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槇誠司さんが博士号を取得しました(2018/09/25)

槇誠司さんが「児童生徒の統計的データの読解力に関する研究」にて,博士(情報科学)の学位を取得しました。
メディア教育論ゼミの院生として4人目の博士号取得となりました。続く後進の模範となってくれることを期待しております。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

誇らしげな槇さん

第36回ゼミ:2018/09/02(日)09:00-13:00

本日,第36回のメディア教育論ゼミが行われました。今回はゲストを含め18名の参加でした。今日の仙台の最高気温は22度で,学びを深めるのに最適な気候でした。
最初に堀田先生から,ゼミ生の近況と今後の学会参加についての確認がありました。9月28日から日本教育工学会全国大会が東北大学で開催されることもあり,大会での心構えを改めて学びました。

今回も,一人一人の研究の進捗状況の報告は前進ぶりを示すものでした。堀田先生からは「博士論文は筋が通っているかが大事」「何のための調査か,目的を明確にしておかなければいけない」「骨太の主張が必要」等,今回も私たちが共通して留意しなければいけないことを,ご指導いただきました。また,大学の紀要の活用や二重投稿にならないように留意すること,日本教育工学会のSIG活動といった貴重な情報を得ることができました。博士学位論文本審査会を終えた槇さんから,博士学位論文作成計画書と予備審査について詳しい報告があり,後進の道標を示してくださいました。

ゼミ終了後は恒例の「ほりたん危機一髪」です。査読論文が通った臼井さん,荒木さん,大久保さんの3人が対象でした。今回で49本となり,目標としていた査読論文の合計50本まであと1本となりました。また,間近に修了を控えた槇さんと鄂さんに花籠の贈呈が行われました。先達の研究やゼミ運営についての真摯な取り組みに感謝するとともに,メディア教育論ゼミの文化を継承していくことの大切さを改めて自覚しました。
(記録:D1佐藤正)

ゼミの様子

修了する槇さんと鄂さん
ほりたん危機一髪

白石合宿(第35回ゼミ):2018/08/04(土)~2018/08/06(月)

メディア教育論ゼミ第4回の夏合宿が白石温泉で行われました。白石温泉は豊かな自然に囲まれた緑のきれいな場所にあります。眺望の素敵な温泉宿で夏のゼミがスタートしました。

ちょうど仙台にお越しだった第一線でご活躍の6名の研究者の先生方が,グループでの話し合いやリフレクション等を通して指導をして下さいました。自分の研究についてご理解いただくにはどのように説明すればよいかについて勉強になりました。このことで,これまで自分がやってきた研究を俯瞰することができました。また,先生方から研究に対する臨み方や考え方など,普段とは違った視点でのご指導をいただくことができ,それが非常に大きな学びとなりました。

ゼミの卒業生からは,博士論文をどの様に書いていったかを,元ゼミ生としての視点でアドバイスをいただきました。少し前を走る先輩たちの話は実践的であり,具体的にどうすればいいのかを知ることができました。その後,議論は夜遅くまで続きました。

美味しい食事に囲まれながら,そして大きな学びをいただきながら,メディア教育論ゼミのゼミ生はこの夏にまた一歩前に進みました。

(報告:D3稲垣)

グループ討議の様子。

リフレクションの様子。
恒例の記念撮影。

第34回ゼミ:2018/06/03(日)09:00-13:00

第34回のメディア教育論ゼミが行われました。ゲストとして,修了生1名,学部4年生2名の参加があり,合計17名となりました。
今後の日程確認では,同じ研究会などでゼミ生発表し,お互いの発表を聞くこと,堀田先生からの発表に関するご指導や発表時の質疑をゼミ生が共有することの大切さのご説明がありました。私もこの研究会に参加していたので「その場にいること」の大切さを実感しました。また,9月末に予定されている東北大学でのJSET全国大会では,ゼミ生による発表と大会運営のサポートを行うことも確認されました。
その後,博士論文の執筆にもっとも近いゼミ生から順次発表を行い,堀田先生やゼミ生からの質問や助言を受けながら議論が展開されました。堀田先生からは,博士論文,査読論文の作成では「自分の研究における主張を明確にする」などのご指導がありました。毎回のゼミで同じご指導して頂いているのに,自分の研究では行えていないこと,あるいは他のゼミ生が同じ指摘を受けていることを鑑み,今後の研究に取り組んで行きたいと思います。
ゼミ終了後は恒例の「ほりたん危機一髪」です。今回は国際会議に査読論文が通った菅井さん,八木澤さん,大久保さんの3名でした。目標としていた査読論文の合計50本まであと4本となりました。また,博士号を取得した板垣さんから博士論文の製本が届き,先輩方の有難さを感じました。終了後のランチは,恒例のうな重を美味しくいただきました。
(記録:吉田)

ゼミの様子

ほりたん危機一髪
恒例のうなぎ

第33回ゼミ:2018/04/22(日)09:00-13:00

本日,第33回のメディア教育論ゼミが行われました。学位を取得された先輩方がゼミを去り,新たに2名の新入生を迎え,ゲスト参加を含め16名の参加者でした。青葉山キャンパスの木々は新緑が芽き,4月らしい景色でしたが,本日の最高気温は30度と暑い一日となりました。

ゼミでは,その暑さに負けないぐらいの熱い議論が続きました。一人一人の研究の進捗状況の報告は前回からの前進ぶりを示すものでした。堀田先生からは,「論文の書き方には技術がある」「怒りのない論文は心に残らない」「引用は厳密に」等,私たちが共通して心しなければいけないことをいくつもご指摘いただきました。また,私たちのゼミのよさである「他者からの学びを自分の論文に生かすことの大切さ」を,一人一人が自覚することができたゼミでした。

ゼミ終了後は恒例の「ほりたん危機一髪」です。該当者が不在だったので今回は担当者が剣を刺しました。今回で43本となり,目標としていた査読論文の合計50本まであと7本となりました。ゼミメンバーの精力的な取り組みでここまで来ました。また,博士号を取得した佐藤(和)さんから博士論文の製本が届き,道標があることの有難さを感じました。お昼のうな重では,「なぜゼミ終了後にうな重なのか」というエピソードも公開され,和気藹々の中で終えました。
(記録:D1佐藤正)

ゼミの様子

剣を刺す係の大久保君
恒例のうなぎ

堀田先生が情報科学研究科「研究者,駆ける」に掲載されました(2018/03/27)

東北大学大学院情報科学研究科では,「研究者,駆ける Days of Aobayama」というWebサイトの特集があり,研究科内の研究者を紹介しています。その8人目として堀田先生が掲載されました。ぜひご覧ください。

掲載された記事

「情報の海を行く羅針盤を,教育の現場へ」

板垣翔大君と佐藤和紀君が博士号を取得しました(2018/03/27)

板垣翔大君が「携帯情報端末により取得したセンシングデータに基づいた運動技能の学習支援に関する研究」,佐藤和紀君が「小学校教師によるメディア・リテラシーの授業実践の支援に関する研究」にて,博士(情報科学)の学位を取得しました。
メディア教育論ゼミの院生として2人目と3人目の博士号取得となりました。続く後進の模範となってくれることを期待しております。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

右から板垣君,佐藤君,なぜか槇さん,堀田

第32回ゼミ:2018/03/18(日)13:00-17:00

第32回のメディア教育論ゼミが,毎年年度末恒例の東京を会場としたゼミとして,東北大学東京分室で開催されました。ゲストとして,大学教員1名,修了生2名,学部3年生2名の参加があり,合計17名の参加となりました。
最初に堀田先生から,ゼミ運営についてのご指導がありました。「自分で学んでいくゼミを作る」というお話をいただき,修了生や3月で修了する3名の方のためにも,より良いチームとなるように,この言葉を胸に刻んでいきたいと思います。佐藤さんと板垣さんによるアメリカ研修の報告後,博士論文の執筆にもっとも近いゼミ生から順次発表を行い,堀田先生やゼミ生からの質問や助言を受けながら,議論が展開されました。堀田先生からは,博士論文,査読論文の作成では「型」を大切にすべきとのご指摘があり,それを各自の研究をいかに当てはめるか,論文中で使用する一つ一つの言葉は厳密に用いるなど,論文を作成する上での指針をゼミ生ごとに示していただきました。
今回はゼミ開催前のランチで,堀田先生のお誕生日のお祝い,間近に修了を控えた佐藤さん,板垣さん,望月さんに花束と記念品の贈呈が行われました(兪さんは欠席でした)。修了される皆さんが研究に真摯に取り組む姿勢を示していただいたことに感謝するとともに,論文作成やゼミ運営のために残してくださった多くのものを,メディア教育論ゼミの文化として継承していきます。
(記録:吉田)

東京分室でのゼミ
修了生は今回が最終回
お祝いのケーキ

第31回ゼミ:2018/02/25(日)09:00-13:00

本日,第31回目のメディア教育論ゼミが行われました。ゲストとして,現職教員1名,修了生1名,学部3年生2名の参加があり,合計18名でのゼミでした。
本日は,東北大学の学部前期入試の初日のため,大学構内で多くの受験生を見かけました。受験生達の緊張した面持ちにエールを送りながら,ゼミが開始されました。
本日のゼミでも,博士論文計画書の大切さ,研究構想をあらかじめ持って戦略的に論文を作成することの大切さなどがテーマとしてあがりました。
メディア教育論ゼミでは,自分の体験を振り返って共有する文化があります。本日も国際学会への投稿のための論文執筆や,博士論文のプロセスの振り返りがゼミ生から共有されました。他者のプロセスを追体験することで,自分が同じ状況になった際の心構えもでき,またその経験への堀田先生や他のゼミ生からのコメントによって,背景となる考え方も理解することができました。
ゼミ終了後,恒例の「ほりたん危機一髪」では,1名が剣を刺しました。査読論文が通過したら剣を刺すという「ほりたん危機一髪」は,まもなく任務終了の予定。既に刺さった多くの剣が,これまでのゼミの実績を物語っています。今日は板垣さんより,第二世代として手作りの「ほりたん神社」が贈呈されました。鳥居の先には,堀田先生と既に博士号を取得した登本さんの姿が。今後この2人の周りに,博士号取得者の姿が増えていく予定です。
最後は恒例のうな重で,ゼミで使いきって空っぽになったエネルギーをしっかりと補給しました。
(記録:D1小田)

ゼミでの議論
臼井さんが論文採録
ほりたん神社

第30回ゼミ:2018/01/21(日)09:00-13:00

メディア教育論ゼミは,今回が30回目という節目をむかえました。
堀田先生のほか参加者は18名で,そのうち学外から大学3年生2名の参加もありました。遠方から夜行バスなどを利用して参加して下さったというエピソードからは,メディア教育論ゼミでの学びにかける思いが汲み取れました。
2018年最初のゼミということで,堀田先生から訓示を頂き,みなそれぞれの目標を再確認しました。
前回のゼミから今回までの間に採録が決定したゼミ生の査読論文は3本でした。
博士論文審査中の2名も査読論文を増やす結果となり,学位取得にむけて勢いがついた形です。
ゼミが終了してまもなく,青葉山には雪が舞いました。あすから都内でも積雪の予報が出ており,交通機関への影響も心配されています。その大雪の影響を受けることなく今年最初のゼミが無事に開催され,一同安堵して帰路に着きました。
余談ですが,ゼミ恒例の「うな重」は,普通盛と大盛があります。うなぎのボリュームは一緒でごはんの量が違うのですが,その差は写真の通りでした。現場からは以上です。
(記録:D3臼井)

今日のゼミの様子
論文が採録されたメンバー
うなぎの普通と大盛

第29回ゼミ:2017/12/03(日)09:00-13:00

今日の最低気温は0度。肌を刺すような本格的な寒さの仙台・青葉山で,第29回ゼミが行われました。
参加者は過去最高の22人。修了したゼミ生や,大学に就職したゼミ生の研究室の学生,他大学の学生などがゲストとして参加し,メディア教育論ゼミのネットワークの広がりを感じる回になりました。
前回のゼミからの約1カ月間に採録が決定したゼミ生の査読論文は4本。そのうち1本は,修士課程を修了した相沢君によるものでした。
今年9月にメディア教育論ゼミ第1号の博士号を取得した登本さんからは,博士論文の製本が届きました。
堀田先生からは,修了後の研究のあり方について,修了後もゼミと関わりのある共同研究を続けてほしいこと,その一方で自立した研究者としてやっていくために堀田先生以外の人とも共同研究ができるようになっていく必要があること,などお話がありました。
(記録:D2村井)

たくさんの参加によるゼミ
論文が採録されたメンバー
熱く語る堀田先生

第28回ゼミ:2017/11/05(日)09:00-13:00

本日,第28回メディア教育論ゼミが行われました。
ゼミの開始時刻9時台の仙台の気温は9.4度と,10度に達しない寒さでしたが,講義室で行われた議論はいつもと変わらず熱いものでした。
今日のゼミでは,各自の博士論文の指導を通して「博士論文を書くためのセオリー」「博士論文におけるオリジナリティ」「ゼミにおける学びのメリット」の3点が話題に挙がりました。
具体的には,博士論文の各章には書かれるべき内容があり,例えば研究の背景を語る第2章では,それ以降に出てくる先行研究が取り上げられていなければならないこと,社会人学生が多いゼミにおいて,自分の仕事の経験を生かすオリジナリティをどのように研究に取り入れるのかということなどについて指導がありました。
また,上記のようなセオリーやオリジナリティの追求の仕方は,どこにも書かれていない,誰も教えてくれないものであり,ゼミに出て話を聞いているかどうかは学びとしてとても大きなものであると,ゼミでの学びについての価値付けもありました。
ゼミ後,恒例の「ほりたん危機一髪」では,欠席者2名を除く3名が剣を指しました。
そして,こちらも恒例のお昼のうな重では,白熱した議論で消費したエネルギーをしっかりと補充することができました。
(記録:D2八木澤)

白熱した議論
3名が「危機一髪」に参加
ごちそさまでした

登本洋子さんが博士号を取得しました(2017/09/25)

登本洋子さんが「中学生に情報リテラシーを育成するための支援に関する研究」にて,博士(情報科学)の学位を取得しました。学位記授与式では,修了生代表挨拶を務めました。

メディア教育論ゼミの院生として初めての博士号取得。後進が続いてくれることを期待しております。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)

修了生代表挨拶
記念撮影

第27回ゼミ:2017/09/10(日)09:00-13:10

秋の爽やかな風を感じるようになった9月10日(日),第27回メディア教育論ゼミが開かれました。
今回から新たに3名の方をメンバーに迎え,総勢20名によるゼミ開催となりました。
最初に堀田先生から,今後のゼミの進め方についてご指導がありました。ゼミ運営に対する各自の携わり方や,陰で支えてくれている人の存在を忘れてはいけないことなど,メディア教育論ゼミがチームであるために大切なことばかりでした。
また,博士論文の提出を目指しているゼミ生が増えてきていることから,博士論文提出までのスケジュールについてもご説明いただきました。博士論文を完成させるためには,先の見通しをもってかなり早めに,かつ質を高く仕上げなければならないことを改めて感じ,まだ道のりが遠い私であっても,気持ちが引き締まりました。

各ゼミ生の研究報告では,はじめに修了を間近に控えた登本さんから,博論執筆の際に役立ったWordやExcelの機能の紹介がありました。研究に直接関わる内容ではありませんが,こういった情報を共有していただけるのも,メディア教育論ゼミならではの良さです。
その後,修了が近い順番に各自の研究の進捗状況を報告していきます。今回は博士論文の構成について,多くのご指導がなされました。これまで査読論文にしてきたそれぞれの研究を一本の筋の通った論文にするのは簡単なことではありません。ご指導をいただいている発表者だけではなく,これから後に続く他のゼミ生も,貴重なご指導の言葉を聞き漏らすまいと,前のめりで聴いていました。
今回のゼミでは「研究には哲学がなければならない」というお言葉が印象的でした。なぜ自分はその研究をするのか,動機となっている怒りは何なのか,研究の成果は社会にどのように貢献するのか。こういったことは研究者として日々考え続けていくべきことなのだと,ゼミに参加するたびに強く感じます。

ゼミの終了後,修了を間近に控えた登本さんに,花束の贈呈が行われました。大変感動的な瞬間でした。これまで,研究に真摯に実直に取り組む大切さを示し続けてくださった登本さん。これから登本さんが残してくださった多くのものを,メディア教育論ゼミの文化として引き継いでいきます。

その後は,恒例のうな重をみんなで美味しくいただきました。ゼミ生みんなで,よく学び,よく笑い,よく食べる。これもメディア教育論ゼミの良さだと実感するランチをもって,ゼミが終了となりました。
(記録:D1大久保)

ゼミの様子
登本さんにとって最終回の参加
恒例のうなぎ