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2003.9.7(Sun) Published
週刊
堀田研究室
http://horilab.jp/mag/
━━━━━━━━━━━ Horita Laboratory Mail Magazine / N o . 63
「先ず"はい"より始めよ」(箕輪,2003)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ +今週のお品書き
+今週のほりたん
+今週のデジタル覗き窓
+今週の集中講義「総合演習」
+今週の集中講義「情報社会学特論I」
+今週の集中講義感想
+今週の集中講義講師を囲む会
+今週の2005年の教室を考える会Webリニューアル
+今週の北九州からの視察
+今週のぼやっきー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ +今週のほりたん
2003年8月30日(土)
新幹線で上京 「メディアとのつきあい方学習」ミーティング 懇親会
2003年8月31日(日)
新幹線で浜松 子どもたちと三太 明日から2学期
2003年9月1日(月)
新幹線で上京 第4回「2005年の教室を考える会」打合せ
文部科学省「IT授業実践ナビ」会議 新幹線で浜松
2003年9月2日(火)
研究室 ホテルオークラお迎え 黒上さんと箕輪さんの集中講義
文部科学省の宿題対応 プログラム制フォーラム 久保田で懇親会
2003年9月3日(水)
体調戻らず 研究室 ホテルオークラお迎え 清水休学手続き
高校情報教科書改訂打合せ 娯座楼で一献
2003年9月4日(木)
研究室 ホテルオークラお迎え 人事選考委員会 新幹線で名古屋
アシアナ航空でソウル 黒上さんとミョンドンの街でビールと焼肉
2003年9月5日(金)
漢陽大学 KAIEB NHK放送教育虎の穴発表 KERISの発表が興味深い
夕方レセプション サンゲタン
(堀田先生)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ++今週のデジタル覗き窓
集中講義「総合演習」と「情報社会学特論I」
http://horilab.jp/mag/nozokimado0063.html
2日から4日まで2つの集中講義が行われました。
スケジュールの関係上,両方参加することはできず残念でしたが,
ゼミ生たちは,それぞれの講義からたくさんのものを得ました。
(宮崎)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ +今週の集中講義「総合演習」
関西大学総合情報学部の黒上晴夫先生をお迎えしての学部3年生向の集中講義
「総合演習」が行われました。中身は3日間で高校生向けの総合的な学習の時間
を1単元分を作ってみるグループ演習でした。ポストイットを活用したブレイン
ストーミングでテーマを決め,自分たちで生徒になったつもりで調査,ezChart
で学習活動と学びを考えて,ルーブリックチャートを使った自己評価を行いまし
た。
この授業自体が総合のイメージであり,総合を作るための方法を学ぶためのもの
でした。3日とはいえ授業を受けた5グループそれぞれの単元を作っていました。
タイトルだけ掲載します。アナタならどんな授業を考えますか?
・国際比較で知る地域
・静岡国体
・家族って何だろう?
・世界陸上で考える理想の視聴スタイルを身につけよう
・携帯電話のマナー
(村上)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ +今週の集中講義「情報社会学特論I」
箕輪貴先生(現:NHKエデュケーショナル,前:NHK番組制作局教育番組部)をお迎
えして,大学院向け講義「情報社会学特論I」が行われました。
長く放送番組制作に携わってきた先生の経験を元に,
・マスメディアの舞台裏
・生放送の増加
・カメラアングルや音響効果が映像に与える影響
・ドキュメンタリーの手法
・教育番組の製作
・テレビの未来
等が講義されました。
我々は無自覚にメディアに接触しがちですが,番組製作の現場のお話を聞くこと
で,テレビをより面白く感じられる授業でした。実際の番組制作にまつわる技術
的な話題や裏話的な要素も,メディアリテラシーの重要な教材だと思いました。
授業のダイジェスト
・民放・NHK含め,テレビでは生放送が増えていて,それはテレビの本質と関係
がある。
・野球中継で使用されるマイクは約10本。音の組み合わせがリアリティを作る。
・太平洋戦争中の戦争映像には音は入っていない(でも番組では戦闘機のエンジ
ン音や発砲音が聞こえる)
・子どもを被写体にしたNHKのドキュメンタリーの系譜に「しらべてまとめて伝
えよう」がある。
(森下)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ +今週の集中講義感想
#3日間の集中講義に参加した堀田研の学生の感想です。
「総合演習」と「情報社会学特論I」は同時に開講されたため,どちらかに
参加して講義を受けました。
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「総合演習」(黒上晴夫先生) 講義感想
「総合的な学習の時間」での単元構想について,学習の最終的なねらいへ方向を
もって行くためには,どの順序で活動していけばよいのか,教師側がどのように
しかけを行っていけばよいか,ということが演習を通して勉強になりました。
実際に構想してみないと,どうなるかわからないので,難しいと感じました。
(西岡)
普段は小学校を対象に考えているので,高校生向けの総合的な学習の時間のカリ
キュラムを作る体験は新鮮でもあり、難しいことでもありました。
でも,カリキュラムの学習活動は小学生でも高校生でも同じで,出来上がるもの
のクオリティの差に違いが出るというアドバイスを受け,なるほどと思いました。
(福田)
「情報社会学特論I」(箕輪貴先生) 講義感想
3日間,本当に興味深いお話ばかりでした。その中でも「メディア・リテラシー
とは,現実をリアルに捉え,そこに存在する人・物・事を大切にすること」という
お話は私の今までの認識に足りないところだと思い,とても印象に残っています。
(宮田)
テレビ局の裏話から情報教育についてまで幅広くお話を聞くことが出来ました。
カメラ技法についてや,ダビング(音声を入れる)作業前と後の比較がとてもお
もしろかったです。表現するということに対して興味が深まりました。
(三好)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ +今週の集中講義講師を囲む会
9月2日から3日間,静岡大学にて集中講義がありました。
講師は,箕輪さんと黒上先生です。
初日の夜には,堀田研御用達の「久保田」にてお2人を囲む会をしました。
・集団に対する愛情あるマネジメントの大切さ
・Yesといい続けることで得られるチャンスの大きさ
・人に対する優しい心遣いや授業デザインの考え方
軽やかな語りの中に秘められたお二人の熱き思いが,参加した現場教員にとって
も学生にとっても重くずっしりと響きました。
(五十川先生)
━━━━━━━━━━━━━ +今週の2005年の教室を考える会Webリニューアル
来る11月15日(土)と16日(日)に,第4回2005年の教室を考える会が開
催されます。2005年の教室を考え続けて1年半。もはや恒例の合宿研究会になり
ました。
間近に迫った2005年に向け,今回も様々な立場の人が集まり,実践イメージを
一緒に考えていくことになります.皆様ふるってご参加下さい.
第4回2005年の教室を考える会
http://horilab.jp/031115class2005/index.html
(山田)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ +今週の北九州からの視察
夏休みの最後,8月29日(金)に北九州市立寿山小の金久校長先生と他2名の
先生方が都田小学校へ視察に見えられました。都田小としては,
・子供たちがいつでも利用できる環境提供
・学習活動の中に情報教育の内容や操作スキルを埋め込み経験的にカリキュラ
ムを構築していこうとしている様子
・ネットワークを利用した学校評議員制度の運営
・数値目標の設定と情報発信による職員の意識の追い込み
と言ったことを伝えたいと思いましたが,休業中ということもあり,子供の活動
が無い状態でどのくらい伝えられたか少々不安な面もあります。
逆に,こういった時にでもしっかりと伝えられる内容整理とスキルを身につけな
ければと思いました。
(小川先生)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ +今週のぼやっきー
『やっぱり世の中そうだったのか』
箕輪さん@NHKEDに飲み会の席で言われた一言。
「君たちね,何がしかのスキルが付いたらもっと楽になるとか思ってるのかもし
れないけど,そんなことはまず無いからね。」
うすうす気付いてはいましたが,やっぱりそうだったのか・・・。
(森下)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ +編集後記
チャンスを掴むために,とにかく「はい」と言って仕事を引き受けよう。
社会に出るにあたって,大変良い教訓となりました。
(山田)
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