horitan のすべての投稿
児童の情報活用の実践力の育成のための協働学習におけるタブレットPCの活用
小学校算数科における「情報を整理する学習活動」の分布の整理
小学校の平成23年度用教科書・平成27年度用教科書における児童のICTの基本的な操作に関する記述の比較分析
英国の公立小学校に2014年度導入された新教科“Computing”の初年度の実施状況
ICTが常設された教室での児童の発表意欲に関する調査
探究的な学習の授業デザインを基盤としたメディア・リテラシー育成プログラムの開発と効果
高校生による教育用SNSを利用した協調的問題解決における議論の特徴
高校生のインターネット利用における指導のあり方についての提案 -インターネット利用傾向と学校生活スキルの関連から-
高校生のインターネット利用傾向と学校生活スキルの分析
第8回ゼミ:2015/09/13(日)09:00-14:00
まずは槇さん誕生日おめでとうございました!!!
このたび2015年9月13日に第8回メディア教育論ゼミが開催され,今回のゼミより荒木貴之さん(D0)が参加されました。
本ゼミのはじめには堀田龍也教授よりの事務連絡に加えて,今後の研究の見通しについての指導を受けました。具体的には「博士論文執筆に向けて,見通しをもって計画的に真摯に研究および論文執筆に取り組みなさい」という指導であり,報告者自身はたいへんに身が引き締まる思いでした(おそらくほかのゼミ生にとっても大きな刺激となったのではないでしょうか)。
また本ゼミではこれまでと同様に,各自の進捗状況(査読論文への加筆・修正,学会発表でのプレゼン案の修正,および今後の研究の展望)についての報告が行われ活発な議論が交わされました。
最後に季節は秋を迎えようとしており,この頃の気温変化は激しいですが,「研究はイチに体力,ニに体力,サン,シがなくて,ゴに体力」と言われるように,みなさまどうかお身体には気をつけてますます研究に励んでいきましょう。僕もいよいよ再スタートを切ります。
(報告:D2齋藤)
日本の教科書にみる統計的リテラシーの実態 -小学校算数教科書を分析して
英国の公立小学校における教科「Computing」におけるプログラミング教育の内容
1人1台のタブレットPC環境での児童の発表意欲に関する調査
PDCAサイクルを基盤とした授業実践による初心者教師のメディア・リテラシーに対する意識の変容
教育工学的な視点に基づく教師教育ハンドブックの開発
スマートフォンを用いた鉋掛け動作の学習を支援するシステムの開発と授業利用時におけるその有用性の評価
小学校音楽科におけるリコーダー演奏技能向上を目指した反転学習の効果
ICTを活用した探究的な学習の開発と実践
我が国の児童生徒の統計的リテラシーの実態
ICTを活用した探究的な学習の効果についての検討
21世紀に必要な能力を育てるための教育情報の役割の検討
鉋掛け動作の学習を支援するアプリケーションの開発と家庭学習での利用
だまされないための統計的リテラシー教育の実践例
軽井沢合宿(第7回ゼミ):2015/08/08(土)~2015/08/10(月)
メディア教育論ゼミが立ち上がって初めての夏を迎えました。この夏の時期にまとまったディスカッションをしたいと思い,夏合宿が企画されました。場所は軽井沢。とっても涼しく快適で,きっと研究も進むはず!?という意気込みです。教育工学分野の若手から中堅の研究者の先生方に講師としてお越しいただきました。
社会人が多いゼミであるため,普段は貴重な日曜日の半日だけでゼミを行い,ほかはメーリングリストで補っています。そんな私たちにとって,2泊3日でみっちり議論できる夏合宿は,とても充実したものになりました。特に,各自の博士論文/修士論文の構想発表に対する諸先輩方からは,その研究がどの領域の研究であり,どんな学術的貢献をするのか,これを明確にするための十分な先行研究レビューの重要性などが繰り返し指摘されました。また,博士論文を書いて行く際の苦労話を聞くこと,みんなで一緒になってバーベキュー大会をすることなど,日頃のゼミではなかなかできない経験もしました。
夏合宿が終わる頃,院生たちが一皮むけた表情になっていました。これからの研究の進展に期待します。



(報告:堀田)
小学校におけるリコーダーの技能向上を目指した反転学習の評価
イングランドの小学校におけるComputingで使用されるデジタル教材
トランプを活用した統計的リテラシー教育の教材化
第6回ゼミ:2015/07/26(日)09:00-14:00

梅雨明け前にもかかわらず,真夏のような暑さの仙台(この日の午後に東北南部の梅雨明けが発表されました)。社会人院生が校務等で参加できず,いつもより少ない6名でのゼミとなりましたが,今回も堀田先生には熱いご指導を頂きました。
冒頭,堀田先生は,ここのところ続く院生の査読論文の投稿について言及され,「作業の工程を付箋でマップ化していくと,いま何をすべきか,何が抜けているかに気付くことができる。 先生に導かれるまま進めていけば書ける段階から,自立してできる段階に移行していかなければならない」と,アドバイスを頂きました。
これについては,修士論文,博士論文についても同様のことが言えます。
そのようなお話からはじまった,今回のゼミは,夏合宿で発表する修士論文,博士論文の内容についてのご指導が多くありました。修士論文,博士論文の研究動機,目的,方法,価値,プロットについて,堀田先生は私たち院生ひとりひとりに丁寧に問いかけながら,何を書くべきかを自分自身に気付かせるように導いて下さいました。
真剣な眼差しから納得して笑顔に変わる院生たちが表情が印象的で,間違いなく,夏合宿の準備に対しての,大きな示唆となったことでしょう。

4時間半にわたるゼミ終了後,ある院生が「あっと言う間だった~」と一言。充実した時間だったことを象徴している言葉だなあと,私自身も共感しました。
その後,恒例の鰻屋さんでの食事に向かいました。
この夏は例年にない暑さが続いていますが,鰻で英気を養った院生たちは,夏バテ知らずで,この夏も乗り切っていくことでしょう。
(報告:D3後藤)
高校生のインターネット利用傾向と学校生活スキルの関連性
探究的な学習における著作権に関する理解の向上についての分析
教師のセルフリフレクションを支援するツールの機能に関する検討
小学校教員の各漢字指導法の指導頻度と児童の漢字読み書きの正答率の関係
小学生の漢字書き取りにおける誤答の分布および教員の採点における重要度に関する分析
第5回ゼミ:2015/05/31(日)09:00-14:00
カーテンの隙間から差し込んでくるやさしい日差しの中で,「そろそろ研究内容を可能な限り学会等で発表し,査読論文として投稿するために完成度を高めていく時期ですね」という堀田先生からの励ましの言葉に勇気づけられた私達10名の院生の第5回ゼミが始まりました。
今回は,投稿予定の査読論文に関する進捗状況,修士論文や博士論文に向けての見通し等が主であることから,これまでになく白熱した議論が展開されました。質問内容も高度になり,検定,分散,有意性などの専門用語や,謝辞の書き方からアンケート調査に関する留意事項等,さまざま質問や意見が飛び交い,その一つひとつがとても刺激的なものばかりでした。
堀田先生は,あらゆる質問に豊富な経験とユーモアを交えて,丁寧に分かり易く説明してくださるので,頭のもやもやが一掃され,次回のゼミまで何をすべきかがはっきりしてきました。
ゼミ終了後は,院生たちの表情に達成感と充実感に満ち溢れ,いつもの鰻屋さんへと移動しました。鰻屋さんでは,約4時間に及ぶゼミでお腹が空いたのでしょうか,鰻丼大盛りを注文する院生もおり,ゼミでは見られない和やかな雰囲気の中で,鰻丼をおいしくいただきました。
(報告:D2槇)
第4回ゼミ:2015/04/19(日)09:00-14:00

4/19(日)にメディア教育論ゼミ第4回が行われれました。
この時期の仙台は,少し散りつつありますが桜が見頃で,気温的にも過ごしやすいです。
今日のゼミでは,院生のおよそ半分が論文執筆中であるため,査読論文の投稿に向けての推敲や意見交換が多くありました。
特に,査読論文の採録経験がある佐藤さん(D1)による採録までの体験談は,経験のない私たちにとってたいへん貴重なものでした。

堀田先生もゼミ中におっしゃっていましたが,こうして経験のある院生が経験のない院生へ,研究のノウハウを伝えていけることや,それぞれの院生の専門性を生かした意見の提供をできることが,ゼミというチームで一体となって活動することの良さです。
ゼミ終了後には,恒例の鰻丼を食べに行きました。ゼミ中の真剣な議論と,終了後の砕けた雑談のメリハリが大変心地よい第4回のゼミとなりました。
(報告:D1板垣)
第3回ゼミ:2015/03/27(金)14:00-19:00
第3回のメディア教育論ゼミは,D1登本さんのご協力により,玉川学園MMRCで行われました。東北地方在住チームは新幹線や各駅など,様々な方法で上京しました。
MMRCでゼミができたことは,メディア・リテラシーや情報教育を研究対象にしているメンバーが多い「メディア教育論ゼミ」にとって意味深いことです。MMRCは,情報リテラシーを育成するための学習環境デザインがすばらしいと感じました。特に,フリースペースが工夫され椅子や机の配置やその形に工夫があることや,情報をまとめたり分類したりするための数種類の思考ツールのワークシートがいつでも使えるように置いてあること,書籍に留まらずPCやタブレットなどのメディアも置いてあること,司書や司書教諭が「調べる」ことや「発表する」ことに関する手助けをする体制があることなどです。MMRCで行われているアクティブラーニングや協働学習,探究学習,情報教育についてまとめられている,後藤芳文・伊藤史織・登本洋子「学びの技 14歳からの探究・論文・プレゼンテーション」は,とてもすばらしい書籍です。
ゼミはMMRC内の部屋を使って行われました。各自の研究テーマについて,お互いの理解が進み,いい議論できました。
ゼミの後は,堀田先生行きつけの「紅茶屋ファインエステート」さんで懇親会。堀田先生の誕生日をお祝いしました。
3回目のゼミが終わり,徐々にゼミとしてのまとまりや団結力が出てきたと感じています。



(報告:D1佐藤和)