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第75回ゼミ(オンライン開催):2022/09/04(日)09:00-11:30

第75回メディア教育論ゼミは,堀田先生,長濱先生,川田先生,現役ゼミ生3名,OB・OGの合計12名が参加しました。

残り少ない現役ゼミ生も学位取得を間近に控え,博士論文の具体的な進め方や,博士論文の先行研究に何を引用し,それを,これまで取り組んできた研究にどのように結びつけるかといった,博士論文における理論の位置付けに関するアドバイスが行われました。

私は8月に博士学位論文の最終審査を終え,今回が現役としては最後のゼミの参加となります。堀田先生からは研究者としてのアイデンティティの確立が必要であるとのアドバイスをいただきました。博士課程修了後も,継続して社会における自分の役割を見定めながら,自分自身の研究者としてのアイデンティティを模索していきたいと思います。

最後に「HORI BUDDHA」に2階目の階段が追加されました。階段が追加されるたびに選ばれる今回のほりたん語録は,「ゼミは,強い個の集まりであるべきです」でした。堀田先生からはその意味として,研究は共同で行うとしても誰かが責任を持つといった強い個が必要であるとともに,強い個だけでは研究が広がらない。メディア教育論ゼミでは一人ひとりが強い個の集まりであると思いたい,ということをお話しいただきました。

(報告:D3小田)

ゼミの様子
HORIBUDDAに搭載された語録

OBの板垣君が学会賞をダブル受賞

OBの板垣翔大君(現・宮城教育大学・専任講師)が,2つの論文賞を立て続けに受賞しました。

○日本産業技術教育学会学会賞 論文賞
 この賞は、特に優れた研究をなし、その業績を日本産業技術教育学会会誌に発表した者に与えられるものです。

板垣翔大,千田優花,阿部博政,安藤明伸,堀田龍也(2021)
スマートデバイスとAIの骨格検出を用いたのこぎり引き動作の学習の実践と評価
日本産業技術教育学会誌,第63巻,第3号,pp.371-378

受賞関係記事:
https://www.is.tohoku.ac.jp/jp/news/award_p/detail—id-1230.html

○コンピュータ利用教育学会学会賞 論文賞
 この賞は,コンピュータ利用教育学会の会誌に論文を発表し,コンピュータ利用教育の発展に独創性および将来性をもって寄与したと認められる者に与えられるものです。

板垣翔大, 浅水智也, 佐藤和紀, 中川哲, 三井一希, 泰山裕, 安藤明伸, 堀田龍也(2021)
AIを活用したプログラミングを取り入れた授業が中学生のAIに対する意識に与える効果
コンピュータ&エデュケーション Vol.51 pp.58-63

受賞関係記事:
https://www.is.tohoku.ac.jp/jp/news/award_p/detail—id-1232.html

オンライン夏合宿(第74回ゼミ):2022/08/06(土)~2021/08/07(日)

第74回ゼミは,今年で8回目となる恒例の夏合宿でした。今回は,当初,山形・河北町で宿を貸し切っての対面開催を計画していましたが,新型コロナ感染拡大(第7波)の影響で,オンライン開催に変更しての実施となりました。
合宿参加者は,堀田先生,長濱先生,川田先生と立花さん,現役ゼミ生3名,OBOG13名,講師として小柳先生@関西大,高橋先生@学芸大,柴田・田島先生@東海大,泰山先生@鳴門教育大,小島先生@奈良教大,三井先生@山梨大,小柳研@関西大ゼミ生2名,佐藤研@信州大ゼミ生3名,板垣研@宮教大ゼミ生1名,長濱先生の出身研究室(森田研@早稲田大)ゼミ生1名,彦田先生@興南中高の総勢35名でした。

現在の堀田研は,OBOGが多く,D3学生が3名(うち1名は,博論予備審査と博士論文提出を終えて,最終審査直前)という構成に変化しています。そこで,夏合宿の企画運営については,前回までのようにゼミ生を中心としたものではなく,今回からOBOGが中心になって進める形に変化しました。ご担当OBOG各位,ありがとうございました。
夏合宿の内容についても,これまでの夏合宿で中心的に行われてきた堀田研ゼミ生の博論研究に対する討議に加え,関係研究室ゼミ生の研究討議やOBOGの現在取り組んでいる研究報告が行われました。さらに,大学教員になられたOBOGから,大学教員として様々に取り組んでいる事柄についても情報共有いただきました。
講師の小柳先生からは,研究者,かつ,大学教員として取り組むべき内容や構えについてのご指導をいただきました。また,高橋先生からは,総括として,堀田研という基盤の上に,堀田研で博士号を取得した研究者が,自分らしさをどのように確立していくのかについてのヒントをいただきました。講師の先生方,ありがとうございました。

堀田研夏合宿の実施形態や内容は変化しましたが,目的は変わりません。堀田先生から冒頭で,夏合宿の目的(1.各自の研究を説明し,2.自分の研究がどのように見え,何が伝わらないかを知り,3.他者の意見を取り入れ,4.研究内容/方法/新規性/社会的価値を確認,5.研究のセオリー習得,6.先人の努力に学ぶ,7.縦横のコミュニティ形成)をお示しいただきました。今,夏合宿を終えて,それぞれの参加者が目的を達成できたかを振り返りつつ,今後の研究につなげてまいります。
(報告:D3中川)

Slackでの情報共有
夏合宿の記念写真

第73回ゼミ(オンライン開催):2022/07/10(日)09:00-10:40

第73回のメディア教育論ゼミは,現役3名と,堀田先生,長濱先生,川田先生,OG・OBなどオブザーバー4名の計10名の参加で実施されました。
博士論文の予備審査を終えたゼミ生と,これから本格的に博士論文を執筆するゼミ生の報告を受けて,堀田先生から「まず何も見ずに頭の中にある情報だけでプレゼンを作ってみること」というご指導がありました。プレゼンを一から作ることで,ロジックを通すことができたり,自分でできていないところが分かったりすることや,プレゼンを先に作ることで,結果を見通すことができることなどを説かれました。博士論文も予備審査も,一つ一つの研究とその発表も,「こういうことが言いたい」と見通しをもって進めることができるようにしたいと思いました。
ゼミ生の進捗状況の報告だけでなく,オブザーバーの皆さんの近況や研究の報告,今後の計画も刺激になりました。
次回のゼミである夏合宿の予告もありました。久しぶりに対面で開催できることを切に願っています。
(報告:D3渡邉)

オンラインでのゼミの様子

第72回ゼミ(オンライン開催):2022/05/15(日)09:00-11:00

第72回メディア教育論ゼミは,堀田先生,川田先生,現役ゼミ生3名,OG・OBなどオブザーバー6名の計9名がオンラインで参加しました。現役ゼミ生からは,それぞれの進捗に応じた研究相談を行いました。学術的な知見に寄与するために,どのように博士論文を骨太にするかという点や,研究における自分のブランディングの重要さに関して堀田先生からアドバイスをいただきました。

ここ数ヶ月は,現役ゼミ生よりもOG・OBの参加の方が多くなり,メディア教育論ゼミの在り方も変化しつつあるように感じています。これまでは現役ゼミ生が中心となり研究の進捗を報告して,堀田先生のご指導を受けながら学ぶことが中心でした。一方,現在では多くのOG・OBの参加により,現在だけでなく少し先の未来を見ながら,研究を進めることができるようになりました。今回参加した6名のOG・OBのうち3名は,今年の4月から大学の教員として新たなスタートを切っています。大きな環境変化があった中でも研究を続けている姿勢に刺激を受けました。大変ありがとうございました。

最後に,第68回ゼミで30本目のリボンを結び役割を終えた「ほりたん神社」に代わり,今回から次世代の「HORI BUDDHA」が始動しました。「HORI BUDDHA」は,足場となる板に論文名を記載し,足場と垂直な面にほりたん語録を印字した板を追加していくことで,階段が1段ずつ増えていく仕組みになっています。もちろん板垣さんの作品です。
今回のほりたん語録は『大事なことは「不言実行」ではなく「有言実行」』でした。堀田先生からは,その意味として,目標を立てるという点で意味があること,実行したいことを仲間に話すことで周囲に手伝ってもらいやすいということをお話しいただきました。
(報告:D3小田)

オンラインでのゼミの様子
新しいHORI BUDDA

第71回ゼミ(オンライン開催):2022/04/10(日)09:00-10:35

3月に院生2名と研究生1名が修了し,4月から現役ゼミ生が3名になりました。第71回のメディア教育論ゼミは,現役3名と,堀田先生,長濱先生,川田先生,OG・OBなどオブザーバー4名の計10名の参加で実施されました。
この4月にゼミのOG・OBの皆さんで大きく立場の変わった方も多く,その紹介からスタート。ゼミ生の研究の進捗報告では,査読論文と博士論文の関係や統計処理のトレンドなどが話題になりました。また,オブザーバーからも,研究生の修了報告や最近の取り組んでいることなどの近況報告がありました。
これからのゼミでも,堀田先生・長濱先生・川田先生からはもちろん,OG・OBの皆さんからも学び続けていきたいです。
(報告:D3渡邉)

オンラインでのゼミの様子

第70回ゼミ:2022/03/28(日)09:00-12:45

第70回メディア教育論ゼミは,感染症対策を行ったうえで,久しぶりの対面実施となりました。参加者は,堀田先生,長濱先生,現役ゼミ生4名,OG・OBなどオブザーバー5名の計11名でした。前回対面で実施された第50回ゼミ以来,約2年ぶりの対面ゼミでした。
毎年,3月ゼミは東京実施ということで,今回のゼミ会場にOB荒木先輩が校長をお勤めになっているドルトン東京学園をお借りしました。また,OGの安里さんは,沖縄からご夫婦で東京にいらして,ゼミにご参加されました。

ゼミの最初の1時間,ドルトン東京学園 校長の荒木先輩が引率くださり,一同が学校内を見学させていただきました。ドルトンプランに基づく教育を支える学校設備について,多くの学びの機会をいただきました。荒木先輩,ありがとうございました。

ゼミは,堀田先生のご指導,ご報告からスタートしました。堀田先生より,今後の学会・研究会でも対面とオンラインのハイブリットが計画されているとの情報をいただきました。続いて,ゼミ生発表では,博士号を取得され,3月末で博士課程後期を終了される村井さんと稲垣さんより,今後の研究について報告がありました。そして,現在,博士号取得に向けて研究を進めているゼミから発表が行われました。堀田先生からは,博論審査日に向けて研究を進めるのではなく,博論準備が整った後に審査を受けるという姿勢で臨むようにとご指導をいただきました。次に,OB・OGから近況報告がありました。堀田先生からは,忙しい時ほど近況を報告し,コミュニティの力を自分の力に変える重要性をお教えいただきました。
ゼミが終わり,オンラインよりも対面ゼミで得られる情報量の多さを実感しながら,ゼミ後恒例の鰻を黙食いたしました。

最後になりましたが,堀田先生,長濱先生におかれましては,先般の東北での地震の影響により東北新幹線が止まっている状況で,移動が大変な中,東京ゼミをご実施いただきました。OB・OGならびにゼミ生一同感謝の気持ちでいっぱいでした。堀田先生,長濱先生,このような学びの機会をご用意くださり,誠にありがとうございました。
(報告:D3中川)

ドルトン東京学園でのゼミの様子

久しぶりの鰻

第69回ゼミ(オンライン開催):2022/02/20(日)09:00-12:05

第69回のメディア教育論ゼミは,オンラインで開催され,堀田先生,長濱先生,川田先生,現役ゼミ生6名,OG・OBなどオブザーバー4名の計13名の方が参加いたしました。
堀田先生のご指導,ご報告からスタートしました。ウィルス蔓延の影響から各学会の対面やオンライン,さらにハイブリッドでの開催についての解説をいただき,さらに,学会発表の今後についてのお話をいただきました。
ゼミ生からの発表は,博士論文の最終審査が終わったゼミ生の報告の後に,博士論文の提出のゴールが近づきつつあるゼミ生の報告等が続きました。堀田先生からは,具体的な博士論文の提出に向けた戦略についてのご指導が多くなされておりました。
また,メディア教育論ゼミの恒例の夏合宿の案内もありました。現役の学生,多くの先生方,さらにOBOGの皆さんが参加のできる,学びがあり,そして楽しい夏合宿となるための準備が始まっています。通常のゼミがオンラインだからこそ,夏合宿では対面で皆さんにお会いできることを願っています。
(報告:D3稲垣)

ゼミの様子

発表の様子

第68回ゼミ(オンライン開催):2022/01/09(日)09:00-11:55

第68回のメディア教育論ゼミは,堀田先生,長濱先生,川田先生,現役ゼミ生6名,OG・OBなどオブザーバー4名の計13名の参加となりました。もう少しすると対面での開催も可能になってくるのではないかと思いつつ,今回もオンライン開催でした。
3月修了に向けたお二人の先輩方が,予備審査での気付きや博士論文提出の準備の過程を報告してくださいました。堀田先生曰く「8割はこれまでの先輩が報告してきたことと同じ」とのことですが,繰り返し報告していただくことは,後に続く者にとって,大変ありがたいことです。
また,研究生の報告は,長濱先生・川田先生とキャンパスでのディスカッションで練り上げられたものでした。対面だからこそ議論が進んだということが伝わってきて,対面でのゼミ再開が一日千秋の思いで待ち遠しいです。
ゼミの最後,論文採録記念で「ほりたん神社」にリボンを結びつける儀式がありました。今回で神社のリボンが30本となり,ひと区切り。第1弾の「ほりたん危機一髪」の50本と合わせて,現役のメディア教育論ゼミ生で80本が採録されたことになります。さらなる積み重ねができるように,精進します。
(報告:D3渡邉)

ゼミの様子

ほりたん神社に30本目のリボン