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小学校から大学・社会人までのコンピュータサイエンスの体系的な指導に向けての考察
第58回ゼミ(オンライン開催):2020/11/15(日)09:00-12:00
本日,第58回のメディア教育論ゼミが行われました。
オンライン開催も半年以上が経ち,オンラインでの開催がすっかり板についてきました。
冒頭では堀田先生から,いつもの通り,連続セミナーの今後の開催状況や国内外の学会や研究会の状況についての共有があり,どの研究会や学会で何を発表するのかを計画的に考えて投稿することについてお話がありました。その後は,博論が近いゼミ生から順番に8名が発表を行いました。
博士論文を書くことについて,これまでも多くの先輩方が,自分の体験と対策を共有していただき,暗黙知の蓄積が行われてきました。しかしながら,やはり自分自身がその立場になった時には,大変さは変わらず,時間をやりくりするための作戦を立て,やらないことを決めて取り組むことが必要であるということが大切であることを改めて実感しました。自分自身が社会人大学院生であるからこそ,博士論文作成に向けて,より意識して準備をしていく必要があることを感じました。
また,現在論文作成に向けて研究を続けているゼミ生に対しては,調査の質問項目の設計,査読論文で使う語句の選び方などの具体的な内容などについてご指導いただきました。論文の内容と投稿先の学会があっていることや,その学会の学術的な前進に寄与することが必要であることが必要であるなど,各自が論文を進めていくために必要な多くのやりとりが行われました。
本日も熱い議論をありがとうございました。
(記録:D3小田)
スマートフォンとAIの骨格分析を用いたのこぎり引き動作を習得するための遠隔授業の実践
児童が情報モラル教材を活用した授業後に保護者に説明する家庭での学び合いに関する一考察
プログラミング教育推進校の学習指導案における「本時の目標」に関する分析
小学生による家庭学習へのオンライン支援の試行
キーボードでの文字入力速度の向上を目指した短時間の作文の実践
小学校段階の情報教育を目的とした情報テキスト改訂の開発手順
メディア・リテラシーの視点からみるコロナ禍以前の小学校における遠隔・オンライン教育の実践事例の一考察
授業でChromebookを使い始めた児童が2カ月経過後に感じる学習の効果と課題
学校教育の情報化 -学校教育の情報化の推進に関する法律の解説と予算措置-
教員養成課程の学生が構想するG-Suiteを活用した授業実践に関する分析
小学校におけるクラウド学習ツールとWeb会議システムを活用した遠隔校内研修の試行
初等中等教育のコンピュータサイエンス教育とカリキュラムの特徴に関する検討
コミュニケーション・デザインの学びをひらく -教科横断で育てる協働的課題解決の力-
テレビドキュメンタリーに対する番組制作者と大学生の意識・態度に関する調査結果の比較
オンライン朝の会・終わりの会の実施および参加や効果に対する保護者の意識に関する調査
メディア・リテラシーの視点からみるコロナ禍の小学校における遠隔・オンライン教育の実践事例の検討
院生が学会賞を受賞しました(2020/10/09)
このたび読書学会にて,大久保君(D3)が「読書科学研究奨励賞」を受賞しました。
この賞は,論文誌『読書科学』に収録された論文から、優れた研究論文と認められた1編の著者に対して授与されるものです。
年会がオンライン開催だったため賞状が届きました。
メディア教育論ゼミの院生たちの研究がこのような形で学術的に認められることはたいへん嬉しいことです。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)
令和の時代の標準的な学習環境としての1人1台情報端末
第57回ゼミ(オンライン開催):2020/10/04(日)09:00-12:05
10月4日(日),第57回のメディア教育論ゼミが開催されました。
9月にお二方が博士号を取得されたことは喜ばしいことながら,ゼミのメンバーが減ってしまい,少し寂しい思いをしていましたが,そのお二方とも今回のゼミに参加してくださり,オブザーバー含めて合計13名の参加となりました。
ゼミの開催はオンラインですが,普段からSlackで報告やディスカッションを行ったり,ZoomやMeetで研究相談を行ったりと,日常的にオンラインのツールを使って各自が研究を進めています。そしてゼミ当日は,それぞれの報告から研究手法や査読論文・博論執筆の進め方を学びます。これまで何回も聞かせていただいていることもありますが,各自の現在の進捗状況に応じて,実感と伴った理解へと繋がっています。
教育のデジタルトランスフォーメーションが劇的に進む中,旬を逃さないように,そしてその先まで見通せるような研究を進められるように,今後も努力し続けていきます。
(報告:D3渡邉)
1人1台情報端末整備の背景とこれからの教育の情報化
教育委員会が本気出したらスゴかった。 -コロナ禍に2週間でオンライン授業を実現した熊本市の奇跡-
一人1台情報端末の学習環境が定着した地域のコロナウィルス対策の前後でのオンライン教育の比較
小学校第6学年算数科教科書の新領域「データの活用」の単元における統計項目の分類による比較検討
初等中等教育におけるICT操作スキルに関する研究
初等中等教育の教員によるテスト採点業務における指導の改善・検討に対する意識についての一考察
小学校の教科書で用いられている図表の表現形式による分類結果の比較
プログラミング教育推進校の実践事例における学年と教科等に着目した特徴分析
新学習指導要領による小学校第5学年社会科教科書における情報技術を題材にした学習内容の傾向
教員養成学部の学生が児童にICTを活用させる場面で想定できる学習活動の調査
人工知能を活用した下駄箱整理判定支援システムの小学校における試行的実践
初等教育段階からコンピュータサイエンス教育を導入している4カ国の予備調査
人工知能を用いたプログラミングについて理解するための小・中学校教員向けe-Learningコースの検討
小学校高学年児童におけるマンガ読書 ―読書実態および意識・態度に関する調査研究―
単元縦断×教科横断 -主体的な学びを引き出す9つのステップ-
木材の切断面の評価をAIの画像認識により支援するシステムの評価
第56回ゼミ(オンライン開催):2020/09/06(日)09:00-12:40
第56回メディア教育論ゼミも,コロナ対策のためオンラインで開催されました。宮城県のほか,東京都,神奈川県,静岡県,島根県,鹿児島県,沖縄県と,日本各地のゼミ生がオンラインで集まりました。戦後最大級の台風が九州地方に接近する中での開催となり,沖縄県や鹿児島県からの参加者が空模様の報告をすることからゼミがスタートしました。
この9月で博士号を取得して修了予定の山本さんと大久保さんが現役生として最後のゼミ参加となり,ゼミ終了後にささやかな修了式を行いました。堀田先生はお二人に,「修了後に研究を止めずにやっていけるかどうかが試されている」と激励の言葉を贈られました。修了する大久保さんからは、博士論文執筆の原動力となったエナジードリンクの紹介などもありました。
お二人は,これまでずっと博士論文の進め方や手続きのことなど多くの情報をゼミ生に共有してくださってきました。改めて,ゼミという仲間で一緒に博士号を目指すありがたさを感じました。
(報告:D3村井)
Remote Support for Programming-Related Teaching in Elementary Schools by University Students
Survey and Analysis of Teachers’ Test Scoring Work and Thought Processes in Japanese Elementary and Secondary Education
院生が学会賞を受賞しました(2020/08/22)
日本教育情報学会にて,山本先生(D3)が「奨励賞」を受賞しました。
昨年度の全国大会での全発表から1編だけが選ばれました。
札幌学院大学で行われる年会にて表彰される予定でしたが,年会がオンライン開催だったため賞状が届きました。
メディア教育論ゼミの院生たちの研究がこのような形で学術的に認められることはたいへん嬉しいことです。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)
教師,研究者,技術者によるWeb ベースのSTEM 授業検討会の進め方に関する考察
シンガポール・エストニア・韓国におけるコンピュータサイエンス教育の導入状況
小学校学習指導要領社会科の産業学習における資料を活用する技能や表現力の育成に関する用語の調査
タブレットのソフトウェアキーボードを日常的に活用している学級への外付けキーボード導入時における実態調査
オンライン授業に対する保護者評価の分析事例
社会科の教科書で用いられているグラフからの情報の取り出しに関する児童の実態調査のための問題の設計
急ぐべき学校教育のICT環境整備
ポストコロナ時代の新しい学校づくり
小学校第5学年社会科の教科書で用いられているグラフの表現形式による分類
学校でのタブレット端末の利用による生徒と保護者の健康面に対する意識の変化
院生が学会賞を受賞しました(2020/08/10)
日本デジタル教科書学会にて,安里さん(M2)が「若手奨励賞」を受賞しました。
今年度の全国大会での全発表者から2名選ばれたうちの1人です。
京都大学で行われる年会にて表彰される予定でしたが,年会がオンライン開催だったため,表彰もオンラインでした。
東北大学大学院情報科学研究科Webサイトへの掲載
日本デジタル教科書学会Webサイトへの掲載
メディア教育論ゼミの院生たちの研究がこのような形で学術的に認められることはたいへん嬉しいことです。
御指導・御助言いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。
(堀田)
Investigation of Structures of Television Documentary Representation Based on Qualitative Analysis of Descriptions by Program Directors
オンライン夏合宿(第55回ゼミ):2020/08/01(土)~2020/08/02(日)
毎年恒例のメディア教育論ゼミ夏合宿が行われました.
今年は,新型コロナウィルス感染症の拡大のため,3密を避けるべくオンラインでの実施となりました。ZoomとSlack,Google Driveを駆使して,各自リモートからの参加により夏合宿が実施されました。外部から講師の先生方10名をお招きし,OBOG7名,ゼミ生9名(博士課程後期)+2名(博士課程前期)の合計28名による合宿となりました。今年は博士課程前期のゼミ生も博士課程後期と同様に研究討議にフル参加となりました。
鷹岡先生(山口大),三井先生(常葉大)からは「私の教育工学人生」と題したご講演をいただき,講演内容について参加者によるディカッション&質疑応答をしました。また,複数グループに分かれてゼミ生の研究を講師とOBOGへご指導いただいた「博論・修論検討」,小柳先生(関西大),高橋先生(東京学芸大)による「総括」,1日目の夜に実施した「懇親会」と,例年行われている夏合宿とほとんど同じ内容で熱い議論,情報交換,交流が行われました。それぞれのセッションでは,Zoomのブレークアウトルームの機能を活用して,闊達な議論が行われました。リアル合宿との違いは温泉と食事がなかったことくらいでした。
研究に関する各議論では,教育工学について熟議,研究のモチベーション確認,自分の研究がどの分野に役に立てるのかの議論等々が行われました。ご講演いただいた先生からは,教育工学は学際的な学問領域なので,自分の研究だけでなく,他分野の研究にもアンテナを広げたり,教養を積み上げたり,さらには広く情報を収集するためには,外国語も習得する必要があることをご指導いただきました。また,われわれ堀田研は,堀田先生のネットワークで研究を進めることが多いわけですが,一人一人が独り立ちした研究者として研究を進められるように,意識を高く,プロアクティブに動けるようにとのアドバイスもいただきました。
ご指導をいただきました講師の先生方,誠にありがとうございました。
(報告:D3中川)
夏合宿前のオンライン懇親会:2020/07/26(日)21:00-22:30
堀田研究室では毎年,夏合宿を実施しています。コロナウイルス感染拡大防止のため,今年は集まることはできませんが,そんなことで学びを止める堀田研究室ではありません。8月1日(土)・2日(日)の2日間,オンラインで夏合宿を開催する準備をしています。
夏合宿に向けて,オンラインで,25日(土)夜は幹事団の最終打合せがみっちり行われました。さらに26日(日)夜には参加者の顔合わせを兼ねた懇親会が行われました。
26日(日)夜の懇親会には,堀田先生の呼びかけで,講師の先生方,ゼミOG・OB,そして現役のゼミ生の合わせて26名が参加。全員で乾杯した後,自己紹介や近況報告で盛り上がりました。
夏合宿本番も,この勢いで盛り上がっていきたいと思います!
(記録:D3渡邉)
テレビドキュメンタリーに対する番組制作者の制作経験および意識・態度の調査結果
これからの時代の学びのインフラとしてのICT環境整備
続・やってみよう! 小学校はじめてのオンライン授業
日本語キーボード入力の指導方略に関する研究
1人1台の情報端末を活用した小学校の授業における教師の教授知識の傾向
プログラミング教育推進校の実践事例における教材の使用傾向に関する調査結果
第54回ゼミ(オンライン開催):2020/07/05(日)09:00-12:00
7月5日(日)に第54回のメディア教育論ゼミが行われました。今回もオンラインでの開催です。発表者に加えてオブザーバーも3名参加し,合計14名の出席者でした。
今回は大久保さんと山本さんから,先日の博士論文の予備審査の報告がありました。予備審査のために準備すること,発表資料の作成の工夫や発表時の心構え等,審査に至るプロセスから審査当日までの取り組みを聞かせていただきました。お二人の報告は具体的であり,博士論文という目標に向かって進んでいる私たち後輩にとって今後の道標となるものでした。
その後の一人一人の研究の進捗状況の報告について,堀田先生から今回も熱くご指導をいただきました。「自分の構想を図式化することの大切さ」「博士論文の構想を常に考えていること」「ロジックをどのように考えるか」「木を見ながら森を見ることの重要さ」等,今後留意しなければいけないことを学びました。また,コミュニティの一員としてゼミの研究活動に貢献することの意義もご指導いただき,身が引き締まる思いでした。
ゼミ終了後には夏合宿のためのオンライン操作の練習をしました。幹事団は前日も打ち合わせを行い,準備を進めました。ゼミ員全員が成長するオンライン夏合宿に向かって前進しています。
(記録D3:佐藤)
withコロナ時代のICT環境の考え方
A Proposal of E-Learning for Skills of Traditional Japanese Wood-Processing Including Evaluation of Condition of Cutting Surface
IoT教材を活用した小学校プログラミング教育における学習課題を段階的に設定した授業実践
新領域「データの活用」における統計的データの読解力を育成するための教材についての一考察 -新型コロナウイルス関連のデータを活用した小・中・高等学校の教材作成を通して-
第53回ゼミ(オンライン開催):2020/06/06(日)09:00-12:00
本日、第53回のメディア教育論ゼミが行われました。緊急事態宣言が解除されてからの初のゼミでしたが、前回、前々回に引き続き、オンラインでの開催となりました。オンラインであるからこそ、資料は伝えたいことを簡潔に表現する、話もポイントを絞るといったことが求められますが、発表の仕方、ツールの使い方に関して、この3回を通してそれぞれがより慣れてきたことが感じられました。
今回のゼミは10名の発表者に加え、OB・OGも3名参加し、いつも通り、博論のゴールに近いゼミ生から順に研究の進捗報告を行いました。ゴールが近いゼミ生には共通して、博論の賞味期限に関してのアドバイスがあり、博論として、長く続く研究の価値を伝えることの大切さについて考える機会となりました。また、長く続く研究の価値を示すためには、自分の研究をメタ的に見ること、自分の論文がどの領域の何を解決しようとしているものなのかを俯瞰してみることが大切であることを、改めて認識しました。
ゼミ生の発表と並行して、Slackでは発表に対する関連情報、感想、気づきなどをそれぞれが書き込んでいますが、発表者にとっても、参加しているゼミ生にとってもより議論が深まる手段となっていることを感じました。
ゼミの終了後は、夏合宿についての合宿幹事の打ち合わせが行われました。今年度の夏合宿はオンラインで開催されることが決定しました。そのため、より有意義な合宿にするために、オンラインならではの工夫を行うことを中心に検討が行われました。
(記録:D3小田)
小学校理科におけるプログラミングによるアイデアの具現化を取り入れた防災教育の授業開発
Examination of an Educational Practice that Prevents and Alleviates Internet Addiction by Increasing Awareness of Internet Use and Addiction in Japanese High School Students
1人1台の情報端末を活用した小学校の授業における教師の意思決定モデルに関する提案 -キューの詳細および教授知識の追加-
初等中等教育の教員による手作業でのテスト採点業務と採点時における教員の思考プロセスの調査結果の概要
日常的にパソコンを使用している学生が1ヶ月間Chromebookを使用した際の記録の分析
小学校の教科書で用いられている図表の表現形式による分類
諸外国のコンピュータサイエンス教育に関するカリキュラム比較
ポスト・コロナショックの学校で教師が考えておきたいこと
やってみよう! 小学校はじめてのオンライン授業
第52回ゼミ(オンライン開催):2020/05/10(日)09:00-11:20
ゴールデンウィーク明けで,コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言が延長されてから迎える週末。感染者数は減少しつつありますが,まだまだ安心できる状況ではなく,今回もゼミも青葉山キャンパスに集まることはできませんでした。オンライン会議を使い,予定通りの日程でゼミが開催されました。
ゼミの冒頭は,今後のメディア教育論ゼミや,国内外の全国大会や研究会の開催,堀田先生が登壇予定のセミナー等の日程の確認がありました。多くのイベントが中止や延期,オンライン開催に変更となり,まだまだ先行きは不透明な状況です。
そのような状況ではありますが,ゼミ生は研究を各自で進めています。9月修了を目指すゼミ生をスタートにそれぞれの取組と進捗状況を報告しました。ネット上で事前に共有している資料を基に,要点をまとめて短時間で報告するように心がけています。対面の場合もそうですが,オンライン会議の場合には特に留意したい点でもあります。
オンラインによるリアルタイムでの指導と併行して,Slack上での情報交換や感想の交流が行われました。学会の全国大会や研究会の発表内容や投稿論文へのアドバイスなど,参加したゼミOG・OBやオブザーバーからもコメントをもらうことができ,同時・非同時を組み合わせたオンラインのゼミを進めています。
それぞれのゼミ生への指導において,「多くの先輩方の資料の蓄積をしっかり利用していくこと」「毎日2行ずつ書く習慣を付ける」など,これからの学びを進めていく上で重要な内容を共有することができました。これらは,ゼミ生全員に共通する「これからの研究者としての姿勢」に通じることでもあります。
感染者数が少しずつ減少しつつある中,対面でのゼミはまだ先になると思いますが,オンラインで仲間とつながって学びを深めていくことの大切さを感じています。
(記録:D3山本)
小学校プログラミング教育の推進に関する個人別態度の構造分析
PC1人1台時代の間違えない学校ICT
第51回ゼミ(オンライン開催):2020/04/19(日)09:00-11:20
コロナウイルス感染症対策のため,緊急事態宣言が全国に拡大された週末。キャンパスに集まることはできませんでしたが,オンライン会議システム等を使い,予定通りの日程でゼミが開催されました。
毎回のゼミの冒頭は,今後のメディア教育論ゼミ,国内外の研究会や,堀田先生がご登壇予定のセミナーなどの日程の確認がありますが,多くのイベントが中止やオンライン開催に変更。こんな状況がいつまで続くのか,先行きは不透明です。
そんな中でも,ゼミ生は研究の歩みを進めています。9月修了を目指す2人から,この4月にD3になった社会人院生までのドクター7人と,M2になったマスター2人がそれぞれの取組を報告しました。各自の研究内容は様々ですが,研究の妥当性を担保するため,同じ調査手法を採っている別の研究にあたることや,大学院生は,自分の専門分野に深い知識を持ちながら,関連する分野についても幅広い知見を持つ「T字型人材」であるべきだ,ということなど,全員に共通する学びがありました。
ネット上で共有している資料を基にしたオンライン会議システムでの発表と同時に,Slack上での情報交換や感想の交流が行われました。加えて,参加したゼミOG・OBやオブザーバーにもコメントをいただくなど,オンライン開催ならではの良さも味わうこともできました。
コロナウイルス感染症の拡大が深刻な状況である一方,世の中は急激に変化しています。自分の研究は社会的に価値のあるものだという信念を持ちつつ,「研究のチャンスを逃すと次は永遠にやってこない」ということを肝に銘じて,歩みのスピードを上げていきます。
(記録:D3渡邉)
学校アップデート -情報化に対応した整備のための手引き
超スマート社会に向けた我が国の初等中等教育の課題と学会活動への期待
PISA2018『読解力』調査結果を情報活用能力の観点から検討する
オンライン懇親会:2020/04/03(金)21:00-23:00?
本日は,メディア教育論ゼミの懇親会が行われました。
懇親会と言っても,対面で行う懇親会ではなく,オンラインでの懇親会です。
現在,コロナウィルス感染症対策のため,一堂に会するのがなかなか難しい状況があります。
今後,対面でのゼミの代わりにビデオ会議システム等を使ってゼミを行うことを想定し,その練習も兼ねての懇親会でした。
懇親会には,19名の現役ゼミ生やOBOG等が参加しました。
各自が各家庭で飲み物や食べ物を準備して,近況報告を中心に,約2時間やりとりが行われました。
近況報告では,新年度に入った現在の生活の様子,研究の進捗状況などが画像と共に紹介されました。新年度に入り,職場が変わった人や結婚して引っ越しをした人もおり,その報告があるたびに,みんなで拍手をしてお祝いをしました。
発表者が近況報告をしている間に,チャット画面では,他のゼミ生同士で発表内容に対する質問や感想がやりとりされるなど,オンラインならではのパラレルなやりとりも見られました。
また,自宅から参加しているということもあり,会の途中で飲み物を取りに行ったり,家の用事を済ませたり,家族が参加したりするなど,各自のスタイルに合わせた参加が可能であるのもオンラインならではだと感じました。
会の最後には,堀田先生から,オンライン会議システムをうまく活用するためには,
ミュートのオンオフなど細かいコツがいる,そのような使い方の確認をするのが今回の趣旨であったこと,このやり方が確立すれば,対面でやるゼミとオンラインでやるゼミの使い分けができるので,継続して取り組んでいきたいと思っている,といった話がありました。
メディア教育論ゼミも7年目に入りました。
ゼミ生だけでなくOBOGも増えてきて,学び続けることを保証すべく,どういうやり方が効率よく,また合理的なのか,いろいろなやり方を吸収しながら模索を続けています。
メディア教育論ゼミはまだまだ進化します。
(記録:D3八木澤)
Analysis of Teacher Training Students’ Understanding on Learning Objectives in Elementary School Programming Classes Using IoT Materials
計算論的思考の視点からみた小学校プログラミング事例の教材及び学習形態の分析
南九州地区短大生を対象とした日本語キーボード入力学習システム「キーボー島アドベンチャー」への関心に関する継続調査と日本語キーボード入力スキルの実態把握
小学校教師が意識して実践しているヒドゥン・カリキュラムの予備調査
「小学校教師の叱ること」に言及した書籍からみた著者の主張の違いに関する整理・分析
人工知能による画像認識を活用した下駄箱の靴の揃い方の判断支援システムの試作 -若手教員急増時代の学級経営を支えるAI活用の基礎的研究-
美術科の鑑賞教材における全天球カメラの活用に関する一検討 ‐実物大提示・多方向からの鑑賞および教材作成の簡便さの評価‐
教員経験,教員研修,同僚やメディアからの情報が,小学校教員のプログラミング教育への期待や課題意識に与える影響の検討
第50回ゼミ:2020/02/23(日)09:00-12:30
記念すべき50回目のメディア教育論ゼミは,粉雪が舞う仙台・青葉山で行われました。
新型コロナウイルスへの対応として,ゼミ生の参加は各自の判断とすること,参加する際はマスクなど慎重な対策をすることという条件つきでの実施でした。
ゼミの冒頭では,堀田先生から,3月修了の博士号取得修了に向けた動きやOBたちの研究活動などの話があり,身の引き締まる思いになりました。
今日のゼミでの堀田先生からのキーフレーズは「無邪気すぎるな」ということ。学会でも,研究でも,さらには世の中の色々な場面においても,複雑な状況の中で「できること」「できないこと」があり,皆,慎重に判断をしながら進めている。そうしたことを考慮して各自が動くことが必要であると,人としてのふるまいについて教えていただきました。
論文採択を記念する恒例の「ほりたん神社」にリボンを結んだのは,前回ゼミに続き快進撃を続ける山本先生でした。「科学教育研究」と「コンピュータ&エデュケーション」の2誌に採択が決まったそうです。
ゼミ終了後には,いつものウナギに加えて,長野のお店から取り寄せたケーキで50回目のゼミ開催をお祝いしました。
(記録:D3村井)