horitan のすべての投稿
児童の振り返り記述の形成的評価を支援する分析システムの検討
中高生が生成AIを学習に利用することに対する教員養成課程の学生の意識
小学生による参考文献の記述に関する実態調査 -書籍・ウェブ資料・生成AIを含む10種類の資料を対象として-
教員養成課程の学生における情報活用能力の指導イメージに関する探索的調査
縦型動画に関するメディア・リテラシーの構成要素の検討 -先行研究レビューとフェレス&ピスキテッリのメディア・コンピテンス に基づく整理-
離島における中学生の社会的つながりに関する探索的研究
小学校段階におけるクラウド・コンピューティングに関する知識内容の整理の試み
探究的な学習の基盤としての情報活用能力の指導イメージに影響する要因の探索的な検討
シンガポールとニュージーランドにおける統計的リテラシーの特徴 -大学入試問題の分析を通して-
次期学習指導要領の方向性と今後の小学校教育について
最新教育動向2026 必ず押さえておきたい時事ワード60&視点20
教師による学習に関する学術論文における学習機会と学習の場の整理
小学校社会科教科書の本文と資料の関連付けに関する児童の実態把握のための調査設計
即時共有を伴う授業観察における視線映像を用いた教師の観察行為の分析の試み
第103回ゼミ(オンライン開催):2026/06/07(日)09:00-10:55
第103回メディア教育論ゼミがオンラインで開催され,堀田先生とOB・OGの計8名が参加しました.新年度が動き出し,それぞれの立場での職務や研究が本格的に走り始めたこの時期,各自の近況とともに,学会発表の準備や研究計画,論文化に向けた相談などが幅広く報告されました.研究テーマや置かれた環境はさまざまでも,「自分の問いをどう前に進めるか」という共通の関心のもとで学び合う時間となりました.
冒頭では,堀田先生より,学会の研究会をどう上手に活用するか,そして国際学会での発表をどう位置づけるかについてお話がありました.国際学会での発表は研究者としての評価指標のひとつであり,学内の状況など各自の条件を踏まえながら計画的に機会をつくっていくこと,日本では自明として省略されがちな前提や教育の文脈こそ丁寧に説明し,プロポーザルの段階から完成度を高めて日本ならではのオリジナリティを打ち出すことが大切だというご指摘は,これからさらに挑戦を続けていくメンバーにとって大きな指針となりました.
続く各自の報告でも,研究の進め方をめぐる具体的な助言が交わされました.査読論文になりきらない成果は紀要としてまとめ組織のブランディングにも活かすこと,生成AIが振り返りの対話相手となる時代の中で,分析を通じて問いそのものが変わる探索的な進め方にこそ面白さがあること,書き手は近視眼的になりがちなので他の人に読んでもらうことが欠かせないことなど,研究の進め方についてご指導いただきました。また,世の中で大事だと言われることに取り組めば業績にはつながるが,その先で研究者としてのアイデンティティや,自分の研究をメタに説明できる枠組みを持つことが重要であるといった,研究者としてのあり方についてもご指導いただきました。いずれも報告者本人だけでなく,聴いている全員にとって学びの多いコメントでした.
今回のゼミでは「つながり」をめぐる話題が幾度も立ち上がりました.身近なところで相談できる関係や人との距離を大切にすること,小さなつながりがあちこちで芽を出し,さまざまな出会いの中で刺激を受けてもっと頑張りたいと思う,その繰り返しの中で研究は育っていく,という話に多くのメンバーが頷きました.
締めくくりには,堀田先生から,このゼミもいつまで続けられるかは分からないけれど,継続していくことが何より大切だというお話がありました.立場や環境が移り変わっても,こうして定期的に集い,互いの研究を持ち寄って学び合える場があることのありがたさを,あらためて噛みしめました.自分の問いに真摯に向き合いながら,このゆるやかであたたかなつながりの中で,これからも研究を前に進めていきたいと思います.
(報告:メディア教育論ゼミOB・大久保)
小学生の生成AIに関する知識の実態調査 ―大学生との比較を通して―
情報セキュリティに関する教育委員会における研修の実施状況と教員の意識・知識・行動の実態
A Survey of Learners’ Perceptions to Consider Group Composition in Collaborative Programming: Focusing on Proficiency and Liking
学習指導要領改訂と教育学研究(公開シンポジウム記録)
小・中学校における適切な視距離の維持に関する教育実践研究の事例
授業で観察した内容をチャットで即時共有する際の教師の観察行為の時間配分の特徴に関する一考察
小学校第5学年社会科教科書における資料と本文の関連 -水産業単元を対象として-
Decision-Making in Workbook Adoption: A Study of Kanji and Arithmetic Materials in Japanese Elementary Schools
東京学芸大学における教員養成フラッグシップ大学としての取組 -新しい教育者養成の姿を目指す「自律型カリキュラムデザイン」-
第102回ゼミ(オンライン開催):2026/04/05(日)09:00-11:45
102回のメディア教育論ゼミが,堀田先生とOB・OGを含む10名で開催されました.今回のゼミでは,新年度を迎えて,新しい立場や環境での職務,研究についての報告が行われました.研究テーマや立場は異なっていても,「これからの教育をどう支えていくのか」という共通した問題意識のもとで学び合う時間となりました.
冒頭では,4月から東京学芸大学の副学長に就任された堀田先生より,教員養成大学の歴史や,これから教員養成大学が担う役割についてお話がありました.少子化に伴う定員割れや教員数削減により,全国で教育学部の再編や広域連携が進んでいること,さらに教員免許制度の見直しによって,大学の在り方そのものが変化していることについて共有されました.
また,ゼミ生からは,大学や学校現場での変化,新たな研究課題,学会発表準備などについて共有がありました.生成AI,VR,動画制作,情報活用能力,教科書研究など,研究テーマは多岐にわたっていましたが,それぞれの環境で研究を前に進める姿や,綿密に研究の見通しを立てながら取り組む姿から,多くを学ぶことができました.
さらに,置かれている立場や環境は異なっていても,多くの人と関わり合いながら研究や大学教育を推進する点には共通性がありました.その背景には,このメディア教育論ゼミで,他者と協働しながら学ぶことの大切さを学んできたことがあるのだと感じました.
今回のゼミでは,教育を取り巻く環境が大きく変化する中でも,それぞれが自分自身の問いを持ちながら,他者と関わり合いながら学び続けていることを実感しました.メディア教育論ゼミという場を通して,研究者として教育を支える生き様を学び,実践していきたいです.
(報告:メディア教育論ゼミ生・遠藤)
取材と記事執筆によるメディア制作活動がメディア・リテラシーの土台としての「メッセージの再構成性の理解」を促す効果の検証:大学生を対象とする実践を通して
シンガポールの高等学校における統計指導の特徴 -統計的リテラシー育成の観点から-
Studying While Staying Continuously Connected with Others Online among Japanese High School Students
Elementary Students’ Perceptions of Information Technology in Physical Computing Lessons across Different Learning Topics
Evaluating a Generative AI Literacy Program in EFL Learning
情報端末を活用した学習者主体の授業推進における小学校校長の指導助言および課題克服の特徴
高等学校数学科における1人1台端末を活用した統計教育のための先行研究レビュー
学校通知文書に付加するアイコンの国籍別嗜好調査の試み
大村はまの実践に対するデジタル学習基盤による実践支援の可能性の検討
小学生の偽情報の読解と副作用を抑制するためのメディア・リテラシー育成プログラムの開発と評価 -中学年児童を対象に-
振り返りをクラウド上に記述する際に想起した内容と記述量の関係に関する検討
次期学習指導要領における情報活用能力の指導イメージに関する探索的調査
授業中の観察内容をチャットで即時共有した際の観察意識と投稿意図の検討
小学校第5学年理科における情報端末を用いた実験結果の整理の特徴についての分析
小学校外国語科におけるクラウド上の振り返り記述に表れた感情の分析
離島の中学生の生活・学習・つながりに関する実態調査
養護教諭のための統計処理手引書の試案 -実務に即した統計的リテラシー育成を目指して-
小学校社会科教科書における学習技能に関するコーナーの特徴
プログラミングと視距離データを用いた目の健康に関する授業実践
教員養成課程の学生が持つ教員研修のイメージに関する事例調査
社会で活用されている情報技術に対する理解を目的とした小学校プログラミング教育の実践と効果
クラウド上に仲間が外化した情報の自発的な参照傾向に関する類型の提案
デジタル化が教職の魅力を高める可能性と阻害要因 -奈良市悉皆調査に見る「やりがい」と「負担感」の相克と「デジタル・トレッドミル」現象の検証-
自己調整学習の観点から整理した大村はまの作成物の特徴 -「大村はま国語教室」を対象に-
教員の職務継続意識を規定する「やりがい」と「負担感」の縦断的乖離の検討
小学校外国語科における児童の振り返りに対する目的意識の変化と記述の傾向
小中学校教師による児童生徒への教科書の使い方に関する指導の予備的調査
中学生の文学的作品の探究的な学びに対する態度と情報活用のスキルに関する自信との関連の探索的研究
小学生の偽情報の読解と副作用を抑制するためのメディア・リテラシー育成プログラムの開発と評価 -中学年児童を対象に-
第101回ゼミ(対面+オンライン開催):2026/02/01(日)09:00-14:00
101回のゼミは,100回の節目を迎えたことを祝い,鎌倉女子大学にて久々に対面での実施となりました.対面では9名,オンラインでは3名のゼミ生が参加し,近況報告,研究報告,100回を迎えたことへの振り返りなどを発表しました.節目にふさわしく,各自がメディア教育論ゼミでの学びを振り返りながら,今後の見通しも含めて共有する時間となりました.
初めてゼミに参加した頃の資料を見返して,当時の自分と今の自分を比べながら振り返っているゼミ生が多くいました.研究テーマや置かれている状況はそれぞれに変化していても,そのとき抱いた問いや視点は意外と変わっていないことに気づき,「初心に戻ろう」と思いを新たにする発表が続きました.
堀田先生からは,ゼミ生それぞれの立場や状況に寄り添った,的確なアドバイスをいただきました.研究を続けていくためには,人生の中で起こる様々な出来事や役割の変化の中でも学び続けていくという姿勢や考え方が大事なのだと学びました.様々な立場にいるゼミ生が,堀田先生のご指導のもとでメディア教育論ゼミを介して繋がり,学びを共有し,時には協働しながら前に進んでいく様は,研究の進め方にとどまらず,生き方そのものを教えてくれているようにも感じました.
あるゼミ生のスライドには「101回は,新しい1回目」「終わりのない探究の旅へ」という言葉が添えられていましたが,まさにこの回は,100回もの歩みを振り返ると同時に,次の一歩を踏み出すための起点を共有する機会になったように思います.
ゼミ生の発表の後に行われたセレモニーでは,メディア教育論ゼミのこれまでの歩みをまとめたプレゼンに続き,記念品の贈呈を行いました.ご指導くださる堀田先生に喜んでいただくことができ,節目を皆で祝うあたたかな時間となりました.
ゼミ終了後には,ランチ会を実施しました.久々に多くのゼミ生が集まったこともあり,研究のことはもちろん,それぞれの近況や思い出話に花が咲きました.
私は今回,子供達と共にメディア教育論ゼミに参加させていただきました.学びたい,と思ったときにいつでも戻ってこられるようにと,堀田先生がゼミ生に対して常に門戸を開いてくださっていることを,改めて心からありがたく感じました.
メディア教育論ゼミが,継続して学び合える場として成立しているのは,ひとえに堀田先生の変わらないご指導のおかげです.研究だけではなく,人生の節目や日々の選択にも関わる形で背中を押してくださる存在がいることは,私たちにとって大きな支えです.
メディア教育論ゼミが学び続ける共同体として存在し続けるために,メディア教育論ゼミの一員としての自覚を持って日々の研究に真摯に取り組み,自分にできる形で貢献を重ねていきたいです.
(報告:メディア教育論ゼミOG・安里)




学校管理職の生成AIの活用頻度が有効感や導入意欲に与える影響の分析
小学校における漢字・計算ドリル教材の採択に関する実態把握の試み
学習指導案の作成に生成AIを利用することが生成AIに対する意識の変容に与える影響
Usage of Junior High School English Digital Textbooks Based on Operation Logs and Its Influence on Learning Performances
次期学習指導要領で求められる「情報活用能力の抜本的向上」への対応を急げ
動画視聴を用いた学習形態が文法学習の理解度と自律的な学習に対する意識に及ぼす影響
授業参観時に教師間で授業観察した内容をチャットで即時共有した際の投稿の特徴
振り返り記述内のキーワードへの着色機能を用いたフィードバックツールの開発と実践
読解プロセスの観点からみた小学校社会科教科書の読解を支援するQRコンテンツの特徴
メディア特性に関する学習指導の実践と順序効果の検討
子どもが自ら学び始める新たな学びの探索
「もののあたたまり方」の実験に温度センサとプログラミングを取り入れた授業実践と評価
模擬授業中に観察した内容の即時共有におけるチャットへの投稿傾向の特徴の検討
センサとアクチュエータの働きの理解を目的とした小学校プログラミング教育の実践と効果
小学校第6学年児童が捉える振り返りに対する意識と特徴の分析
小学校第5学年理科における情報端末を用いた実験結果の整理の特徴と写真配置の分析
クラウド上で入力した振り返りの記述量とタイピングスキルおよび参照傾向との関連
他者がクラウド上に外化した情報の児童による自発的な参照の機能に関する分類
プログラミングや視距離データの活用を通して目の健康について考える授業の提案
学校管理職のリーダーシップと生成AIの活用に関する意識調査の分析
紙とデジタルのハイブリッド教科書とは
第100回ゼミ(オンライン開催):2025/12/07(日)09:00-10:15
今回は記念すべき100回目のメディア教育論ゼミが開催されました。今回のゼミも7名のOB・OGが参加しました。今回参加できなかったOB・OGからも100回目を祝福するメッセージが届けられました。
いつものように参加者から研究の進捗が共有され、堀田先生からは、主に研究者としての在り方や各自の研究をその先に進めるためのアドバイスが行われました。例えば、研究者としての在り方に関しては、研究だけ切り離すのではなく、情報収集としてすぐには研究に直結しないと思うことにも取り組むこと、また日々の業務に埋もれがちになりながらも、業績をきっちりと積み重ねることの重要性などです。
すでに本ゼミでは全ゼミ生が博士課程を修了していますが、修了後もこのようにゼミを継続していただくことにより、お互いの刺激になったり、共同研究が生まれたりしています。忙しい中、定期的に時間を取りこのような場を継続して提供していただいている堀田先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。
次回は来年2月にゼミ生の1人が勤務する鎌倉女子大学で、対面で開催されます。今からとても楽しみです。
(報告:メディア教育論ゼミOG・小田)

Exploring EFL Learners’ Perceptions of Generative AI through the Technology Acceptance Model: Insights from an AI Literacy Program
小学生を対象とした生成AIによるフィードバックの受け止めに関する事例調査
クラウド上に外化された情報の参照の機能と非参照の背景に関する探索的調査 -小学校第4学年社会科の一単元に着目した事例研究-
板書における水平な横書きを支援するスマートグラスアプリケーションの開発と評価
教職員を対象とした教育情報セキュリティに関する実態調査の分析の試み
小学校低中学年の児童および保護者を対象とした情報モラル授業に対する保護者の意識の比較
中学生の統計的リテラシーの育成を目指した資料の読み取りトレーニングの効果の検討
中学生の統計的リテラシーの育成を目指したメディアを活用した資料作成と表現活動の効果の検討
主体的・対話的で深い学びの実現に向けたデジタル学習基盤の役割
児童の生成AIの利活用を支える情報活用能力の育成のための教員研修プログラムの開発
文章理解モデルを援用したマンガを読み解く学習の効果検証
他者の外化情報の参照に対する教師の認識と指導状況に関する予備的把握
児童の自己調整学習の支援を目的としたインストラクショナルデザインの要素の試行的な分類
小学校の社会科教科書におけるQRコンテンツの特徴と利活用の実態
プログラミング学習に対する児童生徒の動機づけ要因に及ぼす性別の影響の検討
A Case Study on the Effectiveness of the “Theory and Methods for the Utilization of ICT in Education” in the Japanese Teacher Training Curriculum: An Intensive and Remote Format
生成AIの教育利用を教育心理学から考える(公開シンポジウム記録)
第99回ゼミ(オンライン開催):2025/10/05(日)09:00-10:40
堀田先生とOG・OBの6名,計7名のオンライン参加でメディア教育論ゼミが開催されました。またゼミの終わりには,かわいいゲストの参加もありました。
各自の報告は,科研費に関する研究や,育休中に進める研究計画,調査会社を利用した現状報告の研究,研究者としての人生を見据えた挑戦,複数の研究で国内・国際学会を視野に入れている研究計画など,多岐にわたりました。また,堀田先生からアドバイスは「科研費の研究は次の科研費につながるので確実に進める」「旬の研究は多くの人が取り組むので,急ぐとともに自分の特色を出す」「研究対象を広げても良いのではないか」「現状報告は査読に通りにくいので学内紀要にまとめる」など,報告者が納得するのはもちろん,聴いているほかの参加者にも参考になることばかりでした。
自分では,研究の報告とともに,近況報告の中で堀田先生に登壇していただいた自分の大学でのイベントに触れました。堀田先生がご自身のご出身の天草市のリーディングDXスクールに関わられているように,わたしが人生の後半で地元に恩返しできるようになったのを喜んでくださっているとのこと。来ていただいて良かったと思いました。
ゼミは今回が第99回。次回は記念すべき第100回です。堀田先生のご都合で,100回目は通常通りオンラインで実施になりますが,その次の第101回は対面で実施する予定です。今回,その会場の候補も話題になりました。来年2月のことですが,今から楽しみです。
(報告:メディア教育論ゼミOB・渡邉)
