第97回メディア教育論ゼミが開催され,今回は7名のOB・OGが参加しました。
はじめに,堀田先生が東北大学より名誉教授の称号を授与されたことについて,みんなでお祝いをしました。退職後に審査が行われ,今年4月に正式に決定したとのことでした。堀田先生にとって,まさに「名誉そのもの」といえる出来事であり,これまでのご実績や貢献に対して改めて敬意が示されました。
続いて,各自の近況報告や研究の進捗について発表がありました。
他学会での発表を査読論文化する際の留意点や公表データの扱い,生成AIを用いた英語論文執筆の工夫など,ゼミだからこそ率直に語り合える実践的な研究のノウハウが多く交わされました。また,今回は,大学教員となったOB・OGによるゼミ運営に関する話題も多く挙がりました。堀田先生からは,ゼミ生の入れ替わりによってゼミ全体の雰囲気や方向性が変化すること,一人ひとりのゼミ生に応じた関わり方の大切さについて話がありました。先生がかつて実践されていたゼミのカリキュラムや学生へのアプローチについて伺い,自分たちもそのような意図のもとで指導を受けてきたことに改めて気づきました。
働く環境やライフイベントの影響を受けながらも,自らの意思でキャリアを設計し,専門性を発揮しながらやり抜く姿勢は,堀田先生のご指導や各所で奮闘する仲間の存在に支えられて形成されているのだということを再認識したゼミでした。
(報告:メディア教育論ゼミOG・八木澤)