horitan のすべての投稿
イギリスのメディア教育の変容に関する調査 -ロンドンでの専門家インタビューをもとに-
新小学校学習指導要領におけるプログラミング的思考整理の試み
高校生の対人恐怖心性がインターネット依存傾向に与える影響とその性差
小学校第6学年におけるワープロソフトで書くことの学習効果の検討
中高生における学習用SNSを用いたCSCLの可能性と課題
筆記試験の採点業務を支援するシステムの開発と効果に関する検討 -小学校教員の負担軽減に着目して-
「Society 5.0で実現する社会」を見越した実践開発のための小学校社会科の内容の検討
槇誠司さんが博士号を取得しました(2018/09/25)
槇誠司さんが「児童生徒の統計的データの読解力に関する研究」にて,博士(情報科学)の学位を取得しました。
メディア教育論ゼミの院生として4人目の博士号取得となりました。続く後進の模範となってくれることを期待しております。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)
第36回ゼミ:2018/09/02(日)09:00-13:00
本日,第36回のメディア教育論ゼミが行われました。今回はゲストを含め18名の参加でした。今日の仙台の最高気温は22度で,学びを深めるのに最適な気候でした。
最初に堀田先生から,ゼミ生の近況と今後の学会参加についての確認がありました。9月28日から日本教育工学会全国大会が東北大学で開催されることもあり,大会での心構えを改めて学びました。
今回も,一人一人の研究の進捗状況の報告は前進ぶりを示すものでした。堀田先生からは「博士論文は筋が通っているかが大事」「何のための調査か,目的を明確にしておかなければいけない」「骨太の主張が必要」等,今回も私たちが共通して留意しなければいけないことを,ご指導いただきました。また,大学の紀要の活用や二重投稿にならないように留意すること,日本教育工学会のSIG活動といった貴重な情報を得ることができました。博士学位論文本審査会を終えた槇さんから,博士学位論文作成計画書と予備審査について詳しい報告があり,後進の道標を示してくださいました。
ゼミ終了後は恒例の「ほりたん危機一髪」です。査読論文が通った臼井さん,荒木さん,大久保さんの3人が対象でした。今回で49本となり,目標としていた査読論文の合計50本まであと1本となりました。また,間近に修了を控えた槇さんと鄂さんに花籠の贈呈が行われました。先達の研究やゼミ運営についての真摯な取り組みに感謝するとともに,メディア教育論ゼミの文化を継承していくことの大切さを改めて自覚しました。
(記録:D1佐藤正)
Effects of Anti-glare Film on Tablet Usability by Elementary School Students
非同期型eラーニングにおける教師による支援の検討
計算論的思考から見た小学校プログラミング教育の事例分析
日本における探究的な活動と情報リテラシー・科学的リテラシーとの関係性の整理
IoTブロックを活用したプログラミング教育の実践構想に関する分類
IoTブロックを活用したプログラミング教育の試行
Methods for Analyzing the Reading Ability of Children on Social Media
白石合宿(第35回ゼミ):2018/08/04(土)~2018/08/06(月)
メディア教育論ゼミ第4回の夏合宿が白石温泉で行われました。白石温泉は豊かな自然に囲まれた緑のきれいな場所にあります。眺望の素敵な温泉宿で夏のゼミがスタートしました。
ちょうど仙台にお越しだった第一線でご活躍の6名の研究者の先生方が,グループでの話し合いやリフレクション等を通して指導をして下さいました。自分の研究についてご理解いただくにはどのように説明すればよいかについて勉強になりました。このことで,これまで自分がやってきた研究を俯瞰することができました。また,先生方から研究に対する臨み方や考え方など,普段とは違った視点でのご指導をいただくことができ,それが非常に大きな学びとなりました。
ゼミの卒業生からは,博士論文をどの様に書いていったかを,元ゼミ生としての視点でアドバイスをいただきました。少し前を走る先輩たちの話は実践的であり,具体的にどうすればいいのかを知ることができました。その後,議論は夜遅くまで続きました。
美味しい食事に囲まれながら,そして大きな学びをいただきながら,メディア教育論ゼミのゼミ生はこの夏にまた一歩前に進みました。
(報告:D3稲垣)
miyagiTouch:タブレットPC用電子黒板アプリケーションの開発と実用化 -宮城県における調査・事例を中心に-
The Classification of Teachers’ Knowledge of 1-to-1 Elementary Education
Study of Manga Reading Comprehension and Teaching Methods for Manga Reading
Identifying Optimal Group Size for Collaborative Argumentation Using SNS for Educational Purposes
高校生の対人恐怖心性がインターネット依存傾向に与える影響
小学校第5学年を対象とした情報技術の社会的影響の理解の向上を目指した授業実践
海外と日本における各教科等横断的に行われた初等教育段階のプログラミングに関する学習の傾向分析
Encouraging Collaborative Learning in Classrooms Using Virtual Reality Techniques
第34回ゼミ:2018/06/03(日)09:00-13:00
第34回のメディア教育論ゼミが行われました。ゲストとして,修了生1名,学部4年生2名の参加があり,合計17名となりました。
今後の日程確認では,同じ研究会などでゼミ生発表し,お互いの発表を聞くこと,堀田先生からの発表に関するご指導や発表時の質疑をゼミ生が共有することの大切さのご説明がありました。私もこの研究会に参加していたので「その場にいること」の大切さを実感しました。また,9月末に予定されている東北大学でのJSET全国大会では,ゼミ生による発表と大会運営のサポートを行うことも確認されました。
その後,博士論文の執筆にもっとも近いゼミ生から順次発表を行い,堀田先生やゼミ生からの質問や助言を受けながら議論が展開されました。堀田先生からは,博士論文,査読論文の作成では「自分の研究における主張を明確にする」などのご指導がありました。毎回のゼミで同じご指導して頂いているのに,自分の研究では行えていないこと,あるいは他のゼミ生が同じ指摘を受けていることを鑑み,今後の研究に取り組んで行きたいと思います。
ゼミ終了後は恒例の「ほりたん危機一髪」です。今回は国際会議に査読論文が通った菅井さん,八木澤さん,大久保さんの3名でした。目標としていた査読論文の合計50本まであと4本となりました。また,博士号を取得した板垣さんから博士論文の製本が届き,先輩方の有難さを感じました。終了後のランチは,恒例のうな重を美味しくいただきました。
(記録:吉田)
できる2020年 教育改革 基本編 -Microsoft 365 Education対応-
小学校でのタブレット端末利用におけるアンチグレアフィルムの効果
中学校美術科の鑑賞におけるVR教材を用いた授業の実践
1人1台タブレット端末を活用した授業環境における授業過程に応じた教師の発話内容の特徴に関する事例研究
海外と日本における初等教育段階のプログラミングに関する学習を対象とした学習目標の傾向分析
小学校プログラミング教育に関する教員向け意識調査における調査項目の検討
小学校の授業における1人1台端末の活用場面での教師の発話と行動の分析
筆記試験の採点業務を支援するシステムによる初等中等教育機関における教員の負担軽減に関する検討
教員による筆記試験採点を支援するシステムの開発に関する検討
教育の方法と技術
第33回ゼミ:2018/04/22(日)09:00-13:00
本日,第33回のメディア教育論ゼミが行われました。学位を取得された先輩方がゼミを去り,新たに2名の新入生を迎え,ゲスト参加を含め16名の参加者でした。青葉山キャンパスの木々は新緑が芽き,4月らしい景色でしたが,本日の最高気温は30度と暑い一日となりました。
ゼミでは,その暑さに負けないぐらいの熱い議論が続きました。一人一人の研究の進捗状況の報告は前回からの前進ぶりを示すものでした。堀田先生からは,「論文の書き方には技術がある」「怒りのない論文は心に残らない」「引用は厳密に」等,私たちが共通して心しなければいけないことをいくつもご指摘いただきました。また,私たちのゼミのよさである「他者からの学びを自分の論文に生かすことの大切さ」を,一人一人が自覚することができたゼミでした。
ゼミ終了後は恒例の「ほりたん危機一髪」です。該当者が不在だったので今回は担当者が剣を刺しました。今回で43本となり,目標としていた査読論文の合計50本まであと7本となりました。ゼミメンバーの精力的な取り組みでここまで来ました。また,博士号を取得した佐藤(和)さんから博士論文の製本が届き,道標があることの有難さを感じました。お昼のうな重では,「なぜゼミ終了後にうな重なのか」というエピソードも公開され,和気藹々の中で終えました。
(記録:D1佐藤正)
初等中等教育におけるICT活用
堀田先生が情報科学研究科「研究者,駆ける」に掲載されました(2018/03/27)
東北大学大学院情報科学研究科では,「研究者,駆ける Days of Aobayama」というWebサイトの特集があり,研究科内の研究者を紹介しています。その8人目として堀田先生が掲載されました。ぜひご覧ください。
「情報の海を行く羅針盤を,教育の現場へ」
板垣翔大君と佐藤和紀君が博士号を取得しました(2018/03/27)
板垣翔大君が「携帯情報端末により取得したセンシングデータに基づいた運動技能の学習支援に関する研究」,佐藤和紀君が「小学校教師によるメディア・リテラシーの授業実践の支援に関する研究」にて,博士(情報科学)の学位を取得しました。
メディア教育論ゼミの院生として2人目と3人目の博士号取得となりました。続く後進の模範となってくれることを期待しております。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)
第32回ゼミ:2018/03/18(日)13:00-17:00
第32回のメディア教育論ゼミが,毎年年度末恒例の東京を会場としたゼミとして,東北大学東京分室で開催されました。ゲストとして,大学教員1名,修了生2名,学部3年生2名の参加があり,合計17名の参加となりました。
最初に堀田先生から,ゼミ運営についてのご指導がありました。「自分で学んでいくゼミを作る」というお話をいただき,修了生や3月で修了する3名の方のためにも,より良いチームとなるように,この言葉を胸に刻んでいきたいと思います。佐藤さんと板垣さんによるアメリカ研修の報告後,博士論文の執筆にもっとも近いゼミ生から順次発表を行い,堀田先生やゼミ生からの質問や助言を受けながら,議論が展開されました。堀田先生からは,博士論文,査読論文の作成では「型」を大切にすべきとのご指摘があり,それを各自の研究をいかに当てはめるか,論文中で使用する一つ一つの言葉は厳密に用いるなど,論文を作成する上での指針をゼミ生ごとに示していただきました。
今回はゼミ開催前のランチで,堀田先生のお誕生日のお祝い,間近に修了を控えた佐藤さん,板垣さん,望月さんに花束と記念品の贈呈が行われました(兪さんは欠席でした)。修了される皆さんが研究に真摯に取り組む姿勢を示していただいたことに感謝するとともに,論文作成やゼミ運営のために残してくださった多くのものを,メディア教育論ゼミの文化として継承していきます。
(記録:吉田)
情報活用能力の体系表に基づいた情報モラル教材の教員による分類
タブレット端末活用をした小学校授業における教師の発話の特徴の検討
中学校において学校全体で授業改善に取り組むための教育課程及び教育方法上の工夫
学校研究の継続や普及のための教育課程及び教育方法の工夫
新学習指導要領で想定される学習過程に対応させた教授行動の分類とICT活用の対応づけの試み
海外と日本における初等中等教育段階のプログラミング教育の研究に関する傾向の分析
情報活用スキル育成のための放送番組と演習教材の開発
美術科におけるモバイルVR教材の試作
1人1台の情報端末を活用した授業に関する研究の傾向分析
Comparative Study of the Categorization of Items of Statistical Literacy in Mathematics Textbooks of Elementary, Junior High, and High Schools in Japan
Prototyping and Evaluation of Display Media using VR for Art Appreciation Education at School
第31回ゼミ:2018/02/25(日)09:00-13:00
本日は,東北大学の学部前期入試の初日のため,大学構内で多くの受験生を見かけました。受験生達の緊張した面持ちにエールを送りながら,ゼミが開始されました。
本日のゼミでも,博士論文計画書の大切さ,研究構想をあらかじめ持って戦略的に論文を作成することの大切さなどがテーマとしてあがりました。
メディア教育論ゼミでは,自分の体験を振り返って共有する文化があります。本日も国際学会への投稿のための論文執筆や,博士論文のプロセスの振り返りがゼミ生から共有されました。他者のプロセスを追体験することで,自分が同じ状況になった際の心構えもでき,またその経験への堀田先生や他のゼミ生からのコメントによって,背景となる考え方も理解することができました。
ゼミ終了後,恒例の「ほりたん危機一髪」では,1名が剣を刺しました。査読論文が通過したら剣を刺すという「ほりたん危機一髪」は,まもなく任務終了の予定。既に刺さった多くの剣が,これまでのゼミの実績を 物語っています。今日は板垣さんより,第二世代として手作りの「ほりたん神社」が贈呈されました。鳥居の先には,堀田先生と既に博士号を取得した登本さんの姿が。今後この2人の周りに,博士号取得者の姿が増えていく予定です。
最後は恒例のうな重で,ゼミで使いきって空っぽになったエネルギーをしっかりと補給しました。
(記録:D1小田)
中学校美術科の鑑賞学習における作品提示メディアに関する調査研究
高校生による教育用SNSを活用した協調的問題解決の特徴
小学校プログラミング教育の導入の経緯と理科教育に対する期待
大学生のソーシャルメディア使用と自己効力感との関係:TwitterとFacebookの比較
第30回ゼミ:2018/01/21(日)09:00-13:00
メディア教育論ゼミは,今回が30回目という節目をむかえました。
堀田先生のほか参加者は18名で,そのうち学外から大学3年生2名の参加もありました。遠方から夜行バスなどを利用して参加して下さったというエピソードからは,メディア教育論ゼミでの学びにかける思いが汲み取れました。
2018年最初のゼミということで,堀田先生から訓示を頂き,みなそれぞれの目標を再確認しました。
前回のゼミから今回までの間に採録が決定したゼミ生の査読論文は3本でした。
博士論文審査中の2名も査読論文を増やす結果となり,学位取得にむけて勢いがついた形です。
ゼミが終了してまもなく,青葉山には雪が舞いました。あすから都内でも積雪の予報が出ており,交通機関への影響も心配されています。その大雪の影響を受けることなく今年最初のゼミが無事に開催され,一同安堵して帰路に着きました。
余談ですが,ゼミ恒例の「うな重」は,普通盛と大盛があります。うなぎのボリュームは一緒でごはんの量が違うのですが,その差は写真の通りでした。現場からは以上です。
(記録:D3臼井)
メディア・リテラシー教育実践の継続,メディア接触,教師経験が小学校教師のメディア・リテラシーに与える影響
Development and Assessment of a Class System to Support Learning of Planing Motion
高等学校第1学年を対象とした統計的リテラシーの実態
プログラミング教育の経験に対する学習者の振り返りの分析
だれもが実践できる ネットモラル・セキュリティ
Causal Relationships between Media/Social Media Use and Internet Literacy among College Students: Addressing the Effects of Social Skills and Gender Differences
伝達経路を基に情報の信頼性を判断する思考を育成する学習プログラムの開発と評価
[解説]新学習指導要領における情報教育の動向
第29回ゼミ:2017/12/03(日)09:00-13:00
今日の最低気温は0度。肌を刺すような本格的な寒さの仙台・青葉山で,第29回ゼミが行われました。
参加者は過去最高の22人。修了したゼミ生や,大学に就職したゼミ生の研究室の学生,他大学の学生などがゲストとして参加し,メディア教育論ゼミのネットワークの広がりを感じる回になりました。
前回のゼミからの約1カ月間に採録が決定したゼミ生の査読論文は4本。そのうち1本は,修士課程を修了した相沢君によるものでした。
今年9月にメディア教育論ゼミ第1号の博士号を取得した登本さんからは,博士論文の製本が届きました。
堀田先生からは,修了後の研究のあり方について,修了後もゼミと関わりのある共同研究を続けてほしいこと,その一方で自立した研究者としてやっていくために堀田先生以外の人とも共同研究ができるようになっていく必要があること,などお話がありました。
(記録:D2村井)
小学校第5学年におけるグラフ解釈に関する短時間学習の効果
高校生における対人依存欲求とインターネット利用の性差との関係
高校生による教育用SNSを活用した協調的議論に対する生徒の自己評価に影響を及ぼす要因の検討
中学生に対するアカデミック・ライティング指導過程の改善
小学校管理職の授業観察の視点と洞察に関する検討
Tablet Use in Elementary Schools from Ergonomic Aspect
教員養成大学における情報モラル教育の講義の実践と評価:ワークシートと学年の違いによる授業設計への自信の変化に着目して
プログラミング教育用ソフトウェアのデモが教員養成課程の学生のプログラミング教育に関する意識に及ぼす影響
iPad活用初心者小学校教員による児童2人1台環境での活用法の特徴
小学校低学年向けプログラミング学習実践の設計
情報活用スキル育成のための放送番組と演習教材の連携の試み -NHK「しまった!情報活用スキルアップ」を活用して-
学習規律の徹底とICTの有効活用を土台とした授業実践の広まりと深まりの要因
小学校理科における単元の学習を振り返りまとめる活動の効果
第28回ゼミ:2017/11/05(日)09:00-13:00
本日,第28回メディア教育論ゼミが行われました。
ゼミの開始時刻9時台の仙台の気温は9.4度と,10度に達しない寒さでしたが,講義室で行われた議論はいつもと変わらず熱いものでした。
今日のゼミでは,各自の博士論文の指導を通して「博士論文を書くためのセオリー」「博士論文におけるオリジナリティ」「ゼミにおける学びのメリット」の3点が話題に挙がりました。
具体的には,博士論文の各章には書かれるべき内容があり,例えば研究の背景を語る第2章では,それ以降に出てくる先行研究が取り上げられていなければならないこと,社会人学生が多いゼミにおいて,自分の仕事の経験を生かすオリジナリティをどのように研究に取り入れるのかということなどについて指導がありました。
また,上記のようなセオリーやオリジナリティの追求の仕方は,どこにも書かれていない,誰も教えてくれないものであり,ゼミに出て話を聞いているかどうかは学びとしてとても大きなものであると,ゼミでの学びについての価値付けもありました。
ゼミ後,恒例の「ほりたん危機一髪」では,欠席者2名を除く3名が剣を指しました。
そして,こちらも恒例のお昼のうな重では,白熱した議論で消費したエネルギーをしっかりと補充することができました。
(記録:D2八木澤)
Comparing the Effects of Retrieval-based and Elaboration-based Learning in Primary Schools: Influences of Final Tests and Scaffolding
情報社会のしくみを小学校5年生に教えるための教材の開発と評価
困難な課題が出された場合における学習用SNS上の学習の調整に関する分析
小学校理科におけるプログラミング教育の効果の分析 -第5学年「ふりこのきまり」を事例として-
Prototype of an E-learning System to Learn Motor Skills for a Traditional Japanese Wood-Processing
新学習指導要領時代の間違えないICT
プログラミング教育における手順的思考力に関する評価方法の分析
平成29年改訂 小学校教育課程実践講座 総則
平成29年改訂 中学校教育課程実践講座 総則
登本洋子さんが博士号を取得しました(2017/09/25)
登本洋子さんが「中学生に情報リテラシーを育成するための支援に関する研究」にて,博士(情報科学)の学位を取得しました。学位記授与式では,修了生代表挨拶を務めました。
メディア教育論ゼミの院生として初めての博士号取得。後進が続いてくれることを期待しております。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)
The Effects of Personality Traits on Smartphone Dependency and Loneliness: A Study of University Students in Japan
マンガの読解力と文章の読解力の関係性 −小学校第6学年を対象とした実験的検討−
中学校の美術科教員を対象にした鑑賞用作品提示メディアに関する調査の結果と考察
高校生を対象としたラジオ局におけるメディア・リテラシー育成プログラムの改善およびその教育効果
番組制作者による記述の分析に基づいたテレビ・ドキュメンタリーのリテラシーの構成要素の検討
国際バカロレアにおけるアクティブ・ラーニングの実践と評価
第27回ゼミ:2017/09/10(日)09:00-13:10
秋の爽やかな風を感じるようになった9月10日(日),第27回メディア教育論ゼミが開かれました。
今回から新たに3名の方をメンバーに迎え,総勢20名によるゼミ開催となりました。
最初に堀田先生から,今後のゼミの進め方についてご指導がありました。ゼミ運営に対する各自の携わり方や,陰で支えてくれている人の存在を忘れてはいけないことなど,メディア教育論ゼミがチームであるために大切なことばかりでした。
また,博士論文の提出を目指しているゼミ生が増えてきていることから,博士論文提出までのスケジュールについてもご説明いただきました。博士論文を完成させるためには,先の見通しをもってかなり早めに,かつ質を高く仕上げなければならないことを改めて感じ,まだ道のりが遠い私であっても,気持ちが引き締まりました。
各ゼミ生の研究報告では,はじめに修了を間近に控えた登本さんから,博論執筆の際に役立ったWordやExcelの機能の紹介がありました。研究に直接関わる内容ではありませんが,こういった情報を共有していただけるのも,メディア教育論ゼミならではの良さです。
その後,修了が近い順番に各自の研究の進捗状況を報告していきます。今回は博士論文の構成について,多くのご指導がなされました。これまで査読論文にしてきたそれぞれの研究を一本の筋の通った論文にするのは簡単なことではありません。ご指導をいただいている発表者だけではなく,これから後に続く他のゼミ生も,貴重なご指導の言葉を聞き漏らすまいと,前のめりで聴いていました。
今回のゼミでは「研究には哲学がなければならない」というお言葉が印象的でした。なぜ自分はその研究をするのか,動機となっている怒りは何なのか,研究の成果は社会にどのように貢献するのか。こういったことは研究者として日々考え続けていくべきことなのだと,ゼミに参加するたびに強く感じます。
ゼミの終了後,修了を間近に控えた登本さんに,花束の贈呈が行われました。大変感動的な瞬間でした。これまで,研究に真摯に実直に取り組む大切さを示し続けてくださった登本さん。これから登本さんが残してくださった多くのものを,メディア教育論ゼミの文化として引き継いでいきます。
その後は,恒例のうな重をみんなで美味しくいただきました。ゼミ生みんなで,よく学び,よく笑い,よく食べる。これもメディア教育論ゼミの良さだと実感するランチをもって,ゼミが終了となりました。
(記録:D1大久保)