が続いていますが,論文採択を記念する「ほりたん神社」は「次に集まった時に」と保留になっていました。それから1年近くが経ち,保留となっていた論文採択も10本に。昨年9月に修了した2名とこの3月に修了予定のゼミ生の分もあることから,今回のゼミ終了後,青葉山にいるマスターが「代理参拝」を行うことになりました。昨年9月に修了したお二方の写真が祀られるとともに,論文タイトルの書かれたリボン10本が無事に納められました。採択された皆さん,おめでとうございます!
(報告:D3渡邉)

オンラインゼミの様子
11ヶ月ぶりの「ほりたん神社」

第58回ゼミ(オンライン開催):2020/11/15(日)09:00-12:00

本日,第58回のメディア教育論ゼミが行われました。
オンライン開催も半年以上が経ち,オンラインでの開催がすっかり板についてきました。
冒頭では堀田先生から,いつもの通り,連続セミナーの今後の開催状況や国内外の学会や研究会の状況についての共有があり,どの研究会や学会で何を発表するのかを計画的に考えて投稿することについてお話がありました。その後は,博論が近いゼミ生から順番に8名が発表を行いました。
博士論文を書くことについて,これまでも多くの先輩方が,自分の体験と対策を共有していただき,暗黙知の蓄積が行われてきました。しかしながら,やはり自分自身がその立場になった時には,大変さは変わらず,時間をやりくりするための作戦を立て,やらないことを決めて取り組むことが必要であるということが大切であることを改めて実感しました。自分自身が社会人大学院生であるからこそ,博士論文作成に向けて,より意識して準備をしていく必要があることを感じました。
また,現在論文作成に向けて研究を続けているゼミ生に対しては,調査の質問項目の設計,査読論文で使う語句の選び方などの具体的な内容などについてご指導いただきました。論文の内容と投稿先の学会があっていることや,その学会の学術的な前進に寄与することが必要であることが必要であるなど,各自が論文を進めていくために必要な多くのやりとりが行われました。
本日も熱い議論をありがとうございました。
(記録:D3小田)

オンラインゼミの様子

院生が学会賞を受賞しました(2020/10/09)

このたび読書学会にて,大久保君(D3)が「読書科学研究奨励賞」を受賞しました。
この賞は,論文誌『読書科学』に収録された論文から、優れた研究論文と認められた1編の著者に対して授与されるものです。
年会がオンライン開催だったため賞状が届きました。

東北大学大学院情報科学研究科Webサイトへの掲載

メディア教育論ゼミの院生たちの研究がこのような形で学術的に認められることはたいへん嬉しいことです。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

いただいた賞状

第57回ゼミ(オンライン開催):2020/10/04(日)09:00-12:05

10月4日(日),第57回のメディア教育論ゼミが開催されました。
9月にお二方が博士号を取得されたことは喜ばしいことながら,ゼミのメンバーが減ってしまい,少し寂しい思いをしていましたが,そのお二方とも今回のゼミに参加してくださり,オブザーバー含めて合計13名の参加となりました。
ゼミの開催はオンラインですが,普段からSlackで報告やディスカッションを行ったり,ZoomやMeetで研究相談を行ったりと,日常的にオンラインのツールを使って各自が研究を進めています。そしてゼミ当日は,それぞれの報告から研究手法や査読論文・博論執筆の進め方を学びます。これまで何回も聞かせていただいていることもありますが,各自の現在の進捗状況に応じて,実感と伴った理解へと繋がっています。
教育のデジタルトランスフォーメーションが劇的に進む中,旬を逃さないように,そしてその先まで見通せるような研究を進められるように,今後も努力し続けていきます。
(報告:D3渡邉)

オンラインゼミの様子
OBになったばかりの2人

第56回ゼミ(オンライン開催):2020/09/06(日)09:00-12:40

第56回メディア教育論ゼミも,コロナ対策のためオンラインで開催されました。宮城県のほか,東京都,神奈川県,静岡県,島根県,鹿児島県,沖縄県と,日本各地のゼミ生がオンラインで集まりました。戦後最大級の台風が九州地方に接近する中での開催となり,沖縄県や鹿児島県からの参加者が空模様の報告をすることからゼミがスタートしました。
この9月で博士号を取得して修了予定の山本さんと大久保さんが現役生として最後のゼミ参加となり,ゼミ終了後にささやかな修了式を行いました。堀田先生はお二人に,「修了後に研究を止めずにやっていけるかどうかが試されている」と激励の言葉を贈られました。修了する大久保さんからは、博士論文執筆の原動力となったエナジードリンクの紹介などもありました。
お二人は,これまでずっと博士論文の進め方や手続きのことなど多くの情報をゼミ生に共有してくださってきました。改めて,ゼミという仲間で一緒に博士号を目指すありがたさを感じました。
(報告:D3村井)

ゼミの様子
さわやか笑顔の山本先生
エナジー大久保

院生が学会賞を受賞しました(2020/08/22)

日本教育情報学会にて,山本先生(D3)が「奨励賞」を受賞しました。
昨年度の全国大会での全発表から1編だけが選ばれました。
札幌学院大学で行われる年会にて表彰される予定でしたが,年会がオンライン開催だったため賞状が届きました。

東北大学大学院情報科学研究科Webサイトへの掲載

メディア教育論ゼミの院生たちの研究がこのような形で学術的に認められることはたいへん嬉しいことです。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

いただいた賞状

院生が学会賞を受賞しました(2020/08/10)

日本デジタル教科書学会にて,安里さん(M2)が「若手奨励賞」を受賞しました。
今年度の全国大会での全発表者から2名選ばれたうちの1人です。
京都大学で行われる年会にて表彰される予定でしたが,年会がオンライン開催だったため,表彰もオンラインでした。

東北大学大学院情報科学研究科Webサイトへの掲載
日本デジタル教科書学会Webサイトへの掲載

メディア教育論ゼミの院生たちの研究がこのような形で学術的に認められることはたいへん嬉しいことです。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

いただいた賞状
本人による受賞コメント

オンライン夏合宿(第55回ゼミ):2020/08/01(土)~2020/08/02(日)

毎年恒例のメディア教育論ゼミ夏合宿が行われました.
今年は,新型コロナウィルス感染症の拡大のため,3密を避けるべくオンラインでの実施となりました。ZoomとSlack,Google Driveを駆使して,各自リモートからの参加により夏合宿が実施されました。外部から講師の先生方10名をお招きし,OBOG7名,ゼミ生9名(博士課程後期)+2名(博士課程前期)の合計28名による合宿となりました。今年は博士課程前期のゼミ生も博士課程後期と同様に研究討議にフル参加となりました。
鷹岡先生(山口大),三井先生(常葉大)からは「私の教育工学人生」と題したご講演をいただき,講演内容について参加者によるディカッション&質疑応答をしました。また,複数グループに分かれてゼミ生の研究を講師とOBOGへご指導いただいた「博論・修論検討」,小柳先生(関西大),高橋先生(東京学芸大)による「総括」,1日目の夜に実施した「懇親会」と,例年行われている夏合宿とほとんど同じ内容で熱い議論,情報交換,交流が行われました。それぞれのセッションでは,Zoomのブレークアウトルームの機能を活用して,闊達な議論が行われました。リアル合宿との違いは温泉と食事がなかったことくらいでした。
研究に関する各議論では,教育工学について熟議,研究のモチベーション確認,自分の研究がどの分野に役に立てるのかの議論等々が行われました。ご講演いただいた先生からは,教育工学は学際的な学問領域なので,自分の研究だけでなく,他分野の研究にもアンテナを広げたり,教養を積み上げたり,さらには広く情報を収集するためには,外国語も習得する必要があることをご指導いただきました。また,われわれ堀田研は,堀田先生のネットワークで研究を進めることが多いわけですが,一人一人が独り立ちした研究者として研究を進められるように,意識を高く,プロアクティブに動けるようにとのアドバイスもいただきました。
ご指導をいただきました講師の先生方,誠にありがとうございました。
(報告:D3中川)

オンラインで議論
研究発表の様子
夏合宿のマスコット

夏合宿前のオンライン懇親会:2020/07/26(日)21:00-22:30

堀田研究室では毎年,夏合宿を実施しています。コロナウイルス感染拡大防止のため,今年は集まることはできませんが,そんなことで学びを止める堀田研究室ではありません。8月1日(土)・2日(日)の2日間,オンラインで夏合宿を開催する準備をしています。
夏合宿に向けて,オンラインで,25日(土)夜は幹事団の最終打合せがみっちり行われました。さらに26日(日)夜には参加者の顔合わせを兼ねた懇親会が行われました。
26日(日)夜の懇親会には,堀田先生の呼びかけで,講師の先生方,ゼミOG・OB,そして現役のゼミ生の合わせて26名が参加。全員で乾杯した後,自己紹介や近況報告で盛り上がりました。
夏合宿本番も,この勢いで盛り上がっていきたいと思います!
(記録:D3渡邉)

オンライン懇親会の様子

第54回ゼミ(オンライン開催):2020/07/05(日)09:00-12:00

7月5日(日)に第54回のメディア教育論ゼミが行われました。今回もオンラインでの開催です。発表者に加えてオブザーバーも3名参加し,合計14名の出席者でした。
今回は大久保さんと山本さんから,先日の博士論文の予備審査の報告がありました。予備審査のために準備すること,発表資料の作成の工夫や発表時の心構え等,審査に至るプロセスから審査当日までの取り組みを聞かせていただきました。お二人の報告は具体的であり,博士論文という目標に向かって進んでいる私たち後輩にとって今後の道標となるものでした。
その後の一人一人の研究の進捗状況の報告について,堀田先生から今回も熱くご指導をいただきました。「自分の構想を図式化することの大切さ」「博士論文の構想を常に考えていること」「ロジックをどのように考えるか」「木を見ながら森を見ることの重要さ」等,今後留意しなければいけないことを学びました。また,コミュニティの一員としてゼミの研究活動に貢献することの意義もご指導いただき,身が引き締まる思いでした。
ゼミ終了後には夏合宿のためのオンライン操作の練習をしました。幹事団は前日も打ち合わせを行い,準備を進めました。ゼミ員全員が成長するオンライン夏合宿に向かって前進しています。
(記録D3:佐藤)

オンラインゼミの様子

第53回ゼミ(オンライン開催):2020/06/06(日)09:00-12:00

本日、第53回のメディア教育論ゼミが行われました。緊急事態宣言が解除されてからの初のゼミでしたが、前回、前々回に引き続き、オンラインでの開催となりました。オンラインであるからこそ、資料は伝えたいことを簡潔に表現する、話もポイントを絞るといったことが求められますが、発表の仕方、ツールの使い方に関して、この3回を通してそれぞれがより慣れてきたことが感じられました。
今回のゼミは10名の発表者に加え、OB・OGも3名参加し、いつも通り、博論のゴールに近いゼミ生から順に研究の進捗報告を行いました。ゴールが近いゼミ生には共通して、博論の賞味期限に関してのアドバイスがあり、博論として、長く続く研究の価値を伝えることの大切さについて考える機会となりました。また、長く続く研究の価値を示すためには、自分の研究をメタ的に見ること、自分の論文がどの領域の何を解決しようとしているものなのかを俯瞰してみることが大切であることを、改めて認識しました。
ゼミ生の発表と並行して、Slackでは発表に対する関連情報、感想、気づきなどをそれぞれが書き込んでいますが、発表者にとっても、参加しているゼミ生にとってもより議論が深まる手段となっていることを感じました。
ゼミの終了後は、夏合宿についての合宿幹事の打ち合わせが行われました。今年度の夏合宿はオンラインで開催されることが決定しました。そのため、より有意義な合宿にするために、オンラインならではの工夫を行うことを中心に検討が行われました。
(記録:D3小田)

オンラインゼミの様子

第52回ゼミ(オンライン開催):2020/05/10(日)09:00-11:20

ゴールデンウィーク明けで,コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言が延長されてから迎える週末。感染者数は減少しつつありますが,まだまだ安心できる状況ではなく,今回もゼミも青葉山キャンパスに集まることはできませんでした。オンライン会議を使い,予定通りの日程でゼミが開催されました。
ゼミの冒頭は,今後のメディア教育論ゼミや,国内外の全国大会や研究会の開催,堀田先生が登壇予定のセミナー等の日程の確認がありました。多くのイベントが中止や延期,オンライン開催に変更となり,まだまだ先行きは不透明な状況です。
そのような状況ではありますが,ゼミ生は研究を各自で進めています。9月修了を目指すゼミ生をスタートにそれぞれの取組と進捗状況を報告しました。ネット上で事前に共有している資料を基に,要点をまとめて短時間で報告するように心がけています。対面の場合もそうですが,オンライン会議の場合には特に留意したい点でもあります。
オンラインによるリアルタイムでの指導と併行して,Slack上での情報交換や感想の交流が行われました。学会の全国大会や研究会の発表内容や投稿論文へのアドバイスなど,参加したゼミOG・OBやオブザーバーからもコメントをもらうことができ,同時・非同時を組み合わせたオンラインのゼミを進めています。
それぞれのゼミ生への指導において,「多くの先輩方の資料の蓄積をしっかり利用していくこと」「毎日2行ずつ書く習慣を付ける」など,これからの学びを進めていく上で重要な内容を共有することができました。これらは,ゼミ生全員に共通する「これからの研究者としての姿勢」に通じることでもあります。
感染者数が少しずつ減少しつつある中,対面でのゼミはまだ先になると思いますが,オンラインで仲間とつながって学びを深めていくことの大切さを感じています。
(記録:D3山本)

オンラインでのゼミ

第51回ゼミ(オンライン開催):2020/04/19(日)09:00-11:20

コロナウイルス感染症対策のため,緊急事態宣言が全国に拡大された週末。キャンパスに集まることはできませんでしたが,オンライン会議システム等を使い,予定通りの日程でゼミが開催されました。
毎回のゼミの冒頭は,今後のメディア教育論ゼミ,国内外の研究会や,堀田先生がご登壇予定のセミナーなどの日程の確認がありますが,多くのイベントが中止やオンライン開催に変更。こんな状況がいつまで続くのか,先行きは不透明です。
そんな中でも,ゼミ生は研究の歩みを進めています。9月修了を目指す2人から,この4月にD3になった社会人院生までのドクター7人と,M2になったマスター2人がそれぞれの取組を報告しました。各自の研究内容は様々ですが,研究の妥当性を担保するため,同じ調査手法を採っている別の研究にあたることや,大学院生は,自分の専門分野に深い知識を持ちながら,関連する分野についても幅広い知見を持つ「T字型人材」であるべきだ,ということなど,全員に共通する学びがありました。
ネット上で共有している資料を基にしたオンライン会議システムでの発表と同時に,Slack上での情報交換や感想の交流が行われました。加えて,参加したゼミOG・OBやオブザーバーにもコメントをいただくなど,オンライン開催ならではの良さも味わうこともできました。
コロナウイルス感染症の拡大が深刻な状況である一方,世の中は急激に変化しています。自分の研究は社会的に価値のあるものだという信念を持ちつつ,「研究のチャンスを逃すと次は永遠にやってこない」ということを肝に銘じて,歩みのスピードを上げていきます。
(記録:D3渡邉)

オンライン会議システムでのゼミ
オンライン会議+ネット上の資料+Slack

オンライン懇親会:2020/04/03(金)21:00-23:00?

本日は,メディア教育論ゼミの懇親会が行われました。
懇親会と言っても,対面で行う懇親会ではなく,オンラインでの懇親会です。
現在,コロナウィルス感染症対策のため,一堂に会するのがなかなか難しい状況があります。
今後,対面でのゼミの代わりにビデオ会議システム等を使ってゼミを行うことを想定し,その練習も兼ねての懇親会でした。

懇親会には,19名の現役ゼミ生やOBOG等が参加しました。
各自が各家庭で飲み物や食べ物を準備して,近況報告を中心に,約2時間やりとりが行われました。
近況報告では,新年度に入った現在の生活の様子,研究の進捗状況などが画像と共に紹介されました。新年度に入り,職場が変わった人や結婚して引っ越しをした人もおり,その報告があるたびに,みんなで拍手をしてお祝いをしました。

発表者が近況報告をしている間に,チャット画面では,他のゼミ生同士で発表内容に対する質問や感想がやりとりされるなど,オンラインならではのパラレルなやりとりも見られました。
また,自宅から参加しているということもあり,会の途中で飲み物を取りに行ったり,家の用事を済ませたり,家族が参加したりするなど,各自のスタイルに合わせた参加が可能であるのもオンラインならではだと感じました。

会の最後には,堀田先生から,オンライン会議システムをうまく活用するためには,
ミュートのオンオフなど細かいコツがいる,そのような使い方の確認をするのが今回の趣旨であったこと,このやり方が確立すれば,対面でやるゼミとオンラインでやるゼミの使い分けができるので,継続して取り組んでいきたいと思っている,といった話がありました。

メディア教育論ゼミも7年目に入りました。
ゼミ生だけでなくOBOGも増えてきて,学び続けることを保証すべく,どういうやり方が効率よく,また合理的なのか,いろいろなやり方を吸収しながら模索を続けています。
メディア教育論ゼミはまだまだ進化します。
(記録:D3八木澤)

全員で乾杯!
各自1スライドで近況報告

第50回ゼミ:2020/02/23(日)09:00-12:30

記念すべき50回目のメディア教育論ゼミは,粉雪が舞う仙台・青葉山で行われました。
新型コロナウイルスへの対応として,ゼミ生の参加は各自の判断とすること,参加する際はマスクなど慎重な対策をすることという条件つきでの実施でした。
ゼミの冒頭では,堀田先生から,3月修了の博士号取得修了に向けた動きやOBたちの研究活動などの話があり,身の引き締まる思いになりました。
今日のゼミでの堀田先生からのキーフレーズは「無邪気すぎるな」ということ。学会でも,研究でも,さらには世の中の色々な場面においても,複雑な状況の中で「できること」「できないこと」があり,皆,慎重に判断をしながら進めている。そうしたことを考慮して各自が動くことが必要であると,人としてのふるまいについて教えていただきました。
論文採択を記念する恒例の「ほりたん神社」にリボンを結んだのは,前回ゼミに続き快進撃を続ける山本先生でした。「科学教育研究」と「コンピュータ&エデュケーション」の2誌に採択が決まったそうです。
ゼミ終了後には,いつものウナギに加えて,長野のお店から取り寄せたケーキで50回目のゼミ開催をお祝いしました。
(記録:D3村井)

粉雪の青葉山
ゼミの様子
ほりたん神社
50回祝ケーキ

第49回ゼミ:2020/01/12(日)09:00-12:30

本日,第49回のメディア教育論ゼミが行われました。
今回のゼミは11名の参加者で進みました。ゼミ生からの報告を中心に熱い議論が繰り広げられました。
ゼミの冒頭では,堀田先生から,関連学会の全国大会や研究会への発表や参加についての確認がありました。ゼミメンバーが先々を見通しながら,学会への参加を積極的に行っていき,存在感をアピールすることの大切さを認識しました。
その後は,ゼミ生11名が順に研究の進捗状況を報告しました。はじめに博士後期課程での研究の進め方について,個別指導の際の具体的な指導内容から話がありました。自分の専門分野以外の方に,きちんと伝えることができるのか,大きな問いを持って自己の研究の価値を見いだしているのかなど,博士論文を執筆するにあたり,重要な内容を再確認することができました。
ゼミ終了後は恒例の「ほりたん神社」に,中川,大久保,山本の3名がリボンを結びました。和やかな雰囲気の中,恒例の鰻丼をいただきました。本日のゼミを無事に終了しました。
(記録:D2山本)

ゼミの様子
3人が論文採録
恒例のうな丼

第48回ゼミ:2019/11/17(日)09:00-12:30

本日,第48回のメディア教育論ゼミが行われました。今回のゼミは8名の参加者と通常よりも少人数ではありましたが,外の乾燥した空気のピリリとした肌寒さとは裏腹に,熱い議論が繰り広げられました。
ゼミの冒頭では,堀田先生から,若い人の育成についての堀田先生の見解を通して,教育工学の業界への貢献意識を常に持つことの大切さについて話がありました。また,今後の研究会や全国大会の参加についての確認がありました。先々を見通しながら,このような学会への参加を計画的に行っていくことの大切さを認識しました。
その後は通常通り,博論に近いゼミ生から順に研究の進捗報告を行いました。理論研究の大切さや,大局的に捉えるために研究の概略を描けることの大切さなどの指摘がありました。これらの指摘は,これまで堀田先生にアドバイスいただいていた,博士論文は対処法的な研究にとどまるのではなく,その研究成果の汎用性を伝えることが価値につながる,ということが元になっていると感じました。
ゼミ終了後は恒例の「ほりたん神社」に,日本教育工学会の論文採択が決定した山本さんがリボンを結びました。和気藹々とした雰囲気の中,恒例の鰻丼をいただき,本日のゼミを終了しました。
(記録:D2小田)

ゼミの様子
ほりたん神社
恒例のうな丼

第47回ゼミ:2019/10/06(日)09:00-12:30

第47回のゼミは11名が参加。院生10名の各自の研究に関するディスカッションが行われました。
トップバッターは学位論文の最終審査を目前にした荒木先輩からのご報告。ゼミ生としての最後の参加になるのだそうですが,予備審査前後のご苦労から,早め早めにご準備をされてきた過程を聞かせていただきました。博士課程は長い道程ですが,先輩方がそのご努力を惜しみなく披露して,道標となってくださることに感謝です。
ドクター8人がそれぞれの進捗を報告した後は,入学する前からオブザーバーとして参加してきたマスター2人の発表デビュー。「自分が研究したい内容が伝わるように」とのオーダーでしたが,初めてということに加えて,思いが溢れてなかなかコンパクトにまとまらず,堀田先生からは厳しくも温かいご指導がありました。
ゼミ終了後,採録決定した査読論文の報告はなく「ほりたん神社」は今回お休み。ただし結果待ちがいくつかあるので,次回が楽しみです。
解散した後も,堀田先生がゼミで話題にされたご自分の論文をSlackで共有されるなど,オフラインでもオンラインでもご指導いただけることがありがたいです。
(記録:D2渡邉)

今回が最後の荒木先輩
ゼミの様子
恒例のうな丼

第46回ゼミ:2019/09/01(日)09:00-12:30

第46回ゼミは,ゲストを含め18名の参加がありました。久しぶりにゲスト参加の多い回でしたが,ゼミの冒頭で,堀田先生はゲストが参加する意義について話をされました。
「ゲストがゼミに参加するということは,その場で研究の方法論を共有することができるし,お互いの興味を知ることもできる。研究の方法論を知ったり,お互いの興味を知ったりすることは,共同研究に繋がる。」
お互いの研究を知ることの価値を確認し,ゼミはスタートしました。

ゼミ生の発表では,6名が研究の進捗を報告しました。
それぞれの報告に対して,査読論文を投稿する際の投稿先の検討の仕方や,ねらいに応じた研究手法の選び方,博士論文の構成を踏まえた個別の論文の繋げ方などについてご指導いただきました。
また今回は,社会人院生にとって重要なスケジュール管理についても話題になりました。
早めの資料共有は,資料を見る人にとっても見てもらう人にとってもメリットがあります。限られた時間で研究に取り組む自分たちにとって,スケジュール管理は,具体的な研究の方法論と同じくらい身に付けなければいけない能力であることを自覚しました。

ゼミ終了後には,「ほりたん神社」に2本のリボンが結ばれました。今回採録された論文が通算57本目ということで,この調子を維持しながら今後も取り組んでいければと思います。
その後,恒例の鰻をいただき,今回も無事ゼミは終了しました。
(記録:D2八木澤)

久しぶりの大所帯
採録決定の2人が参拝
恒例のうなぎ

白石合宿(第45回ゼミ):2019/08/03(土)~2019/08/05(月)

今年で5回目となるメディア教育論ゼミ夏合宿が,昨年に引き続き南蔵王にある白石温泉にて行われました。ゼミ生,OB・OGを含め,26名の参加でした。
東北地方の山間部ということで涼しい気候を想像していたのですが,合宿初日に白石蔵王駅を降り立つとすごい暑さでした。しかし,その後に行われた議論の数々はこの暑さに負けないものでした。
ちょうど仙台にお越しだった第一線でご活躍の8名の研究者の先生方が,グループでの話し合いやリフレクションを通し,ゼミ生一人ひとりに指導をしてくださいました。ゼミ生の博論に関する説明を聞きながら,研究題目に用いる言葉,調査対象を選んだ理由や研究動機など,違う分野だからこそ感じる疑問を次々にあげてくださいました。ゼミ生は,講師の先生方の質問に答えていくことで,自分の研究をメタ的に俯瞰することができ,自分では気付くことのできなかった課題を把握できた様子でした。
OB・OGの話からは,博士課程を取得するまでの苦労や取得を支えた環境について聞くことができました。博士号を取得する過程は,決して楽なものではなく,時には越えられそうもない壁にぶつかったこともあったようです。しかし,自分が研究に至った怒りを思い出し,仲間や家族に支えられながら何とか乗り越えることができたという話からは,博士号取得は強い意志がないとできないことだということを改めて認識しました。「博士号には覚悟をもって臨む」という言葉が非常に印象的でした。
夜の懇親会では,参加者からの差し入れをいただきながら,様々な話題で盛り上がりました。日中のゼミに負けないくらいの熱いディスカッションが繰り広げられていました。
夏合宿を通して,ゼミ生一人ひとりが,そしてメディア教育論ゼミというチームが,また一歩成長する機会をいただきました。
(報告:D2八木澤)

集合写真
博論についての議論
最終日のリフレクション

第44回ゼミ:2019/07/14(日)09:00-13:00

今回の第44回メディア教育論ゼミは,昨年度末にマスターを修了された兪さんがオブザーバーとしてご参加くださり,12名の出席者となりました。堀田研では,OB・OGとの交流や共同研究なども盛んにおこなわれ,論文指導だけでなく,研究者ネットワークでの作法も学ぶ機会が多くあります。OB・OGのご貢献もすべてボランタリに行われていますが,同様に学会の運営もボランティアによって成り立っています。研究を進めるうえで,利己的にならぬよう,ゼミ運営のみならず,学会に対しても積極的かつ協力的な姿勢で臨むようにゼミ冒頭で堀田先生よりお言葉をいただきました。

今回ゼミ生への研究指導の多くで,取り扱う内容についての妥当性(なぜそこを取り扱い,周りにある別の内容を取り扱わないのか),議論全般の論理性,裏付けとなる理論について,堀田先生から丁寧に,かつ緊張感のあるご指導をいただきました。また,論文タイトルとアブストラクトについて,概要能力と特徴付け能力の重要性をご指導いただきました。「論文1ページ目真ん中で『お前はすでに死んでいる』とならないように」とのご指導が印象的で,身の引き締まる思いでした。

毎回,ゼミにおける研究進捗報告の準備にはかなりの時間を要し,また,ゼミ中はかなりの緊張感があります。しかし,ゼミが終わると和やかな時間となり,恒例の鰻丼をいただきました。前回のゼミ同様,子供を連れて参加するゼミ生がいらっしゃり,ゼミ終了後は笑顔に癒されました。
(記録:D3中川)

ゼミの様子

恒例のうなぎ
かわいい子も参加

第43回ゼミ:2019/06/02(日)09:00-13:00

メディア教育論ゼミも,今回で43回目を迎えました。

昨日,後藤さんが本審査を無事合格されたとの報告があり,これでゼミ開設当初からいるメンバーは,堀田先生のみとなりました。ゼミ冒頭で堀田先生から,これまで先輩たちが培ってきたノウハウをお互いに共有し,それを伝えていくことを意識する必要があるというお話がありました。
今回のゼミでは,8名の発表者から研究の進捗の報告がありました。

調査研究に関する指導では,実践から探索的に導き出された知見なのか,先行研究による理論を背景としたものなのかといったことについて,「帰納的」「演繹的」という言葉で説明がありました。また,分析中の研究の報告をしたゼミ生の例を挙げ,原稿を執筆するタイミングについては全ての調査,分析が終わってから書き始めるのではなく,調査計画がある程度進んだ段階で書き始めるのがちょうどいいと指導されました。
いずれの内容も自分一人の活動では得られない実践知であり,先に書いたように,今後,この学びを自分たちで意識して引き継いでいかねばと思います。

ゼミ終了後は,前回お預けとなった「ほりたん神社」に2本のリボンが結ばれました。
その後,恒例の鰻をいただき,今回も無事ゼミは終了しました。

今回のゼミでは子供を連れて参加したゼミ生もいました。こういった形でゼミへの参加を受け入れてもらえることは,社会人学生が多い本ゼミにとって大変ありがたいことです。
どのような状況でも学び続けることは大変なことではありますが,そういう状況をお互いに支え合う,ゼミという学び合いのコミュニティについて,改めてその存在の大きさを感じました。
(記録:D2八木澤)

ゼミの様子

ほりたん神社参拝
恒例のうなぎ

第42回ゼミ:2019/04/21(日)09:00-13:00

メディア教育論ゼミは,学位を取得された先輩方が3月にゼミを「卒業」されましたが,新たにマスター2名を迎えました。この2名がオブザーバーとして参加。またゼミOBであり,この4月から大阪教育大学大学院連合教職実践研究科の特任講師となった板垣さんも駆けつけてくださり,ゲストも含め,今回は11名の参加となりました。発表者は6名と少ない人数でしたが,堀田先生の熱いご指導やゲストの方々の貴重なアドバイスをいただき,濃密な時間になりました。

ゼミでは,論文の投稿先となる学会の成り立ちや沿革,論文の査読の仕組みなど,一人で研究をしているだけではなかなか知り得ない貴重なお話を伺うことができました。また,研究会や全国大会などを経て査読論文にしていくことや,博士論文で大事なのは章立てや骨子で,「論」文なのであるから,論の構造がしっかりと決まってから書き進めることなどのアドバイスもありました。見通しを持って計画的に研究を進めていくことの大切さを改めて確認することができました。

採録が決定した査読論文があり,新しい担当がリボンを準備したのですが,ファーストオーサーの方々が欠席だったため,「ほりたん神社」はお預けとなりました。次回のお楽しみです。

ゼミ終了後,恒例の鰻をいただきました。
(記録:D2渡邉)

ゼミの様子

ほりたん神社
恒例のうなぎ

第41回ゼミ:2019/03/17(日)13:00-16:00

第41回のメディア教育論ゼミが,毎年年度末恒例の東京を会場としたゼミとして,武蔵野大学附属千代田高等学院で開催されました。会場校の荒木校長先生には様々な配慮をしていただきました。今回はゼミ生の他,ゲストやオブザーバーとして5名の参加があり,合計15名の参加となりました。
最初に,情報コミュニケーション学会で優秀研究賞を受賞された村井さんへ,堀田先生とゼミ生一同からお祝いが贈られました。同じゼミ生の栄誉を喜び合えたひとときでした。その後,堀田先生からは,ゼミ生の近況と今後の学会についての説明がありました。また,ゼミでの発表の仕方やセミナーや学会で人とつながる意義についてご指導がありました。ゼミ生として今後の心構えを改めて学びました。
その後の,一人一人の研究の進捗状況の報告は,各自の前回からの前進ぶりを示すものでした。堀田先生からは「論文のストーリー展開にはコツがある」「常に博士論文の章立てを意識していることが大事」「どこに研究のオリジナリティがあるのか」等,私たちが留意しなければいけないことを,今回もご指導いただきました。また,「博士論文に取り組む際に日々の中で何を優先するか」といった貴重な情報を得ることができました。ゼミの最後には,参加されたゲストから,私たちゼミ生の励ましとなる温かいコメントをいただきました。
今回は東京開催ということで,ゼミ前に,堀田先生の誕生日のお祝いを兼ねたランチ会がありました。また,武蔵野大学附属千代田高等学院の校舎見学や次年度生徒会長によるすばらしいプレゼンテーションもあり,ふだんのゼミとは一味異なる学びも得ることができました。
(記録:D2佐藤正)

ゼミの様子
村井さんの受賞祝い
堀田先生の誕生会

第40回ゼミ:2019/02/24(日)09:00-13:00

第40回のゼミは,ゲストを含め13名が参加しました。発表者は8名と通常よりも少ない人数でしたが,堀田先生より熱の入ったアドバイスと,博士論文最終審査を先日終えた齋藤さんの参加により,とても濃厚な時間となりました。

ゼミの冒頭では,現在進行中だったり,すでに結果が出ていたりするゼミ生の,博士論文の予備審査,本審査の状況が伝えられました。また齋藤さんから,博士論文審査中の体験話や,今後の進路について共有がありました。齋藤さんのアドバイスから,論文を書く中で,常に構想図の全体図からやるべきことの優先順位を立てていくことの大切さを学びました。

その後はいつもの通り,博士論文に近いゼミ生より順に研究の進捗を報告しました。博士論文の構想図に取り掛かり始めたゼミ生への堀田先生からのアドバイスからは,構想図の構成を論理的に位置付けることの大切さや,自分の研究の立ち位置を明確にすること,さらに自分の研究の領域を定める割り切りが大事であることなどを学びました。また,論文の書き方に関して,論文の構造を理解することが大切であり,そのためには論文の構造を他者の論文からしっかりと学ぶ日々の努力が必要であることを学びました。

ゼミ終了後は恒例の鰻をいただきました。8月に予定しているゼミ合宿についての話題を中心に盛り上がりました。

また,本日はとても嬉しいお知らせがありました。ゼミと同じ日程で情報コミュニケーション学会にて発表された村井さんが,「優秀研究賞」を受賞しました。同じゼミ生としてもとても嬉しく同時に身が引き締まる思いです。
(記録:D2小田)

白熱するゼミの様子

恒例のうなぎ

院生が学会賞を受賞しました(2019/02/24)

情報コミュニケーション学会にて,「優秀研究賞」を村井さん(D3)が受賞しました。
今年度の全国大会での全発表者から1名だけが選ばれたものです。
明治大学で行われている年会にて表彰されました。

東北大学大学院情報科学研究科Webサイトへの掲載

メディア教育論ゼミの院生たちの研究がこのような形で学術的に認められることはたいへん嬉しいことです。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

第39回ゼミ:2019/01/13(日)09:00-13:00

第39回のゼミは,ゲストを含め14名の参加でした。ゼミ開始に際して,博士後期課程学生の中間発表会でベストプレゼンテーション賞を受賞した中川さんに,堀田先生よりお祝いのお花が贈られました。ゼミ生の活躍をみんなでお祝いできる,嬉しい時間でした。
その後,堀田先生より博士論文の審査段階にあるゼミ生の近況について情報を共有いただきました。先輩方の取り組みから,博士論文の審査に関わる具体的な対応の方法を学ぶことができ,成長していかねばならないと気持ちが引き締まりました。堀田先生による解説は,ゼミ生全員にとって非常に重要な情報であり,前のめりになって聞きました。
その後はゼミ生それぞれが研究の進捗を報告しました。堀田先生からは「なぜそのことを研究するのか」「どのように分類したのか」「どのように比較対象を設定したのか」など,論文の価値や意味が読者に伝わるようにするためのポイントを中心にご指導をいただきました。自分の研究についてのご指導だけでなく,他のゼミ生へのご指導からも,それぞれ自分の研究に置き換えて学び,考えを深める重要な時間でした。
進捗報告の終了後,2本の紀要論文が採録された荒木さんが「ほりたん神社」にリボンを結び付けました。前回飛び出した「ほりたん危機一髪」に続き「ほりたん神社」が50本のリボンでいっぱいになるよう,ゼミ生一同研究に精進していきます。
その後,恒例の鰻をいただき,ゼミを終えました。
(記録:D3大久保)

ゼミの様子
ベストプレゼン賞おめでとう
ほりたん神社にリボンを

中川さんが博士後期課程学生発表会でベストプレゼンテーション賞を受賞しました(2018/12/10)

12月10日に開催された,第20回博士後期課程学生発表会において,メディア教育論ゼミの中川さんがベストプレゼンテーション賞を受賞しました。
博士後期課程学生発表会は,研究の背景や意義,研究計画と準備状況をまとめ,専門外の人にも面白さが伝わるようにわかりやすく発表するものです。「専門外の人に対して発表のおもしろさが分かりやすく伝わったかどうか」を基準に傍聴者と先生方から最も票を集めた人に対して授与されるのがベストプレゼンテーション賞です。
中川さん,おめでとうございます。

ベストプレゼンテーション賞の賞状

第38回ゼミ:2018/12/02(日)09:00-13:00

第38回のゼミは,ゲストを含め14名の参加。院生10名それぞれの研究の進捗状況の報告や現時点での課題に関する相談と,それに対する堀田先生のご指導が続きました。「たくさんの論文を読むと,論文の構造が分かる」「ほかのゼミ生が書いている博士論文を読んで,それに自分なりのコメントをすれば,自分の博士論文もスムーズに書けるようになる」といった日々の努力の仕方や,博士号取得までのそれぞれのステージですべきことやぶつかる壁など,大きな流れについてのご指導。毎回丁寧にご指導いただいていますが,前回お休みされたこともあってか,いつも以上に熱がこもっていたように感じました。
最近のゼミの情報交換はメーリングリストから,Slackに移行しています。今回のゼミでも,堀田先生のご指導が続く中,院生がSlack上で感想を書き込んだり,情報提供をしたりしていました。ゼミ後のリフレクションや,院生相互の論文チェック,学会参加者の報告などもSlack上で行われるなど,ツールによって院生のコミュニケーションの仕方が変わってきています。
ゼミ終了後は採録決定した査読論文の報告。前回はゼロだったのですが,今回は2本でした。1本目で,堀田研創設から累計で査読論文採録50本目となり,恒例の「ほりたん危機一髪」の最後の穴に剣を刺すと,ほりたんが見事(?)飛び出しました! そして2本目は,新しい「ほりたん神社」へ。メディア教育論ゼミの新たなステージへの挑戦がスタートしました。
(記録:D1渡邉)

ゼミの様子
祝50本!飛び出した!
恒例の鰻

第37回ゼミ:2018/10/28(日)09:00-13:00

本日,第37回のメディア教育論ゼミが行われました。今回のゼミはゲストを含め12名の参加でした。今回,堀田先生が体調不良でご欠席ではありましたが,Slack上でリアルタイムの御指導をいただきながら,緊張感を保ちつつ,自主的に進めることができました。
まず,本日の進め方について進行から説明があり,その後,院生それぞれが進捗状況を発表し,質疑・意見交換を行いました。今回は,進行と記録をそれぞれで分担しながら進める形式で,お互いに役割を分担しながら進めることができました。院生全員が発表に対して質問や意見を行い,研究テーマに対するそれぞれの思いを語る場面もあり,積極的に参加できたと思います。また,Slackを通して,堀田先生から途中途中に的確な御指導をいただきながら,それぞれの研究への考察を深めていくことができました。
ゼミ終了後は,恒例の「ほりたん危機一髪」なのですが,今回のゼミでは,論文の採録に関する報告が無く,危機一髪は実施できませんでした。このような状況は初めてのことでした。ゼミの目標である査読論文50本まであと1本ですから,今後,しっかり頑張らなければと全員が決意したところです。
ゼミ終了後は,恒例の鰻をいただき,いつものようにゼミを終えました。
(記録:D1山本)

ゼミでのディスカッションの様子

恒例の鰻

槇誠司さんが博士号を取得しました(2018/09/25)

槇誠司さんが「児童生徒の統計的データの読解力に関する研究」にて,博士(情報科学)の学位を取得しました。
メディア教育論ゼミの院生として4人目の博士号取得となりました。続く後進の模範となってくれることを期待しております。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

誇らしげな槇さん

第36回ゼミ:2018/09/02(日)09:00-13:00

本日,第36回のメディア教育論ゼミが行われました。今回はゲストを含め18名の参加でした。今日の仙台の最高気温は22度で,学びを深めるのに最適な気候でした。
最初に堀田先生から,ゼミ生の近況と今後の学会参加についての確認がありました。9月28日から日本教育工学会全国大会が東北大学で開催されることもあり,大会での心構えを改めて学びました。

今回も,一人一人の研究の進捗状況の報告は前進ぶりを示すものでした。堀田先生からは「博士論文は筋が通っているかが大事」「何のための調査か,目的を明確にしておかなければいけない」「骨太の主張が必要」等,今回も私たちが共通して留意しなければいけないことを,ご指導いただきました。また,大学の紀要の活用や二重投稿にならないように留意すること,日本教育工学会のSIG活動といった貴重な情報を得ることができました。博士学位論文本審査会を終えた槇さんから,博士学位論文作成計画書と予備審査について詳しい報告があり,後進の道標を示してくださいました。

ゼミ終了後は恒例の「ほりたん危機一髪」です。査読論文が通った臼井さん,荒木さん,大久保さんの3人が対象でした。今回で49本となり,目標としていた査読論文の合計50本まであと1本となりました。また,間近に修了を控えた槇さんと鄂さんに花籠の贈呈が行われました。先達の研究やゼミ運営についての真摯な取り組みに感謝するとともに,メディア教育論ゼミの文化を継承していくことの大切さを改めて自覚しました。
(記録:D1佐藤正)

ゼミの様子

修了する槇さんと鄂さん
ほりたん危機一髪

白石合宿(第35回ゼミ):2018/08/04(土)~2018/08/06(月)

メディア教育論ゼミ第4回の夏合宿が白石温泉で行われました。白石温泉は豊かな自然に囲まれた緑のきれいな場所にあります。眺望の素敵な温泉宿で夏のゼミがスタートしました。

ちょうど仙台にお越しだった第一線でご活躍の6名の研究者の先生方が,グループでの話し合いやリフレクション等を通して指導をして下さいました。自分の研究についてご理解いただくにはどのように説明すればよいかについて勉強になりました。このことで,これまで自分がやってきた研究を俯瞰することができました。また,先生方から研究に対する臨み方や考え方など,普段とは違った視点でのご指導をいただくことができ,それが非常に大きな学びとなりました。

ゼミの卒業生からは,博士論文をどの様に書いていったかを,元ゼミ生としての視点でアドバイスをいただきました。少し前を走る先輩たちの話は実践的であり,具体的にどうすればいいのかを知ることができました。その後,議論は夜遅くまで続きました。

美味しい食事に囲まれながら,そして大きな学びをいただきながら,メディア教育論ゼミのゼミ生はこの夏にまた一歩前に進みました。

(報告:D3稲垣)

グループ討議の様子。

リフレクションの様子。
恒例の記念撮影。

第34回ゼミ:2018/06/03(日)09:00-13:00

第34回のメディア教育論ゼミが行われました。ゲストとして,修了生1名,学部4年生2名の参加があり,合計17名となりました。
今後の日程確認では,同じ研究会などでゼミ生発表し,お互いの発表を聞くこと,堀田先生からの発表に関するご指導や発表時の質疑をゼミ生が共有することの大切さのご説明がありました。私もこの研究会に参加していたので「その場にいること」の大切さを実感しました。また,9月末に予定されている東北大学でのJSET全国大会では,ゼミ生による発表と大会運営のサポートを行うことも確認されました。
その後,博士論文の執筆にもっとも近いゼミ生から順次発表を行い,堀田先生やゼミ生からの質問や助言を受けながら議論が展開されました。堀田先生からは,博士論文,査読論文の作成では「自分の研究における主張を明確にする」などのご指導がありました。毎回のゼミで同じご指導して頂いているのに,自分の研究では行えていないこと,あるいは他のゼミ生が同じ指摘を受けていることを鑑み,今後の研究に取り組んで行きたいと思います。
ゼミ終了後は恒例の「ほりたん危機一髪」です。今回は国際会議に査読論文が通った菅井さん,八木澤さん,大久保さんの3名でした。目標としていた査読論文の合計50本まであと4本となりました。また,博士号を取得した板垣さんから博士論文の製本が届き,先輩方の有難さを感じました。終了後のランチは,恒例のうな重を美味しくいただきました。
(記録:吉田)

ゼミの様子

ほりたん危機一髪
恒例のうなぎ

第33回ゼミ:2018/04/22(日)09:00-13:00

本日,第33回のメディア教育論ゼミが行われました。学位を取得された先輩方がゼミを去り,新たに2名の新入生を迎え,ゲスト参加を含め16名の参加者でした。青葉山キャンパスの木々は新緑が芽き,4月らしい景色でしたが,本日の最高気温は30度と暑い一日となりました。

ゼミでは,その暑さに負けないぐらいの熱い議論が続きました。一人一人の研究の進捗状況の報告は前回からの前進ぶりを示すものでした。堀田先生からは,「論文の書き方には技術がある」「怒りのない論文は心に残らない」「引用は厳密に」等,私たちが共通して心しなければいけないことをいくつもご指摘いただきました。また,私たちのゼミのよさである「他者からの学びを自分の論文に生かすことの大切さ」を,一人一人が自覚することができたゼミでした。

ゼミ終了後は恒例の「ほりたん危機一髪」です。該当者が不在だったので今回は担当者が剣を刺しました。今回で43本となり,目標としていた査読論文の合計50本まであと7本となりました。ゼミメンバーの精力的な取り組みでここまで来ました。また,博士号を取得した佐藤(和)さんから博士論文の製本が届き,道標があることの有難さを感じました。お昼のうな重では,「なぜゼミ終了後にうな重なのか」というエピソードも公開され,和気藹々の中で終えました。
(記録:D1佐藤正)

ゼミの様子

剣を刺す係の大久保君
恒例のうなぎ

堀田先生が情報科学研究科「研究者,駆ける」に掲載されました(2018/03/27)

東北大学大学院情報科学研究科では,「研究者,駆ける Days of Aobayama」というWebサイトの特集があり,研究科内の研究者を紹介しています。その8人目として堀田先生が掲載されました。ぜひご覧ください。

掲載された記事

「情報の海を行く羅針盤を,教育の現場へ」

板垣翔大君と佐藤和紀君が博士号を取得しました(2018/03/27)

板垣翔大君が「携帯情報端末により取得したセンシングデータに基づいた運動技能の学習支援に関する研究」,佐藤和紀君が「小学校教師によるメディア・リテラシーの授業実践の支援に関する研究」にて,博士(情報科学)の学位を取得しました。
メディア教育論ゼミの院生として2人目と3人目の博士号取得となりました。続く後進の模範となってくれることを期待しております。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

右から板垣君,佐藤君,なぜか槇さん,堀田

第32回ゼミ:2018/03/18(日)13:00-17:00

第32回のメディア教育論ゼミが,毎年年度末恒例の東京を会場としたゼミとして,東北大学東京分室で開催されました。ゲストとして,大学教員1名,修了生2名,学部3年生2名の参加があり,合計17名の参加となりました。
最初に堀田先生から,ゼミ運営についてのご指導がありました。「自分で学んでいくゼミを作る」というお話をいただき,修了生や3月で修了する3名の方のためにも,より良いチームとなるように,この言葉を胸に刻んでいきたいと思います。佐藤さんと板垣さんによるアメリカ研修の報告後,博士論文の執筆にもっとも近いゼミ生から順次発表を行い,堀田先生やゼミ生からの質問や助言を受けながら,議論が展開されました。堀田先生からは,博士論文,査読論文の作成では「型」を大切にすべきとのご指摘があり,それを各自の研究をいかに当てはめるか,論文中で使用する一つ一つの言葉は厳密に用いるなど,論文を作成する上での指針をゼミ生ごとに示していただきました。
今回はゼミ開催前のランチで,堀田先生のお誕生日のお祝い,間近に修了を控えた佐藤さん,板垣さん,望月さんに花束と記念品の贈呈が行われました(兪さんは欠席でした)。修了される皆さんが研究に真摯に取り組む姿勢を示していただいたことに感謝するとともに,論文作成やゼミ運営のために残してくださった多くのものを,メディア教育論ゼミの文化として継承していきます。
(記録:吉田)

東京分室でのゼミ
修了生は今回が最終回
お祝いのケーキ

第31回ゼミ:2018/02/25(日)09:00-13:00

本日,第31回目のメディア教育論ゼミが行われました。ゲストとして,現職教員1名,修了生1名,学部3年生2名の参加があり,合計18名でのゼミでした。
本日は,東北大学の学部前期入試の初日のため,大学構内で多くの受験生を見かけました。受験生達の緊張した面持ちにエールを送りながら,ゼミが開始されました。
本日のゼミでも,博士論文計画書の大切さ,研究構想をあらかじめ持って戦略的に論文を作成することの大切さなどがテーマとしてあがりました。
メディア教育論ゼミでは,自分の体験を振り返って共有する文化があります。本日も国際学会への投稿のための論文執筆や,博士論文のプロセスの振り返りがゼミ生から共有されました。他者のプロセスを追体験することで,自分が同じ状況になった際の心構えもでき,またその経験への堀田先生や他のゼミ生からのコメントによって,背景となる考え方も理解することができました。
ゼミ終了後,恒例の「ほりたん危機一髪」では,1名が剣を刺しました。査読論文が通過したら剣を刺すという「ほりたん危機一髪」は,まもなく任務終了の予定。既に刺さった多くの剣が,これまでのゼミの実績を物語っています。今日は板垣さんより,第二世代として手作りの「ほりたん神社」が贈呈されました。鳥居の先には,堀田先生と既に博士号を取得した登本さんの姿が。今後この2人の周りに,博士号取得者の姿が増えていく予定です。
最後は恒例のうな重で,ゼミで使いきって空っぽになったエネルギーをしっかりと補給しました。
(記録:D1小田)

ゼミでの議論
臼井さんが論文採録
ほりたん神社

第30回ゼミ:2018/01/21(日)09:00-13:00

メディア教育論ゼミは,今回が30回目という節目をむかえました。
堀田先生のほか参加者は18名で,そのうち学外から大学3年生2名の参加もありました。遠方から夜行バスなどを利用して参加して下さったというエピソードからは,メディア教育論ゼミでの学びにかける思いが汲み取れました。
2018年最初のゼミということで,堀田先生から訓示を頂き,みなそれぞれの目標を再確認しました。
前回のゼミから今回までの間に採録が決定したゼミ生の査読論文は3本でした。
博士論文審査中の2名も査読論文を増やす結果となり,学位取得にむけて勢いがついた形です。
ゼミが終了してまもなく,青葉山には雪が舞いました。あすから都内でも積雪の予報が出ており,交通機関への影響も心配されています。その大雪の影響を受けることなく今年最初のゼミが無事に開催され,一同安堵して帰路に着きました。
余談ですが,ゼミ恒例の「うな重」は,普通盛と大盛があります。うなぎのボリュームは一緒でごはんの量が違うのですが,その差は写真の通りでした。現場からは以上です。
(記録:D3臼井)

今日のゼミの様子
論文が採録されたメンバー
うなぎの普通と大盛

第29回ゼミ:2017/12/03(日)09:00-13:00

今日の最低気温は0度。肌を刺すような本格的な寒さの仙台・青葉山で,第29回ゼミが行われました。
参加者は過去最高の22人。修了したゼミ生や,大学に就職したゼミ生の研究室の学生,他大学の学生などがゲストとして参加し,メディア教育論ゼミのネットワークの広がりを感じる回になりました。
前回のゼミからの約1カ月間に採録が決定したゼミ生の査読論文は4本。そのうち1本は,修士課程を修了した相沢君によるものでした。
今年9月にメディア教育論ゼミ第1号の博士号を取得した登本さんからは,博士論文の製本が届きました。
堀田先生からは,修了後の研究のあり方について,修了後もゼミと関わりのある共同研究を続けてほしいこと,その一方で自立した研究者としてやっていくために堀田先生以外の人とも共同研究ができるようになっていく必要があること,などお話がありました。
(記録:D2村井)

たくさんの参加によるゼミ
論文が採録されたメンバー
熱く語る堀田先生

第28回ゼミ:2017/11/05(日)09:00-13:00

本日,第28回メディア教育論ゼミが行われました。
ゼミの開始時刻9時台の仙台の気温は9.4度と,10度に達しない寒さでしたが,講義室で行われた議論はいつもと変わらず熱いものでした。
今日のゼミでは,各自の博士論文の指導を通して「博士論文を書くためのセオリー」「博士論文におけるオリジナリティ」「ゼミにおける学びのメリット」の3点が話題に挙がりました。
具体的には,博士論文の各章には書かれるべき内容があり,例えば研究の背景を語る第2章では,それ以降に出てくる先行研究が取り上げられていなければならないこと,社会人学生が多いゼミにおいて,自分の仕事の経験を生かすオリジナリティをどのように研究に取り入れるのかということなどについて指導がありました。
また,上記のようなセオリーやオリジナリティの追求の仕方は,どこにも書かれていない,誰も教えてくれないものであり,ゼミに出て話を聞いているかどうかは学びとしてとても大きなものであると,ゼミでの学びについての価値付けもありました。
ゼミ後,恒例の「ほりたん危機一髪」では,欠席者2名を除く3名が剣を指しました。
そして,こちらも恒例のお昼のうな重では,白熱した議論で消費したエネルギーをしっかりと補充することができました。
(記録:D2八木澤)

白熱した議論
3名が「危機一髪」に参加
ごちそさまでした

登本洋子さんが博士号を取得しました(2017/09/25)

登本洋子さんが「中学生に情報リテラシーを育成するための支援に関する研究」にて,博士(情報科学)の学位を取得しました。学位記授与式では,修了生代表挨拶を務めました。

メディア教育論ゼミの院生として初めての博士号取得。後進が続いてくれることを期待しております。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

修了生代表挨拶
記念撮影

第27回ゼミ:2017/09/10(日)09:00-13:10

秋の爽やかな風を感じるようになった9月10日(日),第27回メディア教育論ゼミが開かれました。
今回から新たに3名の方をメンバーに迎え,総勢20名によるゼミ開催となりました。
最初に堀田先生から,今後のゼミの進め方についてご指導がありました。ゼミ運営に対する各自の携わり方や,陰で支えてくれている人の存在を忘れてはいけないことなど,メディア教育論ゼミがチームであるために大切なことばかりでした。
また,博士論文の提出を目指しているゼミ生が増えてきていることから,博士論文提出までのスケジュールについてもご説明いただきました。博士論文を完成させるためには,先の見通しをもってかなり早めに,かつ質を高く仕上げなければならないことを改めて感じ,まだ道のりが遠い私であっても,気持ちが引き締まりました。

各ゼミ生の研究報告では,はじめに修了を間近に控えた登本さんから,博論執筆の際に役立ったWordやExcelの機能の紹介がありました。研究に直接関わる内容ではありませんが,こういった情報を共有していただけるのも,メディア教育論ゼミならではの良さです。
その後,修了が近い順番に各自の研究の進捗状況を報告していきます。今回は博士論文の構成について,多くのご指導がなされました。これまで査読論文にしてきたそれぞれの研究を一本の筋の通った論文にするのは簡単なことではありません。ご指導をいただいている発表者だけではなく,これから後に続く他のゼミ生も,貴重なご指導の言葉を聞き漏らすまいと,前のめりで聴いていました。
今回のゼミでは「研究には哲学がなければならない」というお言葉が印象的でした。なぜ自分はその研究をするのか,動機となっている怒りは何なのか,研究の成果は社会にどのように貢献するのか。こういったことは研究者として日々考え続けていくべきことなのだと,ゼミに参加するたびに強く感じます。

ゼミの終了後,修了を間近に控えた登本さんに,花束の贈呈が行われました。大変感動的な瞬間でした。これまで,研究に真摯に実直に取り組む大切さを示し続けてくださった登本さん。これから登本さんが残してくださった多くのものを,メディア教育論ゼミの文化として引き継いでいきます。

その後は,恒例のうな重をみんなで美味しくいただきました。ゼミ生みんなで,よく学び,よく笑い,よく食べる。これもメディア教育論ゼミの良さだと実感するランチをもって,ゼミが終了となりました。
(記録:D1大久保)

ゼミの様子
登本さんにとって最終回の参加
恒例のうなぎ

遠刈田合宿(第26回ゼミ):2017/08/05(土)~2017/08/07(月)

メディア教育論ゼミの3回目の夏合宿が,昨年に続き宮城県刈田郡蔵王町に位置する遠刈田温泉で行われました。
講師の先生方,ゼミ生,そして応援団の総勢28名が参加しました。

遠刈田は「とおがった」と読みます。道中,「遠刈田はとおがった(遠かった)なぁ」という人は一人もいませんでした。二度目の訪問だったからかもしれません。
しかし昨年と大きく違うのは,ペンションを貸し切りで使用させてもらったことです。2泊3日,朝から晩までまさに寝食を共にしながら私たちゼミ生は何をしたのかといいますと,自分と自分の研究に磨きをかけました。
ちょうど仙台にお越しだった第一線でご活躍の6名の研究者の先生方が,グループでの話し合いやリフレクション等を通して指導をして下さいました。
さらに先生方からは,ご自身の経験談や研究の進め方,博士論文をまとめるためにはどのような姿勢で日々の研究に臨む必要があるのか等について具体的なお話をいただきました。こんな贅沢な学びの時間はありません。

食事も贅沢でした。今年は,伊勢海老,山口県から届けられた地産のハム,三角あげ,ししゃも,三陸沖の分厚いホタテまで鉄板の上で焼き上げられました。
西の方には台風が上陸し,東北もあいにくの空模様ではありましたが,連日屋外でBBQをしたあとは屋内に場所を移し,私たちの熱い熱いディスカッションは夜遅くまで続きました。

メディア教育論ゼミはこの夏もまた一歩成長し,そしてみんなでつくる夏の思い出もまた一つ増えました。

(報告:D3臼井)

ペンション貸切で暑い議論
リフレクションの時間
夜は盛大にBBQ
集合写真

院生が学会賞を受賞しました(2017/7/10)

6th International Conference on Learning Technologies and Learning Environments (LTLE2017)にて,臼井さんが「Honorable Mention Award」を受賞しました。
静岡県浜松市で行われたAAI全体会にて表彰されました。

また,同じく臼井さんが,後日,日本教育情報学会「奨励賞」を受賞しました。
昨年度の年会での全発表者から1名だけが選ばれたものです。

メディア教育論ゼミの院生の研究がこのような形で学術的に認められることはたいへん嬉しいことです。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

第25回ゼミ:2017/07/23(日)09:00-13:20

今日は東京学芸大学の高橋純研究室の学生さんもゲストとして参加し,何と17人が出席する大きなゼミとなりました。ゼミ生は研究の進捗を報告し,堀田先生からご指導やゼミ生からの意見を受けました。
堀田先生はゼミの最初に,研究者として生きるためのアドバイスをしてくださいます。この最初のご指導を私はいつも楽しみにしています。個々に向けた専門的なお話もありますが,それだけではなく,研究に携わる者としての心構えやあるべき姿についてお話してくださいます。今日のお話を一つだけ紹介します。「ある研究を調べるときに,研究方法や構造といったテクニカルなことだけを調べるのでは足りない。もっと人間臭く,その研究者の人生に近づいて,研究の背景やその時代に何があったのかを調べることも大切である。」と仰っていました。私は自身の論文のサーベイが甘いことを反省しつつ,研究者としての大切な心がけをまた一つ学ぶことができました。
ゼミにゲストで来られていた3年生の学生さんが最後の挨拶で,このゼミのレベルの高さを褒めてくれるとともに,自身はまだまだなのだと言葉を詰まらせておりました。3年生でそこまで感じることができる学生さんに感心するとともに,堀田研とはそういうゼミなのだ,と身の引き締まる気持ちになりました。
恒例のウィスキーリレーが行われ,危機一髪に剣を刺すのは4人でした。私も参加ができて嬉しい時間でした。私のリクエストに合わせて,板垣さんからすばらしい日本酒をいただきました。ありがとうございます。また,美味しいうな重をいただきました。堀田先生,いつもご馳走さまです。今日も頭の中もおなかの中もいっぱいになりながら大学を出ました。いつもゼミの時間は,私にとって色々な意味でとても贅沢な時間です。本日もありがとうございました。
(記録:D3稲垣)

17名が参加
今回は4名が査読論文通過
恒例のうなぎ

第24回ゼミ:2017/05/28(日)09:00-13:00

今回のゼミは数名の欠席がありましたが,それでも,オブザーバーのマスターコースの学生も含めて13名の出席となりました。

冒頭では,堀田先生がシアトル出張でMicrosoft米国本社を訪問された際のお土産をいただきました (MS社員である私にとっては会社備品的な感じですので,ほかの方を優先し,いただきませんでした)。Apple社製のノートPCを持つゼミ生がMicrosoftシールを貼るなど,和やかな雰囲気でゼミが始まりました。

ゼミでは,いつも通り博士論文の審査が近い人から順番に,かつ,多くの時間を費やして堀田先生からの丁寧な指導が行われました。今年9月修了を目指して博士論文を書いているゼミ生への指導も,この先すべてのゼミ生にとって必要となる情報ですので,私のようにまだまだ博士論文の道のりが遠いゼミ生にとっても大変重要なご指導でした。また,この春から大学教員になったゼミ生の近況報告を聞く場面では,堀田先生の講義準備や講義運営ノウハウも聞くことができ,将来に大学教員を目指す多くのゼミ生らが懸命にメモを取っていました。
そして,いつものことですが,ゼミが進むにつれて緊張感が漂い,堀田先生からゼミ生の使用する言葉の定義から,行われる研究の意義など,一つ一つに的確な指摘と指導がなされました。

ゼミが終わると,昼食で恒例のうな重をいただき,大変和やかな雰囲気となりました。
また,お昼ご飯を食べながら,3名のゼミ生の査読論文採録を記念して,恒例の「ほりたん危機一髪とウィスキー贈呈式」が行われました。
(記録:D1中川)

ゼミの様子
シアトルみやげ
ウィスキーリレー

第23回ゼミ:2017/04/16(日)09:00-13:00

メディア教育論ゼミ発足以来,3度目の春を迎えました。前回からゼミに参加している博士後期課程の臼井さんに加えて,博士前期課程の石坂さんと研究生の翟さんを新たに迎え,メディア教育論ゼミのメンバーは19人の大所帯となりました。新年度がスタートして間もないこともあり,今日は社会人院生の中には欠席者もおりましたが,OBの相沢君がオブザーバーとして参加し,堀田先生を含めて17名でのゼミとなりました。

メディア教育論ゼミでは博士論文を書く段階に到達したゼミ生が増えてきており,博士論文の具体的な計画を報告する人が目立つようになってきました。それについてのご指導の一つとして,ワーディング(用語や言葉の使い方)に留意することというお話がありました。このワーディングについては,ここのところ毎回のように話題に上ります。私(菅井)も先生方や査読者より指摘されることがあるので,他人(特に他分野の人)の目を持ち自分の論文をチェックするようにしなければ,と改めて思いました。
また,理系とは違い,私たち文系寄りの専攻では研究分野が多様であり,その分,論文に統一されたフォーマットがないことが,博士を取得するにあたってのリスクの一つであるということが話題となり,理系の人にも受け入れられる論文を書くことを心掛けなければならないとのお話もありました。

OBの相沢君からは,研究テーマが多彩になったとの感想をゼミ終了後にボソっといただきました。各自の研究テーマは異なりますが,自分以外のゼミ生の研究内容も把握していてアドバイスし合える,そんなよい環境の中で私たちは研究しています。
(記録:D2菅井)

ゼミ中の写真
板垣君の発表

第22回ゼミ:2017/03/25(土)12:30-17:30

本日(3月25日),堀田先生と14名のゼミ生たちが集まって,年に1回恒例の東京ゼミを開催しました。ゼミに先立ち,千代田女学園中高の歴史と今後の改革について,荒木副校長より説明がありました。続いて,高校生の「探究」授業のプレゼンテーション「コンセプチュアル・ファッションショー」を参観。サプライズで高校生から堀田先生へ,ケーキとハッピーバースデーソングのプレゼントがありました。
それぞれの研究状況については,博士論文の執筆にもっとも近いゼミ生から順次発表を行い,堀田先生やゼミ生からの質問や助言を受けながら,深まりのある議論が展開されました。
堀田先生からは,博士論文のタイトル設定を十分に吟味すること,各章を構成する査読論文はシャープにものが言えるものでなければならないこと,しかし,博士論文の中では研究の背景において1つ1つの用語を明確に定義すること,総合討論では研究で得られたことと今後の課題について示すこと,といった論文作成に取り組む際の指針を示していただきました。
今回から臼井さんがメディア教育論ゼミに加わりました。恒例の「ウイスキーリレー」は,JAEMS特集号に掲載が同時に決定した荒木より八木澤さんへの贈呈。「ほりたん危機一発」にまた1つ,歴史が刻まれました。
明日(3月26日)には,武蔵野大学有明キャンパスで「日本アクティブ・ラーニング学会全国大会」が開催されます。堀田先生の基調講演に始まり,ゼミ生による一分科会の運営や発表,大会実行委員会への参画など,堀田先生・ゼミの皆さんにお世話になります。
(記録:D2荒木)

熱心な議論
高校生の活動を見学夜は誕生日会

第21回ゼミ:2017/03/12(日)09:00-13:00

3/12に第21回メディア教育論ゼミが行われました。

ゼミが始まる前に,堀田先生と荒木さんが先週参加・発表された国際学会SITE2017@Austinの土産話を聞きながら,堀田先生からの珍しいお土産(経由地Hustonのアイスクリーム宇宙食?)をいただきました。そして,ゼミ冒頭で,恒例の査読論文採択お祝いリレー(板垣さんから荒木さんへ)のバトンが渡され,「ほりたん危機一髪」へ2本の剣(荒木さんのJAEMS研究論文+SITE2017 FullPaper 2本が採択)が刺されました。樽に刺された剣の数が,このゼミからずいぶんたくさんの論文が採択されたことを物語っています。続いて,板垣さんがご準備くださっている夏合宿の会場選定の話題など,和やかにゼミがスタートしました。

そして,各ゼミ生の研究報告が始まると,お部屋には緊張感のある心地よい空気が流れ,真剣な議論が展開されました。いつも堀田先生からは,それぞれの報告に対して的確なご指摘と丁寧なご指導をいただきます。特に今回のゼミは3月末ということもあり,4月から新しい環境で研究を迎える方へ,研究活動や研究者ネットワーク構築,仕事や家庭などのバランスに配慮しながら優先順位付けした研究を行っていくことの重要性についてご指導いただきました。そして,ゼミに参加していつも感じることですが,ゼミ生全員の研究テーマはどれ一つとして同じものはありませんが,堀田先生のそれぞれに対するご指導はその本人のみならず全員に役立つもので,ゼミに参加する意義を深く感じておりました。

ゼミが終わると,また和やかな雰囲気に戻り,みんなでうな重をいただきました。今回ゼミの翌日が堀田先生のお誕生日ということで,ゼミ生から堀田先生へお誕生日サプライズのクラッカー祝福と次回3/25ゼミ@東京への前振りが行われ,今回のゼミが無事終了となりました。
(報告: D1中川)

宇宙食板垣
荒木さんおめでとう
誕生日を祝いました

第20回ゼミ:2017/01/29(日)09:00-13:00

本日,2017年の1回目,通算で第20回のメディア教育論ゼミが行われました。
仙台は快晴で,朝の空気がとても爽やかでした。

はじめに堀田先生より「博士論文を提出するには半年前に大体でき上がっていないといけない。」とのご指導をいただきました。
博士論文に限らないことですが,審査のシステムやどれぐらいの時間がかかるかなどについて知っておくことも,研究者として必要なことだと学びました。

その後,各自の研究の進捗状況を報告しました。
それぞれ研究内容は違うものの,論文の構成の仕方やテーマ設定の仕方など,お互いの発表から学ぶことが多くあります。
また,それぞれの発表に対しての堀田先生からのご指導は,研究の足りない部分や,発展性など多くの気づきを与えてくださいます。
加えてゼミ生同士で意見を伝え合うことで研究が深まっていく営みは,皆で一つの場に集まって議論をするゼミならではのものだと毎回感じます。

ゼミ終了後は板垣さんの査読論文の採録を記念して,恒例の「ほりたん危機一髪とウィスキー贈呈式」が行われました。
前回の最終走者である村井さんから板垣さんにお祝いのリレーバトンが贈られました。
今年もゼミとして研究成果の発信し,たくさんのお祝いリレーが行われるよう,それぞれの研究活動に邁進してまいります。
(記録:D1大久保)

いつものように熱心な議論
板垣君による論文がJSETシステム開発論文として採録されたお祝い

第19回ゼミ:2016/12/04(日)09:00-13:00

ゼミでの熱心な議論
ゼミでの熱心な議論
本日,第19回メディア教育論ゼミが行われました。各人が進捗状況を報告し,さまざまな議論が交わされました。その中で堀田先生より,論文(査読論文,博士論文)の仕上げ方や,研究者としての立ち振る舞い方,研究人生の進め方に関するご助言とご指導がありました。
本日のゼミが,2016年に開催される最後のメディア教育論ゼミであったこと,またゼミの回数が第19回を数えたことを考えると,たいへんに感慨深い気持ちになりました。さまざまな背景をもった大学院生が,それぞれの思いや信念のもとに研究を行い,必死に何かを追求しようとする姿は,あらためて尊いものであると感じずにはいられませんでした。また,それらを共有していることは,同時にとても稀有なことであるとも感じました。この出会いが将来どこにつながるかは定かではありませんが,大切にしたいものです。
査読論文採択お祝いリレーのバトンは大久保さんから,稲垣さん,そして村井さんに手渡されました。また今日は久しぶりに「いわま亭」にて食事会となりました。
以上,ゼミ記録になります。それでは,皆さま,よいお年を。2017年もよろしくお願いいたします。
(報告:D3齋藤)
査読論文採択お祝いリレー
査読論文採択お祝いリレー
恒例のうなぎ
恒例のうなぎ

第18回ゼミ:2016/10/30(日)09:00-13:00

いつもながらの熱心なディスカッション
いつもながらの熱心なディスカッション

メディア教育論ゼミは,博士後期課程にお2人の入学者を迎え,10月から計13名となりました。
今回のゼミでは,11名のゼミ生が研究報告をした後に,堀田先生が限られた時間内で適切に助言をしてくださりました。ゼミ生は堀田先生の助言を一言も聞きもらすまいと真剣にメモをとっていました。博士後期課程対象のメディア教育論ゼミに参加した博士前期課程の3名も,研究の参考にしようと資料に目を通しながら堀田先生の助言に耳を傾けていました。研究内容は,統計,放送,教育心理,教師教育や学習支援など多岐にわたっているため,意外な発見やアイディアを得る機会が少なからずあります。まさに,メディア教育論ゼミの時間は,ゼミ生にとっての貴重な時間です。
4時間に渡る緊張感の中で行なわれたゼミもあっという間に終わりました。これからまたそれぞれのペースで学位取得を目指した研究生活が始まります。
ゼミ終了後は後藤さん,菅井さん,佐藤さん,登本さん,大久保さんの査読論文の採録を記念して,恒例の「ほりたん危機一髪とウィスキー贈呈式」が行われました。その後いただいた鰻重の味は,ゼミ後の解放感もあり,格別なものでした。
(報告:D3槇)

論文採録おめでとう
論文採録おめでとう
恒例のうな重
恒例のうな重

第17回ゼミ:2016/09/04(日)09:00-13:30

第17回メディア教育論ゼミが2016年9月4日(日)に行われました。
仙台は朝から曇り空はでしたが,ゼミが始まる午前9時頃には蒸し暑い気候になっていました。

semi1今日のゼミは,いつものように堀田先生から,博士課程の学生としての心構え,査読論文の執筆にむけた日常的な積み重ねの重要性などについて指導がありました。
社会人が多いゼミだからこそ,忙しいのは当たり前の中で研究をしています。「忙しいは理由にならない」「義務教育ではないので,忙しくて進められないならわざわざ進学してくる必要はない」という言葉は,研究を進める上で大事な心構えだと捉えています。

ゼミ生からの研究経過の報告の中では,自身の研究に対して,時に研究を巨視的にみたり,あるいは微視的にみたりすることで,研究の社会的な価値や意義を改めて考える必要があることについてご指導いただきました。研究をしていると,つい没頭して周囲が見えなくなったりすることがあります。ゼミでは批判的に意見が言い合える風土や,ゼミ生それぞれに批判し合える力が必要だと感じました。

semi2semi3

恒例の鰻丼の前に,佐藤と板垣君の日本デジタル教科書学会での受賞について,堀田先生をはじめとしたゼミの皆さんにお祝いしていただきました。素敵な文面の賞状や様々な副賞をいただき,大変ありがとうございました。

もうすぐ「メディア教育論ゼミ」発足2年です。ゼミ一丸となって,さらに研究成果を発信できるように邁進していけるよう,日々の努力を大切にしたいです。
(報告:D2佐藤和)

3名の院生が学会賞を受賞しました(2016/08/20)

nobo日本教育情報学会にて,「奨励賞」を登本さん(D2)が受賞しました。
昨年度の年会での全発表者から1名だけが選ばれたものです。
福山大学で行われている年会にて表彰されました。


satoita日本デジタル教科書学会にて,「若手優秀賞」を佐藤君(D2)が,「若手奨励賞」を板垣君(D2)が受賞しました。
今年度の年会での全発表者から1名のみ「若手優秀賞」,2名が「若手奨励賞」として選ばれたものです。
京都産業大学で行われている年会にて表彰されました。


メディア教育論ゼミの院生たちの研究がこのような形で学術的に認められることはたいへん嬉しいことです。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

遠刈田合宿(第16回ゼミ):2016/08/06(土)~2016/08/08(月)

メディア教育論第2回の夏合宿が,遠刈田温泉で行われました。遠刈田温泉は,仙台からバスで約1時間,宮城県蔵王町に位置し,山の緑と川の青が輝き,遠くからでも認識できる大きなこけしの欄干が愛らしい地です。

合宿では,各自の研究についてグループで発表し合いました。また,ちょうど仙台にお越しだった研究者の先生方からご助言をいただく時間もいただくことができました。
普段のゼミよりも長い時間をかけ,自分の説明が相手に伝わるか,研究の内容・方法にズレや間違いはないかなどについてディスカッションしました。
講師の先生方からご自身の体験談をお聞かせいただいたり,研究の進め方についてお話を伺ったりし,博士論文には何が求められるのか,今私たちに足りないことは何なのか,これから何をすべきなのか,普段とは違った角度で自分と向き合うことができました。

夜も遅くまで話が尽きず,充実した時間を過ごしました。遠刈田の夜は,天の川の見える満点の星空でした。

「自分が好きなことについて,自分の納得がいくように進めることができる博士論文執筆は,研究者の時間で,いちばん贅沢な時間である。」ということも教えていただきました。研究に向き合う時間を,より大切にしていきたいです。

2泊3日の叱咤激励を各自の胸に刻み,メディア教育論ゼミは,今日からまた一歩前へ進みます。

(報告:D2登本)
ディスカッション_チームA夜のディスカッション2
おやつこけしの欄干

第15回ゼミ:2016/07/24(日)09:00-13:30

気温23℃。夏とは思えない過ごしやすい気候の仙台で,第15回メディア教育論ゼミは開催されました。

今日のゼミでは,堀田先生から,大学院での研究姿勢に関して,院生の私たちの身の引き締まる熱いご指導がありました。
「本気ならやるしかない。本気でないなら早めの退散がお互いのため。義務教育でもなんでもないのだから。本気でやるのも,退散するのも強い意志が重要」
私たち院生は,常にこの言葉を念頭に置き,強い意志で研究に取り組まなければと思いました。

休憩時間には,ゼミ生の査読付き論文採録決定,国際学会発表決定の盛大なお祝いが行われました。
ゼミでは,論文や発表1本が決定するごとに,「ほりたん危機一髪」(写真)に,1本の剣を刺すことにしています。「ほりたん危機一髪」は,「黒ひげ危機一髪」というおもちゃのようなもので,D2の板垣さんが作り,堀田先生にちなんで名づけられました。全部で50本の剣が刺さると,上部にとりつけられた堀田先生人形がぴょんと飛び上がり,先生が飛び上がって喜んでいるように見えるという仕掛けになっています。
今日は,この「ほりたん危機一髪」に,一気に7本の剣が刺さりました。前回のゼミからおよそ2か月。この間,ゼミ生の査読付き論文が3本採録決定,査読付き国際学会での発表が4名決定したのです。(論文採録:D3槇さん,D2佐藤さん,D2登本さん,国際学会発表:D3後藤さん,D2佐藤さん,D2登本さん)
「メディア教育論ゼミ」が始まって1年8カ月。最近,ゼミ生の論文や発表の採録が続いています。堀田先生のご指導が着実に実りはじめているのを感じます。
論文採録と発表の決まった4人には,お祝いのウィスキーも手渡されました。
(報告:D1村井)

真剣な議論
真剣な議論
ほりたん危機一髪
ほりたん危機一髪
ウィスキーリレー
ウィスキーリレー
そして恒例のうなぎ
そして恒例のうなぎ

第14回ゼミ:2016/05/29(日)09:00-14:30

第14回メディア教育論ゼミが2016年5月29日(日)に行われました。
外からの風が心地よく教室に吹く中,
ゼミで交わされた議論は,今回もとても熱いものでした。

ゼミのはじめに,堀田先生から,ゼミ生としての姿勢についてお話がありました。

「研究を行うのは自分自身である。
人から教えてもらうだけでない。
自分自身が行っている研究だけでなく,
指導教官の動きを含め,教育の動向などに対するアンテナを高くし,
視野を広げていくことが大切。」

ゼミではよく,研究の背景となる理論や先行研究の調査が話題になります。
私たちは,論文作成のためにいろいろな情報を収集します。
今回のゼミでも,誰の研究を引用するのか,誰の主張と誰の主張が繋がっているのか,
ということが話題に上がりました。
以上のことは,論文を作成する際に必要なことですが,
今回の堀田先生のお話は,それよりももっと高いレベルの,
「研究者としての姿勢」のお話だと感じました。

私たちのゴールは学位の取得ではなく,
学位修得のための研究活動を通して「研究者」になることだと考えると,
今回のお話は,ゼミで学ぶ私たちの姿勢に活をいれていただいたのだと思います。
活が入ったためか,その後の議論は4時間近く続き,
ゼミ後のうな重ランチがテーブルに並ぶと,みんな写真を撮るのも忘れ,
食事に専念していました。

ゼミ終了後,ゼミ生3名の誕生日会を行いました。
齋藤さんセレクトの素敵なケーキが,板垣さん,村井さん,望月さんに渡されました。

みっちり研究し,しっかり食べ,思いっきり楽しむ。
そんなメリハリのある,今回のゼミでした。

(報告:D1八木澤)

緊張感のあるゼミの様子
緊張感のあるゼミの様子
5月に誕生日を迎えた3名
5月に誕生日を迎えた3名

第13回ゼミ:2016/04/17(日)09:00-14:00

第13回メディア教育論ゼミが2016年4月17日(日)に行われました。
この時期の仙台は,桜が少し見頃を過ぎ,ようやく春らしい気候になる頃です。
メディア教育論ゼミでは,博士後期課程2名,博士前期課程に1名の新人を迎え,計12名で新年度のスタートを切りました。

今回のゼミでも4時間みっちりそれぞれの研究についての議論が行われましたが,その中で堀田先生から,「このゼミは各自の研究を相談するところではなく,報告するところだ」というご指導をいただきました。
研究の細かいところは事前に個別に相談しておき,ゼミの場では研究方法論レベルの,全員に共通する点で報告や議論を行うことができるようにすべきである,ということです。
メディア教育論ゼミには,社会人学生がいればストレートの学生もおり,またそれぞれが得意とする分野も,教育実践やデータの分析,システム開発など多岐にわたっています。
メンバーが増えた今,それぞれの特技や立場を生かしながらも,ゼミ内で効率的に議論を行うためにも,今一度私たち学生が意識すべき大切な視点であると感じました。

ゼミの途中では,齋藤さん(D3)の誕生日を祝いました。
齋藤さんは統計に関する深い知識を持っており,私たちの研究に対してたくさんの助言をくださいます。
その感謝の気持ちを込めて,「誕生日おめでとう」だけでなく「ありがとう」のメッセージプレートを添えたケーキでお祝いをしました。

これからも,それぞれの特技や立場を生かし,連携して研究を進めていくことができる,仲の良いゼミで取り組んでいきます。

(報告:D2板垣)

ゼミでの議論の様子
ゼミでの議論の様子
齋藤さんの誕生日のお祝い
齋藤さんの誕生日のお祝い

第12回ゼミ:2016/03/28(月)13:00-18:30

2016年3月28日(月)に第12回メディア教育論ゼミが開催されました。
普段は,東北大学の情報科学研究科棟で開催されるゼミですが,今回は登本さん(D2)のご協力により,玉川学園で開催されました。

ゼミの前に,玉川大学の図書館を見学しました。
1階と2階には書架と自習室があり,また3階と4階はラーニング・コモンズとなっていて,高度な学修環境を備えた学修支援の場であり学修生活の基盤となる,素晴らしい「滞在型図書館」であると感じました。

その後の玉川学園でのゼミでは,今回も熱い議論が展開されました。
堀田先生から,「論文は,100本読んで1本書けるものである。そういう意味では,色々な人の論文を読んで,論理的に整合性があるか,言い回しが分かりにくいところはないかといった形式的な観点から,研究方法としてはどうなのか,自分の研究方法とはどう違うかということまで考えることが大切である。」というお話がありました。
ゼミのMLでは他のメンバーの論文を読み,コメントをするという作業を行っていますが,これは相互扶助の観点だけではなく,自己成長を促すためでもあるということがよく分かりました。

また,堀田先生は,「D3で博士論文が書き終わるとしたら,夏までにこのような感じで書くということが了承されなければいけない。」「博士論文まで意外と時間がない。」とゼミの中で仰っていました。
これらは,博士前期課程に入学する私にも聞き捨てならない言葉でした。2年後には修士論文を書き終えなければならず,意外と時間は少ないと感じているからです。これから全力で研究活動に邁進したいと思います。

ゼミ後は,「Fine Estate」さんで懇親会が開催されました。
堀田先生の誕生日のお祝い,相沢さん(M2)の修士号取得のお祝いだけでなく,私の修士課程進学祝いもして頂きました。ありがとうございました。

今回のゼミでは,研究室のメンバーも増え, 活発な議論も行われ,充実したものとなりました。

(報告:M0望月)
1

2

第11回ゼミ:2016/01/31(日)09:00-13:30

大学の周りはすっかり雪化粧です。
私は東京からゼミに参加しておりますので,風景の違いに驚きました。
とても寒い日のゼミではございましたが,ゼミ生は寒さも吹き飛ぶ熱い発表をいたしました。

堀田先生の本日アドバイスの中で,とても印象的でしたのが,「ここまでは既に研究で明確となっている,しかし足りないこういうところがある,だからこそ,それを明確にするために研究をする。」と,仰っておりました。

ある人がつくったのものの続きを研究したり,さらにより良いものに直したり,または,その人の主張は違うのでは,と疑問を投げかけてみたり。
その繰り返しで,皆で何か大きなものをつくりあげる。

研究とは,昔からその繰り返しなのですね。
私たちゼミ生も,堀田先生の指導の下で,その大きなものをつくることに関わっているのだ,そう思うと誇りに思います。

さて,本日うれしいことがありました。
ゼミ生の登本さんへ査読付き国際学会の採録が決定したと報告がありました。
恒例となりました,黒ひげ危機一髪の記念と,ウィスキー贈呈がありました。
自身のことのように嬉しいとともに,自身もそれに続きたいと思いました。

本当におめでとうございます!

 

1

 

2

 

3

 

4

(報告:D1稲垣)

第10回ゼミ:2015/12/06(日)09:00-14:00

a1仙台市地下鉄東西線の開業日と重なった今日のメディア教育論ゼミ。東西線青葉山駅北1番出口を出るとすぐ右手に情報科学研究科棟があるため,当日朝に遠方からやってくるゼミ生も通いやすくなりました。

さて,今日のゼミでのお話。
「巨人の肩の上に立つ」
Google Scholarのトップページで見かける言葉ですが,今日の各自の研究の進捗報告の際に堀田先生からあったお話の中で印象に残っている言葉です。
論文は,他の人が何を明らかにしたのかを調べた上で,その人がやり残している,またはやっていない問題を明らかにしてそこを埋めていく作業。研究の発端には怒りがあるけれども,その怒りを見せないようにクールに論を進めていくものである。
それを肝に銘じ,国内外問わず多くの文献を調べて淡々と論文を執筆し,自分の研究を豊かで実りあるものにしていきたいと思います。

話は変わりまして,今日のメディア教育論ゼミでは,ゼミ終了後に一周年記念ということでイベントがありました。
まずは,ゼミ生から堀田先生に記念品の贈呈。黒ひげ危機一髪ゲームのようなもので,査読論文が採録されるたびに剣を一本刺していき,50本刺さったところで堀田先生が飛び上がって喜ぶというものでD1の板垣さん作です。
その後,いわま亭@メディア教育論ゼミということで,いつものうなぎを講義室でおいしくいただきました。

記念品の剣はあと47本。これからも頑張って研究を進めていきましょう!

a2
a4
a3
a5

(報告:M2菅井)